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速いッ!そしてこれは確実に目を狙ってきている!
「ワァーッ…ァ…?」
「何ッ?!」
思わず目を瞑り掌でうねうねを拒もうとする。
さっきの話を聞いて、あの女医をやったのは操り人形男だというのは何となく察した。そして彼はうねうねの操り師で、神社の階段でモテ男を攻撃したのもアイツなんだ。もう絶体絶命だ。なんで2度死ぬんだ私は、どんな運命だというのか。来るであろう痛みや死を予想して泣きたい気持ちになる。
…しかし絶対に拒む気で手をグーパーグーパーしても何も掴めている様子はない。痛みもない。何故だと恐る恐る目を開けると、なんと緑のうねうねは私の手を貫通していた。否、その表現は正確ではない。まるで空気を掴むかのように、まるでそれが透けている幽霊のように見えているのに掴めない、そういうことだった。
「何ッ?!」
「く…ッ。」
操り師は、私に攻撃できていない事が分かるのか戸惑った様子だった。しかしすぐさま次の攻撃をしようと、再びエメラルドの鋭い先端が私に向かってくる。
効かない、という事実を1度みたからといって確信はできない。怖い、そう思って再び目を瞑ると、小さなうめき声がした。
視線を向ければ、ボロボロになったモテ男がよろめきながら立ち上がろうとしていた。おいおい、大人しく寝てろよ マトモじゃあないぞあいつ…!
「立ち上がる気か…
だが悲しいかな、その行動を例えるならボクサーの前のサンドバッグ…
ただうたれるためだけのみ立ち上がったのだ。」
勿論彼に気づいたのは私だけではなかった。操り師は私に体を向けたまま横目に彼を見、そう呟く。
対峙するモテ男は口から血を垂らしている始末。少なくとも目の前で死人が出るのはいただけない、なんとかモテ男の逃げる隙くらい作ってやりたいものだ。操り師のキラキラは私には通用しないみたいだし…私一人残っても逃げられはするはずだ。今、ここで私が気を引けば…
ってバカかわたしは!何で見知らぬ男を助けようとしている!逃げろや!!
「この空条承太郎は…いわゆる不良のレッテルをはられている……」
え?