2期前に1期の話

アニ鰤千年血戦篇第1クールを何周か観た管理人の駄文。アニゾーン、Bステ、ブリコン語り他。

ブリーーーチ!!(あいさつ)

今日は七夕だ!一つの夢も完結させない内に現世では千年血戦篇アニメ化決定・制作進行・第1クール放送開始からのアンコール終了そして第2クール開幕直前までいったとさ。…………。

こんにち卍解!!(あいさつ)

あいさつを挟むとラジオ番組の如くオハナシぶった切りの仕切り直しができるのである。便利。アニメ制作者様方、元気の供給ありがとうございます!
この文章を書く前に『Spotify ANIZONEアニゾーン 』の千年血戦篇全4回と、過去のアニメシリーズのDJCD『BLEACH "B" STATION』(通称『Bステ』)の何回分かを復習してまた聴いたもので、なんだか筆のノリもそういうノリになっております私です。ね、冒頭からもうそんな感じでござんしょ。これは一護役のパーソナリティー森田さんの、高まりゆく
\ パカ /
を鼓膜に浴びた影響です。……パカぱかとはパーソナリティーりょくの略であることは勿論皆さま御存知ですね?(※BステVOL.1参照のこと)

サテ!こんな調子なのでお察しかもしれませんが。

最初は昨年末に「千年血戦篇アニメ一期の感想だけ忘れないうちに上げておこう」と思ってPCを立ち上げたのですが、私が享受したBLEACH“エネルギー”はそれくらいではやはり鎮まらないといいますか、熱暴走を抑えるには熱放出、つまり活字に変換出力してしまうのが一番!というおかしな生態かつ変な性質のオタクに育ってしまっているので、「だけ」なんて気楽な文章量で済むはずがありませんでしたことよ。というワケで、アニメ本編以外にも話を広げて長々綴ります。そも、嘗てはふた月にいっぺんは散文で発散していたのに、ざっくり言って二年ほど溜めっぱなしなんですよ。これはダム決壊前に何とかしておかないと(拍手お礼文のあとがきとかでポトポト漏らしてはおりましたけれども)。脳みそキャッシュクリア。

アニメ本編の感想は後半にとっておくことにしまして、まず前半はアニゾーンで公開された声優さんのトークを主軸に、Bステの思い出(できるだけ『VOL.』と付けて典拠も記しておきます)や過去のインタビュー記事の内容も交えて語ることにしましょう。


『Spotify オリジナルポッドキャスト アニゾーン』、もうお聴きになりましたか?
私は五年ほど前にあった久保先生によるBLEACHキャラクターテーマソング発表を切っ掛けに、Spotifyにはずっとお世話になってきております。良いサービスだ、ほんと、やってくれますね。お気に入りアーティストの新譜が詰まったプレイリストを自動で毎週更新してくれて聞き放題ってだけでも大したモンなのに、鰤ファンへの福利厚生まで篤い。助かる。ぶっちゃけ、ポッドキャストなるものを知ってはいたけどこれまたろくに聴いたことがなかった。LINEライブ然り、BLEACH公式の企画は私に新しいコンテンツ形態に触れる機会をプレゼントしてくれる。これ、要はいつも何度でも聴けるラジオですよね。ラジオは本来一回流して終わり、放送予定を知らなかったと嘆く者に対しては「お前のアンテナに引っ掛からなかった?知るかい、箸も準備してなかったお前が悪い。情報に飢えろ」という取れなかったらお終いの一方通行サバイバル流しそうめん。それが良い御時世になりまして、ポッドキャストなら地方民や社畜にも優しい。それはまるで24時間回転寿司チェーン。好きな時に暖簾をくぐればいつでも回っているお寿司、おまけにハイじゃんじゃん、何杯だって噛みしめてよろしくてよ!なわんこそばもセット、みたいな。……なんだこの喩え。
何その番組知らなかったまだ聴いてない!って方は、Spotifyアプリ内で「千年血戦篇」と検索してみてください。有料会員でなくともPC版やFire版からなら聴くことができます。
ただし一つだけ文句つけちゃいますと、「自動文字起こし機能」は使い物になりません。技術革新が進む昨今ですが、音声関連のAIは未だ及第とはいかないようです。耳から入る音だけでは解りづらいところを視覚情報たる文字で補おうという機能のクセして、なんですか「ケイゴが一番ハシャぎそう」を「敬語が一番。」とか、「千年血戦篇」を「天然血縁」とか、「ユーハバッハ」を「uは婆平」とか。誤字大喜利連発してんじゃないですよ。番組名の「アニゾーン(いいかんじのエコー)」からして「あ、ニジョウニジョウ」とかもうね、内容が頭に入って来なくなっちゃうんですよ。日本語って自動文字起こしに一番向かない言語かも。特に同音異義の誤変換がね……ゼンブカタカナニスルトマアマアイケルノカ?……いや、でもそれだとホラーな雰囲気になっちゃうな。というワケなので、ここは目を瞑って楽しみましょう(※公開直後は目も当てられなかったけど後から少し見られる程度には手直ししてるっぽい?)。


