思考をやめられない
時々、頭を空っぽにしたい時がある。特に深い事など考えず、目の前にある事象をただ眺めるだけだとか、たぶんそんな感じで。兎に角、其れ以外を深く考える事はしていたくない時がある。
何故、かは分からない。ただ、そういう時がふとやって来るだけだ。上辺だけをなぞるような、簡単だけれど、難しい事を。
だって、人は、何もしていなくとも考える生き物だから。ずっと考え込み過ぎるのも疲れてしまうから。自然と本能が働いているのだと勝手に思っている。此れは、ある種、生きる上で大切な事なんだと思う。ほら、今だって何かしらを思考しようと脳味噌が働いている。目の前の事だけに集中したら良いのに。
人間て面倒。複雑に創られてしまった分、思考回路も何もかもぐちゃぐちゃに混線しがちだ。だから、何もしていたくない事が起きるんだ。少なくとも、自分はそう考えている。哲学みたいな思考で嫌になるけれど。
人は考える事をやめられない生き物だから、上辺だけを浚って滑って深く考えないようにして、ただ眺めてみるだけ。俯瞰した思考とも言えようか。客観的に見たら、恐らく今の自分の思考は全てを外側から傍観するだけの傍観者のようなものだろうか。うん、また考えている。
人間てつくづく面倒。一つの事象に集中していれば良いのに、すぐ他の事を考え始めるから気が漫ろになって意識が散漫になって、失敗する。其れの繰り返し。本当面倒臭い。だが、其れが人間という生き物なのだろうか。至極面倒臭い、複雑怪奇な思考の塊をした、実は化けの皮を剥げば醜いだけの生き物。余程、その他動物達の方が短絡的で明確、単純に生きている。思考を止めるな、なんて聞くけれど、実際は止める事すら儘ならないものである。
さて、僕は
後書き
※原文は此方より。
初出日:2024.01.05/加筆修正日:2024.05.10