猫の目天気
ふと目が覚めて窓辺の側まで近寄ったら、サァーッという極々小さな小雨の降る音がする中から、小鳥の囀る鳴き声が聞こえた。
スマホのデジタル時計を見れば、朝方八時台頃を指していた。
寝惚け頭を働かせながらぼんやり思う。
(あれ……昨晩見た天気予報では、今日は晴れの予報ではなかったかね?)
ふわふわと寝起き特有の働かない頭でそんな事を思考している内に、雨足は少しばかり強まり、次第に屋根を打つ音を響かせ始める。どうやら、予報が変わってしまったらしい。
秋の空模様は変わりやすい。猫の目天気と例えられるくらいには、一日前や前夜に予想された天気を裏切るからだ。
まぁ、元々自分の住んでいる在住地域の天気は読みづらく、天気予報が外れる事など儘ある……というか、しょっちゅうだ。そんな具合なもので、仮に予報が外れたところであまり一喜一憂はしない。もしかしたら、ただの通り雨で終わるかもしれないし。
取り敢えず、何となく目が覚めて起きただけの自分は、気怠さの残る体を再び布団へ横たえて二度寝に勤しむ事にする。
さぁて、次に目覚めた後、今日は何をしようか。
取り留めもない事を考えるより先に睡魔が思考を深いところへと押しやってしまう。後の事は、起きた時に考えるとしよう。
急がず焦らず、気長にのんびりと行こう。特に、心と体がまだ元気ではない内は。
後書き
※原文は此方より。
執筆日:2024.09.19/初出日:2025.02.04
加筆修正日:2025.02.04