【22/10/7#1森田成一×折笠富美子】

一護とルキアだ!‪わぁこの感じ久しぶり〜!ってなりましたよね。新アニメ放送開始前でしたから、一足お先に名タッグ再来の喜びに浸れる回でした。そういえばBステ第一回もこのお二人でした。自然と当時のやり取りを思い出して懐かしくなってしまいます。緊張しぃフレッシュ森田さん&どこか辛口な先輩折ちゃんさんだったのに、今ではこんなに丸く仲良く……微笑ましきかな。とはいっても実は私、2005年当時は『radiko』という便利なサービスもなかったですし、ラジオ大阪の電波をキャッチ可能な地域住まいでもなかったので、2010年代から中古・新品混じりでBステCDを買い揃えていった中途参加リスナーなんですけど。
番組にお便りを送った方々は、リアタイで旧アニメを視聴していた頃は幼稚園生だったり保育園通いだったりしたそうで――嘘ォ?齢一桁には些か難解ではなかったかい?私なぞは多くの人間が香ばしい病気に罹患するといわれる丁度その年頃にBLEACHに出会ってしまったものだから、難読漢字も詠唱もするする覚えたが……しかし良作名作に出会うのは早ければ早いだけ人生も味よく素晴らしくなることだろう、羨ましいぞ君たち。でも中にはおかげで人生棒に振るやつもいたりするから気を付けるんだよ。
折笠さんの「エレクトーン習ってた」から始まった話のくだりで、森田さんは自らを「僕は野生児」(VOL.2で更木役・立木文彦さんと疑似餌渓流釣りの話してたときも“野生”を強調しておられました)から鍵盤とは縁がなかったみたいなこと仰ってました(御冗談を。「能ある鷹でしょうあなたは」ってツッコミ待ちですか?)。あの辺で私、Bステでさんざん耳にした森田家に纏わるお話を思い出して、つい口元が緩んでしまいました。はてどの回だったか、確か森田さんのお爺さんは武道!お婆さんは書道!な御人で、その辺り孫にも甘くなかったんだって聞いた覚えが。
文化祭についての話題では、燥ぐ様が目に浮かぶ浅野啓吾、変な食べ物を出すであろう織姫、良いノド飴が気になる卯ノ花さん等々、面白いお話が聴けましたが、中でも特に劇場版アフレコ収録の思い出話は愉快でしたね。聴けて良かったです。皆でファミレスに行って、隊長さん役のベテラン声優さんがずらりと居並ぶ光景は見てみたい。「たぶん二作目のとき」のことで、久保先生もご一緒されていたそうで。そしてこのお話に連動してまたBステの記憶が喚び起されました。劇場版キャストもゲスト(という名の“森田当番”(役職命名は恋次役・伊藤健太郎さん&マユリ様役・中尾隆聖さん))として何度か出演していらっしゃいましたよね。一作目からは茜雫役・斎藤千和さん、巌龍役・江原正士さん。二作目からは草冠役・石田彰さん、三作目からは姉役・平野綾さんが。も〜皆さんすごく楽しそうだったけなぁ。各回どれも明るい雰囲気で、ラジオ好きな人なら絶対ハッピーになれます。過去の番組ですから「新情報がないし今更聞いても仕方ないかな」と思われるかもしれませんが、それで敬遠するのは勿体ないですよ!でもCD新品はもうなかなか出回ってないのが玉に瑕……あ、劇場版回中だと私のイチオシは江原さん回です。お茶目。
それから、Bステとは別に思い出したことも。原作コミックス21巻の久保先生のカバーコメントです。ささ、お手元にある方はご覧くださいな。先生はアニメの中入りに行き、そのまま飲み会と洒落込み、「うまれてはじめてマンガ本をかいましたよ…」と初代山本総隊長役の故・塚田さんに話しかけられ、「先生はお酒、のまれないんですか…?」と藍染役・速水さんに訊かれ、更に他に同席している面々はというと一角役・檜山修之さんに斬月役・菅生隆之さん。想像するだけで圧が凄いオモシロ空間。声が良すぎて周囲のお客さんも聞き耳立てちゃう。
久々のアフレコで“気負ってる話”も興味深かったですね。なにぶん『このほの』でも“気負い”は第一章中盤におけるキーワードの一つでありますから。覚悟のある真面目な人ほど「気負う事」をやめるのは難しいですよね。この話題については#3にて杉山さんも触れていらっしゃいますが、「その荷を解いてくれるのは声を聴き慣れた仲間たちでした」という結論に至るの、最高では?思わず唸っちゃいました。気負いを勢いに変えてゆけ。
日番谷「仲間ともいうが……やはりあいつらは友だろう」


