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「できた!ばっちゃん、見てて!」
「…」
「光彩陸離、改!」
「弱い、まだまだじゃ」
「くっ…もう一回!」





「白眼」
「ダメだ、こっちは通れねえ」
「北北西の方向に誰かいる…」

「誰かって?」
「誰だってばよ」
「あれは…」

「ナツメ…!?」
「ナツメさん!?」
「ナツメ、お前無事で…!」
「ネジ、離れろ!」
「なっ…」

「明遁、光明神」
「ナツメっ…」
「苦無が、黒くなってる…!」
「ナツメはやっぱりあいつらに…!」
「なあナツメ!目え覚ませってばよ!オレのこと忘れちまったのか!?」

「小賢しい」
「うわっ」
「ナルト!」
「くっ…」
「どうします、ネジさん…このままじゃ先に進めない!」

「仕方ない、ナツメを突破するぞ…!」
「っていわれてもよお…!」
「多重影分身の術!」
「光明神!」
「うわっ」

「しゃーんなろー!」
「明遁、光琳波!」
「くっ…!」
「サクラちゃん…!」
「あいつ、本当に操られているのか…!」

「影真似の術!」
「ぐっ…」
「ネジ、今だ!」
「柔拳法・八卦六十四掌…!」
「ぐあっ」

「お見事…流石日向一族に伝わる血継限界…素晴らしい」
「お前は…っ」
「蜂須賀黒曜…!」
「なにしにきたんだってばよ!」
「私の花嫁を自慢しに来たのです」

「花嫁、だと…!?」
「さあ、ナツメ、ご挨拶なさい」
「この度蜂須賀黒曜様と結婚することになりました、猿飛ナツメと申します」
「私と結婚したら苗字も蜂須賀に変わるのかと思うと感慨深いものがるな…蜂須賀ナツメ、良い響きではないか」
「最っ低…!」

「操られた相手と結婚してあんたはそれで満足なの!?」
「黙れ!」
「きゃあ!」
「サクラちゃん!」
「ナツメ、やめろ!」

「違う、これは…私の意思」
「ナツメ…っ」
「これは、私の…」
「ナツメ…?」
「私の…っ、違うっ…」

「ナツメ…!」
「意識が…!」
「明遁、光彩陸離!」
「なんだと…!?」
「自分を治しいるのか…!?」

「なんという精神力だ…!」
「明遁、光彩…!」
「ナツメ、もういい!大丈夫だ」
「ね、じ…?」
「ああ、オレだ…」

「ネ、ジ…会いたかった…」
「ああ…オレもだ」
「良かった…」
「元に戻ったのか…」
「くっそぉぉぉ!」

「暗遁…!」
「おやめください、黒曜様!」
「お前は…!」
「セツナ…」
「もうよいではありませんか…」

「あなたは…?」
「私は闇隠れの里のくノ一…天草セツナと申します」
「天草って…」
「母さんの、旧姓…?」
「ええ…私はナズナの妹です」

「えええ!?ナズナさんの!?」
「セツナ!この私に諦めろというのか!」
「そうです…あの二人は既に愛し合っているのですから…貴方の出る幕はありません」
「くっ…」
「今までのお詫びに手当して差し上げます。どうぞ着いてきてください…」