▼▲
さつまいも女、Girl(ガール)って歳じゃないから敢えての女よ!いっそ潔くって素敵でしょ?


 此れは、さつまいも好きな審神者が、ただただ美味い話を語るだけのお話。またの名を、飯テロネタである――!


 さつまいもは好き。
 何でかって、蒸しても美味しいし、焼いても美味しいし。賽の目に切って蒸しパンにしても良いし、御飯と一緒に炊いて炊き込み芋御飯にしても良いし。揚げるか焼いた後に、水飴を絡めて仕上げに黒胡麻を振り掛ければ、大学芋も出来るし。潰して加工すれば色んなお菓子やスイーツに大変身出来る。
 生のままでは食べれない食べ物だけれど、加工次第で御八つにも主食にもおかずにも出来ちゃう優れ物だ。何よりも、芋だから食べたらお腹が膨れるのが大変良き。
 最近のハマりは、甘辛く煮詰めた煮物で食べるのが最高に美味しい。此れだけでお腹が満たされるので、予め御飯を少なめによそっておかねば、うっかり食べ過ぎて胃の容量をオーバーしかねない故、注意が必要だが。
 其れまで抱いていたさつまいもへのイメージと言ったら、やはり代表格の定番な焼き芋やスイートポテトタルトに大学芋というイメージだった。が、偶々お料理番組で見掛けたさつまいもを使った煮物のレシピに挑戦してみた、父の作ったさつまいもの甘辛く煮た煮物を食べて以来、認識は一変した。最早、さつまいもへの固定観念が覆された瞬間と言っても良い。
 兎に角、さつまいもは何にでも加工出来る分、美味しく頂けるので、これから秋の味覚としてさつまいもの季節が到来する事を心より歓喜している。
 さぁ、皆もさつまいも好き同盟に入らないか?
「何か主が変な宗教じみたモン始めたよ……」
「確かに、さつまいもは美味しいし……戦時中では貴重な食料源でもあった事を考えると、納得な食材だと思うよ」
「食物繊維もたっぷりで、豊富な栄養素を兼ね備えた野菜だから、これからの秋を彩る素晴らしいものだよね! 主も話が分かるようで、僕も嬉しいし、大地もすっごく喜んでるよ!」
「さつまいもなァ……まぁ、俺の地元じゃ土産物でも有名なくらい馴れ親しんだ味だよな。腹が膨れて美味えって意味では同意するぜ」
「主が大好物な芋けんぴの発祥は土佐じゃき、わしもさつまいも好き同盟の一員ぜよ! さつまいもはエエぞ〜! まっこと美味いしのぉ! 今年もこじゃんと収穫出来る見込みやき、楽しみにしとうせ〜!!」
「収穫したら、一週間程寝かせて熟成させたら、美味しく料理してあげるからね!」
「さつまいものすいーつかぁ……うでがなるなぁ。むすもよし、にるもやくでもなんでもよしなところが、いいしょくざいで、なにからつくろうかかんがえるだけでこころがはずむよ」
「そうだね。秋は、“食欲の秋”という言葉がある通り、沢山の美味しい食べ物で溢れる季節だから、何を作るか考えるのも楽しみの一つと言っても良いだろう」
「南瓜と言い、さつまいもと言い、秋は主人にとっちゃあ美味しい物尽くし且つ好物三昧だな。何方も煮物にすると美味い上に腹に溜まって良いのも、また乙なモンだ」
「秋って、寒い冬を乗り越える為に沢山食べて栄養を付けて肥ゆる季節だからさ! 主も遠慮せず沢山食べて、その薄くて軽〜い体をどうにかしようね!」
「ごっちん……途中までは良かったのに、最後のは余計」
「あはっ! ごっめ〜ん☆ つい癖で!」
 取り敢えず、さつまいもは、秋の味覚としても最高の一言に尽きるという事である。
 満場一致したところで、今更異論を唱えたとしても頑として譲らないし認めないので、そのつもりで宜しくお願いします。
「ねぇ、俺達、今何を宜しくされたのコレ……?」
「さぁ……?」
「つーか、そもそもの疑問なんだがよ……今の集まりそのもの自体意味不明過ぎねぇか? 俺は、飯は食う専門だから、作る側の事言われても知らねぇぞ」
「大丈夫だよ、肥前君。大概、主も君とおんなじで食べる専門側だからね。作る側は門外漢さ。つまり、細かい事は全てスルーすべきだよ」
「も、元も子もない事を……っ」
「身も蓋もない事を言ってるの間違いじゃないかな……?」
「どっちにしろ、主は、さつまいもの素晴らしさを説きたかっただけなんじゃない? 俺は主に賛同するよ! さつまいもって、光る原石と一緒で、加工次第でどんな形にだって姿を変え美味しくなる! つーまーりーはぁ、と〜ってもアルケミー!」
☆特にオチもなく終わるよ――!


執筆日:2025.09.12
加筆修正日:2025.10.31
公開日:2025.10.31