【22/10/14#2森田成一×山下大輝】

こんにち卍解!と始まった第二回。本編で憧れの「卍解」を言えないので、その分ここで言っとく山下さん。そしてお話を聞けば聞くほどイキのいいBLEACHファンであることがわかる。
千年血戦篇第一話アフレコの際に「スタジオが凍――」というお話、このポッドキャストで聴くより先に10/10の『アニメ!アニメ!』掲載の記事で読んでおりましたので顛末は知っていたのですが、改めて当人さんの口から聴くと、その時のスタジオの空気感まで伝わってきてニヤニヤしちゃうね。しかもその後も森田さんは各所におけるインタビューでこのお話を“鉄板”として繰り返し語っていらっしゃるご様子なので、余程お気に入りエピソードになったのでしょう。
#1に引き続き少年時代のお話もされていました。武道!武道ですよ。剣道空手あれやこれ、色々な道に精通されていらっしゃいます。元々声優業界に入る切っ掛けも某RPGゲームキャラのモーションを担当されたことからだそうですし。経緯は浮竹役・石川英郎さんとのトークで詳しく聴いた気がするので、BステVOL.6だったかな?うん、そうだな。青二。そういえば一昨年フリーになられたって発表されてましたっけ。
山下さんにはお兄さんがいらっしゃるんですね。実際に弟であることが、あの志乃さんと龍之介の良い具合の姉弟っぽさにも少し繋がってたりするんですかね。というかこうして山下さんが演じる行木くんの声を聴いていますと、アニメでカットされた台詞の数々、ぜんぶ聞きたかった……!演じて欲しかった……!と、惜しむ気持ちが溢れてきてしまいます。直接監修されている久保先生ご本人が「ギャグパートはカットしても構わない」という方向でどんどん進めていかれたそう(KOで仰ってた)ですが、こう、原作のあのギャグとシリアスの振り幅とバランスが大好きな私は、やっぱりアニメでもあの数々のギャグシーン観たかったです。「出ましたよ志乃さん!!!」の後に「やっぱり今の僕のセリフに“新発売みたいに言うんじゃない!”って…ツッコミがほしいです志乃さんっ!!」が欲しかったです。麒麟殿での一護の「うるせえししおどしだなっ!!!」「そんな赤カブみたいに!?」も聞きたかった。欲張りですみません。第一話、一護たちの登場シーンとかはカッコ良すぎて何も言うことないんですけど!!雨竜役の杉山さんもアニメ公式サイト掲載のインタビューとか他でも似たこと仰ってますよ!こうなったらアニメ本編とは違う場でもいいから死神図鑑みたいなノリの何かを見たいよね!それに石田雨竜は2.5枚目なのが魅力(VOL.3参照)なんですよ!あ〜ぁと、ギャグパートカットについてはもうちょい吐き出したいことがあるので、これは感想文後半で言及することにします。
この流れで次。


【22/10/21#3森田成一×杉山紀彰】

同級生でコンビ(VOL.3ではお笑いコンビも組んだ)な御二人。千年血戦篇は大きな戦いの物語ですが、強めに焦点が当たっているのは“ともだち”という関係ですよね。恋次とルキアは友を援けに。ハッシュとバズは友達だった(ここを過去形にするのは己の中でも異見が激闘を始める)。一護と雨竜はともだちです。一緒に馬鹿をやれれば嬉しい。背中を向けても心は真っ直ぐ通じ合う。中の人もともだち同士で、18年以上もそれぞれのキャラクターを演じ続けてこられています。そういうバックボーンがある役者さんの声が吹き込まれるアニメが制作されて、それをこれから観ることができる奇跡。ありがとう、ありがとう。もう今から血戦の終盤が楽しみで仕方がないです。
そうそう、“背中合わせ”といえば!あ、中の人の高校が背中合わせだったって話じゃないですよ、あのキャラソンを忘れちゃいけませんよね!雨竜のキャラソン『Aesthetics and Identity』。アルバム『BLEACH BEAT COLLECTION THE BEST 1』には『Aesthetics and Identity '07』もあるしBステCD(これもVOL.3)の方には『Aesthetics and Identity -TB Club MIX-』もある、一護と雨竜のデュエット。これは是非とも原作6巻を読み直しながら聴いていただきたい。「オマエを殴るためにも勝ち残るさ」、原作からママ抜き出しではない歌詞もポイント高いです。
お互いのキャラの声真似、懐かしすぎて爆ぜた。これもまたまたVOL.3でやったやつですよ。再びやってくださるなんて嬉しい!このリクエストお便り送ってくれた方にお中元をお贈りしたい。
オーディションのお話も聞けて良かったなぁ。フフフ、「終わったー!」って叫んだのはどなただったのでしょう。あとこの一護オーディションに関して、森田さんは最近別の場でもちょこっとお話されていました。10月にコカ・コーラとBLEACHがコラボして特製自販機が置かれたじゃないですか。私は原宿とか行ってないので買えてませんが。あれのイベントで「オーディションに遅刻した」って仰ってましたね。森田さんではなく事務所側(?)のミスで一日間違えて伝えられていたとか。そのミスに誰も気付かないままもしオーディション終了時刻を迎えていたら、一護役は他の誰かになっていたんでしょうね。ひぃ、ヒヤヒヤ。
あとこの#3で私は「イリーガルな香り」なんて初耳だったのですけど、皆さんは使いますか?ここで杉山さんが生んだ言葉なのか都心ではよく飛び交う単語なのかよくわからないので純粋に気になります。どっかで使いたいな。どこでだよ。
あとあと、話はまったく変わりますがBステ5thVOL.4を聴いてください。杉山さんゲスト回『〜食べられちゃう方が僕〜』。アニメのザエルアポロ戦を思い出しながら是非。何回聞いても同じ所で笑っちゃう。
「ザエルアポrくぁwせdrftgyふじこlp」


