ALBUM
セレナーデ
2022/09/21 21:11
(ムウ魔ージ♀)21歳、女性、180p超
一人称:私
二人称:あなた
家の女性が代々占い師に就く家系。
家はその辺りを治める地位の高い家柄で、何か困りごとがあったり、その年の指針を決める時に占い師の女が占いを行い、判断していた。
セレナーデはそんな家で女性として生を受ける。幼少から背が高く生まれた為性別を取り違えて生まれてきたのでは、と笑われたりしたが、男として戦士の道に生きるほど勇猛でも無く、どちらかと言うと小心者であった。
またその家の女として占道を学ぶが全くと言って良いほどセンスが無く、村民の悩み事を占っても当たらず、果てにはセレナーデの陰鬱な様から、まさか呪われたんじゃ無いかと魔女扱いされた。
結局セレナーデはその家の男としても女としてもあぶれた。
その家が興ってからと言うもの、セレナーデのようなへっぽこ占い師は輩出された例が無く、周囲も戸惑い、セレナーデも身の所在をどこに置けば良いか分からず常に身を潜める様に生きてきた。
そんなある日、家の長老であるおばば様の占いによりセレナーデの処遇が決まった。セレナーデ自身がルーンストーンを袋から取り出して、出た目の意味に従う、と言うものだった。
センスが無い自分が引いて出た目に従うのは怖くて仕方が無かったが、目を瞑って引いたのは「旅」を意味するルーンストーンだった。
旅に出たのち、出会ったとおいちらと同行するのもルーンストーンで決めた。
とおいちからは自分達と一緒に行きたかったら行けば良い、石に聞く必要は無い、と言われたがセンスが無い自分でさえ占い以外に頼る物を知らなかった。
身につけている物は様々な占い道具。
「わわ私一応、占い師なんですけど、でもそのっ全然当たらなくて…だから占い師とか名乗るのも烏滸がましいんですけど…でも他に名乗りようが無いので許して下さい…。」
実は歌うのが好きで、たまにゴーシュの演奏にあわせて鼻歌を歌っている。音楽好き同士、メンバー内では話が弾む相手。