※ 会話が続かず没


「お行儀が悪いですよ、シン様」
「何を言う。これは機会をうかがっているだけだ」
「ならば目を閉じてください。目は口程に物を言いますから」

ナマエの話に耳を傾け、相槌を打つジャーファルを見る。

「ようやく、と、私がも申してもよろしいのでしょうか」
「過剰反応とは言わないさ。それが俺のそばに居続けたジャーファルたる所以であるからな。...君は、いつから?」
「...置き手紙が読めないふりをするのは容易ですが、共に食べるご飯が不味くないということは嘘ではないのでしょう」
「ははは、実に君らしい。だが、それだけか?」
「ええ。あとは、ルフ、でしょうか」
「彼女にはルフがないだろう?」
「ありません。まるで土塊の人形が話し、笑い、動いているように見えてしまいます。最初こそ目の行き場に困りましたが、空虚の中にこそ、気づけるものがあるのでござりましょう。それは魔導士にはない目です」
「ルフが見えないからこそ...か」
「目というものは、厄介ですねシン様。私には見えてしまいます」
「俺には見えないからな。瞬くのは、光るのは星だけだな」
「あら、随分とロマンチストでいらっしゃいますね」


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