【22/10/28#4森田成一×菅生隆之】

イキナリですが、今回のポッドキャストのお話に入る前に、これまでのお二人の対談etcを振り返ってみようと思います。最初期のキャラソンCD『BLEACH BEAT COLLECTION』にはオマケトークは収録さっれてなかった……ハズ、なので、私が観測している範囲内で最初の記録は2009年。『BLEACH BREATHLESS COLLECTION: 01』収録の『TALK SESSION』。太鼓をテーブル代わりにマイクを挟んで向かい合うお二人。収録現場が雑ゥ!当時は原作でもまだユーハバッハの姿…以前に、存在が明らかにされていませんでしたから、純粋な“斬月”であった頃の菅生さんトークですよ。内容はアニオリ斬魄刀異聞篇での一護と斬月の活躍についてや、キャラソンレコーディング時の感想について。それから「貴方が『具象化してもらいたい』と思う愛用品は?」という質問企画。面白かったよ。想像してみてください、具象化したお財布くんと語り合う斬月を。
Bステの菅生さんゲスト回は4thVOL.5に収録されています。菅生さんが斬月を言い表すに「刀の精」「渋いおじさん」「意外とロマンチスト」「哲学的」「殆ど周り無視して『雨が降ってきた――』ワケが分からない」、「あっはっは」。落ち着いた渋い声でお茶目なことを。菅生さんの「卍解」が最初に聴けたのは多分ココ!……ハッ、でもあのコーナー実は「万事解決、略してバンカイ!」だったから「万解」か?……まぁいいさ、コレもなかなか面白い回でしたよ。想像してみてください、夏だからと海に行ってみたけど飽きちゃって一時間で帰る斬月を。アロハシャツ着てクーラーの下にいる斬月を。丘サーファー斬月。最後にお便りの宛先を読み上げてくれる斬月、いい、とても良い。良い声。
キャラソンの話もしておきますか。一護と斬月の曲をご存知ですか?『斬』『RAINBOW』『VERSSUS』なんと3曲もあります。といってもまぁ、斬月は歌わず合いの手のように劇中台詞を挟んでくる感じなのですが。しかしなんと斬月がしっかり歌ってくれるソロ曲もあるのです。その名も『Rain』。オススメです。さすが表現力が凄いんだ。

さぁここからはやっと今回のポッドキャストを受けての話をしよう。

菅生さんと森田さんの会話は、パッと聞きおじいちゃんと孫のよう(御年齢でいうなら親子だけど)……とはよく言われていそうですが、私の受けた印象を正しく言葉にするなら、やはりどこまでも『先達と後続』です。夕闇のなかの一灯と旅人とでもいいますか。森田さんが菅生さんのことを役者の大先輩としてそれはそれは尊敬していらっしゃるので、あんまり気安い仲に例えてしまうのも何だか失礼にあたる気がしてしまうのです(※重ねて申しますが個人の感想です)。とはいえ森田さんは杉山さん曰く「気遣いの人」ですから、アニメ方面で“中の人”としてなされるお仕事には不慣れだと仰る菅生さんを名MCとしてサポートしておられるワケですよ。なのでこういうアニメエンタメ現場に限っては菅生さんが森田さんを先輩のように頼りにしておられるのですよね。
お二人は業界の先輩後輩かつ同僚としての関係がとても良好であられる。全然関係ないこっちまで笑顔になっちゃう。一緒にいいお酒のんでください。私と同じ気持ちになった方は、アニメ千年血戦篇公式サイトに掲載されている久保先生と森田さんの対談記事も読むともっと幸せになれるぞ。そうそう、ポッドキャストを最後まで聞いた方には分かっていただけると思うのですが、
森田さん「隣にボク付き添ってますね」
菅生さん「うん頼むよ」とか、
「君のおかげでリードされて楽しかった」
「オレ駄目だよ君がいなかったら出来ないよ」とか。
二人称も違うのに何ですが、斬月が一護に「お前意外では」と語りかける様子を連想してしまって胸がウ゛ッてなりました。「お前以上に私を知る者など この世の何処にも居はしないのに」。原作8巻で一護と――黒塗り が邂逅を果たすあの場面ですよ。中の人と役を同一視は致しませんが、ソレはソレとして中の人ネタはそれなりに楽しむオタクですから、このポッドキャストを聞いた直後の時点で既に容易に想像できるようになっていました。一護を大切に想い、一護を優しい目で見守り、一護に心を託す斬月のおっさんの、声を。あの場面もついにアニメ化され(第13話『THE BLADE IS ME』)ましたけれど、それよりも前に。でも実際に菅生さんの吹き込まれた声を聞いてみると、想像できていても衝撃を受けました。とても感動しました。「私の心は 音をたてて 揺らいだのだ」(61巻)。もう漫画だって何度も読み返しているのに涙が出ました。鼻水まで垂れる始末。恥を承知で「自分で言うか?」てなこと言っちゃいますがね、つまり、私の斬月の心情に対する理解度が高すぎて共鳴不可避なんです。もらい泣きするわこんなん。
菅生さんがユーハバッハを言い表すに「おしゃべり」「怖い」「お友達にはなれない」。やっぱり前述した斬月とは異なります。だって斬月は『ユーハバッハであり ユーハバッハではないもの』だもの、違うんですもの。ゆえに一護は斬月と共に、死神として、滅却師の祖を倒すのです。
ところで今回、ハードル走で千葉県で一番になる斬月……が新たなるイマジナリー斬月として私のメモリに記録されました。やだ、私の中の斬月、面白すぎ……?


お次は!【Bステ】から色々話を広げるコーナー。


『前略、崖の上より』。Bステはコレから始まった(路線が決まったとも言う)。ルキア役・折笠さんのゲスト回(VOL.1)にて、森田さんが『霊力勉強部屋』の課題として作詞作曲されたヒーローソング。後に更木役・立木文彦さん回(VOL.2)でもこの曲をCD化・発売させようとアニプレックスさんにお願いの電話までしたりしてる。うまくあしらわれて終わった……かと思いきや、なんと約6年の時を経て2011年、5thVOL.2のCDにきちんと編曲されたものが収録された。その後も続々と、他にも番組内で森田さんが作詞作曲していた曲たちがCD化を果たした。という、何だそりゃ案件。
実は幣サイトには既にこのネタを盛ったお話が置いてあります。拍手お礼文『うつろう季節と死神篇』season2の一護回で冒頭に一護少年が歌ってる歌がソレです。これ公開当時に気付いてくれた人が果たしてどれほどいたことだろうか。気付いてくれた方は相当のBステマニアです。握手しましょう。

2ndVOL.5の一心役・森川智之さん回の話。森川さんは一心さんの他にも東仙隊長と椿鬼と「ギュウかポークか分からない虚」の声も担当されています。それで「同一回で兼役を出さないで欲しい!」という旨の心境をぶっちゃけておられます。声優さんが誰しも皆レジェンド野沢雅子さんのようにパッと役の切り替えができるワケではないようです。そりゃそうだ。
それが15年経ってまさかの!一緒に出ちゃいましたねぇ。アニメ千年血戦篇第11話『EVERYTHING BUT THE RAIN』。一心さんと東仙隊長が同じ空間にいましたね。原作にある描写の中ではあそこが最初で最後の共演です。空座決戦では東仙さん死亡後に父ちゃんが参戦したので擦れ違いだったんですよね。しかし森川さんはあのラジオ収録時より時を経て大ベテランといえる存在になっておられますから、さすがバッチリ切り替え出来てました。素晴らしいの一言です。
そういえば第4話『KILL THE SHADOW』では樫井笙人さんも同一回でローズ役と大前田役の両方をこなされていました。キャラが違い過ぎるのに同じ声帯……不思議だ(面白がってる)。
兼役といえば、Bステ4thVOL.3では狛村隊長&ラブ役・稲田徹さんが、VOL.5では水色&弓親役の福山潤さんが、それぞれその話題について語っておられました。当時のアフレコ現場の裏話が聞けて楽しいですよ。

一心さんのキャラソンはないけど東仙さんのはあるんですよ。『晩秋の音』と『星』の2曲。森川さん御本人も当時コメンタリーで「まさか東仙で歌わせてもらえるなんて」と驚かれていました。私もかなりビックリしました。東仙さんは謎が多すぎて秘密が魅力みたいなキャラだけど、キャラソンデビュー選考通るキャラか?っていうと絶対そうではありませんでしたから。プロデューサーさん思い切ったよな……。当然、公式ノベライズ『Can't Fear Your Own World』も存在してなかった頃でしたから余計に。今じゃ私にとってはその曲たちも彼を理解するための大きな助けとなっているので、制作してくれて感謝しかないんですけど。
キャラソンか?というと微妙に違う立ち位置である『ブリコン 〜BLEACH CONCEPT COVERS〜』というCDには、森川さんと小西さんが一緒に歌った『サンキュー!!』が収録されています。このCDのコンセプトは「鰤キャラがこれまでのアニメ主題歌をカバーする」であり、ジャケットにも歌ったミニキャラたちが描かれていますから『サンキュー!!』は旧九番隊が歌っているという設定なんだろう、とは推測できるのですが……「歌ってんの東仙隊長と檜佐木副隊長ですか!?
ほんとに!?ウソだろ!?」という仕上がりで。というかお二方とも別の兼役がありますし、そっちが歌ってるって説明された方がまだ納得できるというか。ゴメンナサイ、何回きいても一心父ちゃんと浅野ケイゴだと思った方がしっくりきます。歌はめちゃくちゃ上手いんだけどね、選曲もココしか九番隊男二人を宛がう先がなかったんだろうなぁとは想像できるんだけどね。さすがにちょっとキャラ的に無理があったぜ。檜佐木さんはギター片手にラップする姿を想像できないでもないけど。
『ブリコン』には他に『千の夜を超えて』のサビぜんぶ恋次から奪う朽木隊長とか、『一輪の花』で激低いお経みたいになるうえにデスボを披露する藍染隊長とかいて面白いですよ。マユリ様とネムのデュエット『Life is like a boat』は最高の癒し。狂気のキャラソン『12』とは雰囲気が大違い。そうそう、『マイペース』は開き直りが潔いのです。“コン”じゃなくて“真殿”が歌ってるって明言しちゃってますから。「ハァ〜難しいぜこの曲、オレにはムリムリ、真殿、お前歌え」。コンかわいい。真殿さんうまい。クソ、負けた気分になる。ここで突然に別作品の話題を挟みますが、『彩雲国物語』の黎深殿や『Fate』シリーズの陳宮みたいな真殿さんボイスも凄く好きなんです……。
ちなみに『ブリコン2』は破面メイン。個人的に曲とキャラが一番よく合ってると思うのはノイトラ役・神奈延年さん&テスラ役・中村悠一さんの『乱舞のメロディ』。よく“役”の声で歌い切ったな〜!と感心を禁じ得ないのはウルキオラ役・浪川大輔さんの『アニマロッサ』。スターク役・小山力也さんとリリネット役・浅井清己さんの『オレンジ』はサビがカワイイ。でもスタークラップは笑う。『さくらびと』担当は関俊彦さんなんだけどこれ設定アーロニーロじゃなきゃダメだった?て今でも思う。何度でも思う。私は勝手に海燕さんが歌っていることとして聴いてる。だってこの歌詞この歌い方、愛と優しさが溢れすぎている。これがアーロニーロなワケないよ!なア!
ブリコン語り、キリがないから今回はこの辺にしとこ。
あとこれはキャラソン『BLEACH BEAT COLLECTION 3rd SESSION:02 JEAGERJAQUES』の話なんですけど、最後のトラックのコメンタリーで諏訪部順一さんの
gjjj「お前のCDも 穴アキ・・・にしてやるぜ!!」
という貴重なボケが聴けます。原作24巻の「でねーとテメーも そこにコロがってる死神みてーに穴アキ・・・にするぜ!?」が元ネタでしょうね有難うございます。
総括:BLEACHのCDぜんぶ大好き。


ここらで漸く【アニメ】を話題の本筋に据えてみよう。

オープニングアニメの話。洒落ていて素敵です。特に隊花と隊長格のラッシュ!今までありそうでなかった演出でしたね。でも、ピンクで色調統一したのは意外だと思いました。ちょっとどうしてもダンガン〇ンパが頭を過ってしまう……。“血戦”なんだし、もっと赤らしい赤のが似合うんじゃないかなぁとも思ったりしました。赤いとエンコ死ぬ(←動画編集用語)から避けたのかな。

さて、ずっと上の方で「ギャグパートのカット」についての話を少ししましたが、以下の段落では一ファンの不満をまた少々吐露します。聞くだけ聞いてやるよという心の広い方だけ読み進めてくださいね。
第1話の行木くんの台詞の他に、「そこもカットしちゃうんですか……」って残念なような悲しいような気持ちになってしまった箇所があるのです。それは第2話、原作でいう55巻の134P。ネルとペッシェの要請で、ドンドチャッカを助けにこれから虚圏に向かおうというあの場面。雨竜は「僕は今回 同行できない」と言って断ります。それに対して一護は「滅却師は虚を滅却する為に居るんだもんな」と理解を示します。そしてその後、原作ではこう続きます。「お前ならそう言うと思ってたんだけどよ でも一応 声かけとかねえと お前あとでスネるだろ」。コレ!ここ、この台詞です!そして雨竜は「…お前な…」と呆れたように軽くキレて、一護もまた軽〜い調子であしらうワケです。この場面こそは、超!大事なポイントだと思うのです。だってコレ“ともだち”同士の遣り取りそのものでしょう。ともだちだから出来るノリ、イジリでしょう?しかもこの遣り取りが、雨竜が戦禍を被った瀞霊廷で一護の敵として前に立つ再会の場面、そこに至る前の、二人の最後の会話なんですよ。大事じゃないハズないやい。この短い遣り取りから明確に二人の絆を感じ取れるんだ。このともだち〜!な二人の遣り取りがあってこそ、終盤に雨竜がハッシュヴァルトに言い切る「僕らは“ともだち”だからだ」という台詞がより深く読者の心に沁みるようになると思うんだ。ハァ……でも、でもですね、解っております。久保先生が制作にしっかり関わっていらっしゃるうえでそこがカットされているなら、もう、仕方ないんだと。それで騒ぐようなら厄介ファンだぞと。わかっちゃいてもどうしても、私の胸中の靄は然り、きれいに消え去ってくれませんでした。

……さあ!切り替えてスキポイントの話をしますね。寧ろスキなトコの方がいっぱいあるんよ。

イーバーンが発した文言は久保先生も太鼓判を押す発音。流石はドイツ育ち駒田航さん。いいぞ、いいやられ役の調子だった。あと一護が卍解……するか!というところでの例の顔芸。あそこは原作より陰影が濃くて優ってるまである。なんだかバウント篇でのマユリ様の「死いイィィねエエェェ!!!」の顔芸を思い出した。アニ鰤スタッフには狂った顔芸カットを抜群に仕上げるプロがいる。
雀部副隊長の隊葬シーンは、先述した行木くんや一護の台詞カットとは逆で、台詞を削った事でより良く映像化できていたと思いました。原作では朽木隊長が雀部副隊長についての真実を詳しく語り教えてくれるので、読者も遅まきながら「そうだったのか」と彼を知ることができたワケですが……あそこをそのまま映像化してしまうと、お葬式中に滔々と喋る朽木隊長が爆誕してしまいます。あの長い語りの場面は漫画媒体だから違和感がなかっただけで、アニメであんなに喋ってたら鎮痛な雰囲気が薄れてしまったと思います。参列した皆が押し黙るなかで、山本総隊長が「火を」とのみ。とても印象的でした。
キルゲのキャスティングもグッジョブでした。実は私、原作を初めて読んだ時からキルゲの声はまさに山寺宏一さんで脳内再生されておりました。ぴったんこカンカン。「ハァイ!」の言い方は理想そのもの。「別物です」の言い方はなんで、何故そこでそこまで色気を出したんですか。ありがとうございました。
確か「旧アニメのキャストは殆ど続投します」という宣言がアニメ化発表後わりとすぐにありましたが、まさかドンドチャッカ役も故・郷里大輔さんに続投させてくださるとは。郷里さんにしか出せないあの声をまた聞けて嬉しかったなぁ。

ハリベル様がユーハバッハに抗っていた一幕、アレは原作では描かれていませんでしたよね。絶望感たっぷりな反抗戦だったことがよく分かってよかったです。
ロリとメノリがキルゲに歯向かうシーンの追加カットも良かったなぁ。相手の攻撃を利用して手錠を壊させるところ、短いけど見応えがあった。こういう動きの追加もアニメならではの良さ。
他に新規追加カットの話をするのに欠かしてはならないのは、まず雨竜と竜弦の対話シーンですね。原作にはなかったシーン。雨竜はどうやって滅却師の成り立ちを知ったのか、これで明らかになりました。
そして若かりし雀部長次郎の卍解シーンも。雷光を刃で絡げ取って目にも留まらぬ速さで刺突!成程そうやって使うのか〜一点刺突メインならそりゃレイピア形状で解号も「穿て」になるわな〜と納得した。元柳斎殿が言った「お主の磨き上げた卍解は… この程度では断じて無い!!!!」への共感度はマシマシになった。そうだぞこの野郎ベルチめ!という気持ちがアニメ視聴前よりずっと強くなった。凄いぞ強いぞ長次郎。千年前にユーハバッハを後ろから刺して致命的な一撃を与えてたとか聞いてないぞ長次郎。初代護廷十三隊隊長だったやつらを抑えてMVPだったのか長次郎。そりゃ千年後の再襲撃時に危険人物として真っ先に狙われちゃう訳だわ長次郎。
ユーハバッハと藍染の対話もアニメ書き下ろしでしたね。両者の威厳を保たせたまま強者の語らいを描くのって難しいよなぁ。構成担当さんも頑張ったし、監修の久保先生も特に注意した所とのことで。そして!ここでもう藍染の口と片目の拘束が解かれてるのもポイントですよね。誰がやったって、彼ですよ。何ヶ月か前に【無間】からちょいと脱獄してみた大罪人の先輩・痣城双也ですよ(※公式ノベライズ『Spirits Are Forever With You』参照のこと)。アニメには影も形も出てきてないのにココで存在を思い出させるんだよなぁ。現在、彼は大切なものを少しずつ取り返すために、心象世界で雨露柘榴とお話し中と思われます。がんばれ、がんばれ。
痣城の話題になったんでついでに言及しておきますと、更木隊長が3人の星十字騎士団と、更にその少し前には沓澤ギリコのことも難なくサッサと負かすことができたのは、痣城やシエンと戦ってきてたおかげでリミッターちょっと外れてたってのもありますよね。更木隊長本人には自覚ナシだけど。そして痣城は滅却師襲来の前に瀞霊廷との融合解除しといて本当に良かったよなぁ。してなかったら周囲の霊子を使って戦う滅却師たちによって地獄の苦しみを味わうことになっていたはずですから。

エス・ノトの声はキルゲと違って全然イメージしてた声と違ったなぁ。もっと高くて無機質な声で脳内再生してた。でもあの低〜くて耳に残るネトッとした声も良いですね。“恐怖”が喋るとああいう音になるのか、と。新たな知見を得ました。
朽木隊長の新録「散れ 千本桜」待ってた、ずっと待ってた。もう何度旧アニメを観なおしたりゲーム映像チェックしたりして繰り返し聞いたことか分からない、数え切れないほど聞いた台詞だけど、初めて聞く新たな「散れ 千本桜」。生きてて良かった。
山本重國VSユーハバッハは迫力満点でした。音楽もCGも最高の仕事してる。これぞ総合芸術、アニメーション。しかもこの戦いが拙宅の二次創作『このほの』に火を点けたようなものなので、個人的な思い入れも一入。いつか総隊長殿も『このほの』にいっぱい登場するようになります。バレバレだと思いますが、「炎」「亡者を叩き起こす」「いこうか」等、主人公さんのキャラ造形をするにあたっては彼というキャラクターから大いに影響を受けています。似ているところも結構あるけど、対比しているところも結構あったり。赤炎、白焔という色の他にもね。同じ炎熱系の使い手、という誼はなにも一心さんだけの特権ではないのです。『このほの』における総隊長殿と主人公さんの今後の関わり方をどうぞお楽しみに。
春水少年と若き一心隊長も遂にアニメ化されて声が付いてヤッタァ!めでたいね!なにしろ私は新アニメ化発表前時点からずっとこの2キャラをメインに巻き込んだ二次創作を書こうとして色々ネタ溜め込んでたような人間だ。感無量。喜ばしすぎて筆が止まってる。でもいま暫くこの感慨に浸らせて欲しい。ハァ〜……。……一心さんが乱菊さんに見つかってお盆くらって「ぱう」の下りもアニメで観たかったな。

細かいトコですけど、ルキアのお見舞い中の一護を呼びに来た男モブ隊士のキャラデザが原作とはかなり違ってたのは笑っていいトコ……だよな?原作だと髪はベタなし奇抜ヘアー、メガネは目尻がつり上がった形、服の襟も肩も白いから多分白衣を着た技術開発局員……だと思うんだけど。アニメでは何の変哲もない黒短髪、なんかフツウの四角いメガネ、死覇装……になってた。マユリ様の御遣いなんだから技局の人だと思うんだけどな。なんでこんなとこわざわざ変更したんだろ。
虚圏にいる浦原さんがコンを使って通信してきた場面で登場した秘密道具が“グリムジョーがイヤがる音を出す装置”であることは、既にKOの質問コーナーで明らかにされていました。が、「アニメ化に際してどう描けばよいか」とスタッフさんから久保先生に質問がいったとき「お任せで」と答えた結果、チャドのその装置はマラカス形態にされましたとさ。ってなんじゃそりゃ面白。映ってたの3秒にも満たないのに画が強い。
曳舟隊長のごちそうくってるコン、かわゆい。その後で曳舟隊長が“義魂”について教えてくれてるときの、黒背景に金色の砂みたいなキラキラ表現、どっかで似たのを見た覚えがある。どっか……そうだ、昔のアニ鰤EDテーマ『Baby It's You』だ。あの頃はOPやEDの映像を毎週一部だけ変えたりするのがトレンドだったっけなぁ。

更木と卯ノ花。二人の剣八の戦いは、作画は勿論そうですが、何より立木さんと久川さんの好演が光っていました。お二人の対談も公式サイトに載っていますから要チェックですよ。更木剣八が戦いのさなかに「楽しい」「つまらない」以外の、こんなに湿度の高い感情を剝き出しにして渇望を叫ぶ。卯ノ花八千流が自己の抑制をやめて「戦いこそすべて」と認め、それでもなお勝利欲を上回った希望を囁く。うーん、これは殺しアイ。卯ノ花さんが卍解したときに流れ始めるBGM、バッハの『小フーガ ト短調』っぽい部分あったよね。テッテレ テッテレ テッテレ テッテレ。

千年血戦篇がアニメ化したら聞きたい台詞ランキング(個人の独断と偏見による)で割と上位に食い込んでたやつ、檜佐木さんが六車隊長にほざく「東仙隊長を悪く言われる筋合いはねえぞ」。聞けた。満足。言ってる相手がこの世で一番悪く言う筋合いがある。でも檜佐木さんは知らないから言っちゃったんだな。少年時代からの憧れ六車隊長が現世逃亡を余儀なくされた直接的な原因が東仙要の謀反だったって知らないから。六車九番隊の席官を皆殺しにして六車隊長のこともブッ刺したなんて知らないから。でも六車隊長も六車隊長なんだよ、だってそのことを檜佐木さんに一生教える気がない。それは東仙隊長のことを未だ慕い続けている彼への気遣いゆえか、それともことこの点においてはもう見放しているのか。嗚呼、目は口ほどに物を言う。

あとこれは無駄知識なんですけど、千年血戦篇アニメ第4話のアイキャッチにあった護廷十三隊の解説文が、初回放送分とそれから配信でも暫く「真央霊術院」が「真王霊術院」になっていました。現在は修正されています。今後も誤字には気を付けていただきたいですね。公式さんが誤字ったままだと我々も……その……困ることがあるので……(過去にこんなこともあった。因みにそのぴえろさんの公式ページ、今でも誤字はそのままである)。



……毎度の如く画面右端のスクロールバーがとんでもない小ささになっておりますが、まだまだ書きたいことはいっぱい。初代護廷十三隊のキャラ達についてや二年分のKO会報誌感想はまた今度別記事にしようかな。別ジャンルだとFGO紙月とかポケモンSVについても纏めておきたいな。

明日には千年血戦篇第2クール『決別譚』の放送が開始かァ。早いものだなァ。楽しみだなァ。予告されている完全新規バトルシーンってどこのことだろう。原作では省かれちゃった平子隊長&桃ちゃんVSバズビーとか詳しく知りたいし、狛村隊長を背負った射場さんの漢気全開裏話とかも気になる。スーパー副隊長白が霊術院の生徒を守るために戦うシーンもいいよね。
さぁて録画予や…………嘘……だろ……無い……だと……?「BLEACH」で番組名検索しても番組表を確認しても出て来ない。わぁ、なんということでしょう。私の暮らす地域では決別譚のTV放送がありませんなんてこったコンチクショウ。BS11クンでもやらないなんてそんな馬鹿な!バーーーカ!!!おっとショックのあまりただの暴言を吐いてしまった。
というワケなので私はリアタイできません。できる方は楽しんでくださいね羨ましい!!!……はぁ。仕方がない!アマプラやニコニコで追っかけますよ〜!!


BLEACH 2023/07/07
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