再び灯りし焔と共に

死ぬれば死神
ふたたびともりしほのおとともに

 真央霊術院の入学試験までは半年以上もある。まずはすずろに、気の向くままにどんどこ進もう。そして驚いたことに、私は生前よりも体力が凄いことになっていた。死んでこちらの世界に来てからそんなに無理をしたことがなかったために、今まで気が付かなかったのだ。これは特訓を経て霊力が増したからだろうか。体がとても軽い。そんな調子で何日か歩き通し、洞穴や木陰で野宿も過ごし、町や村があれば宿を借りてそこに住む人々と他愛ない話をした。いたって平和だ。しかしある日、変な噂を聞いた。


「前触れもなく、ぽっかり消えてしまったんだって」
「そんなことがあるものか。ひとりふたり行方知らずというならまだしも」
「近くでそんなことが続くから、この地区まで逃げてきたやつがいんだとよ」
「でっかい虚が服を剥いでからまるごと喰っちまってるんじゃないかなぁ」
「恐ろしい……早く死神が何とかしてくれないものか」


 ふむ。他にも耳にした話をまとめて要約するとこうだ。『十数人ほどの流魂街の民が、着ていた服と草履だけを残して消失している』……そんな事件が、いくつかの地区で続発しているらしい。
 鯉伏を発つ前に本で読んだ知識を基にすると、だ。この尸魂界では、現世……生前の世界だと有機物・無機物と区別されていたもの全てが一概に霊子という物質で構成されている。生物は死んでからある程度の時間が経つと、着ているもの諸とも霊子化という現象で尸魂界の一部となり、現世への転生を待つことになるはずだ。だのに、今回の事件では着ているものは残っているらしい。まさかその消失したという皆人みなひとが自ら何もかも脱ぎ捨てて蒸発した、なんてわけあるまい。町人が話していたように「虚が服を脱がせてから喰らった」というのも可能性は零ではないが、そんな特異なことをする虚が本当にいるのだろうか。駄目だ、分からない。いづれにしろ物騒な話だ。原因が明らかになっていないと防ぎようがないし、こればかりは天運に任せるしかないのかもしれない。

 決して自分には関わりのない他人事だとは思っていなかったが、町を後にしてからそう経たない内にそれらしき現場に出会でくわしてしまうとは思ってもみなかった。

 ここの地区の人々はとても貧しい装いをしている。しかし近くに綺麗な川が流れており、飲み水に困ることはそうそうない。これは一月ほど旅をして知ったことの一つなのだが、不思議なことに、どうやら霊力を持たない者でも水だけは必要らしいのだ。ここよりもっと数字の大きい地区では、飲み水を手に入れるための盗みや殺しが日常茶飯事だと聞く。
 きっちり整った服を着てここらをうろつく私を物珍しげにじろじろと見てはくるが、襲い掛かってはこない。それでも流石にこの地区に住む誰かの家に泊めてもらおうとは思えなかったので、今日は野宿にしようと、ぼろな家々からは離れて森に入ろうとした。そして繁みに差し掛かったところでの、これだ。
 死神が着ている死覇装しはくしょうという黒い装束が、帯を締めたまま10着。同じように、草履を履いたまま足袋ごと脱いだような物が10対。身に着けていない死覇装と足袋にわざわざそれぞれ帯と草履を結ぶ……なんて殊勝なことをする奇天烈者でもいない限り、 有り得るはずのないものだ。


「ぞっとしないねぇ……」


 早々にここを離れたい気分だが、まだ近くにこれをやった犯人がいるとしたら、下手に動かない方がいい。残された服などを犯人が回収していったという噂は聞かないし、今はかえってここが一番安全かもしれないからだ。現場から離れて安全を確保したつもりが、犯人の後を追いかけていて遭遇してしまいました!なんてことになったら、間違いなく一巻の終わりである。

 ばらばらと撒かれたようにある死覇装の傍らには、刀が転がっている。十中八九死神の使う斬魄刀だろう。持ち主の魂を元にして様々な能力や形状が作られていくという、死神なら誰もが所持している不思議な力を持つ刀。開花した能力はその刀に魂を写し取らせた本人にしか扱えないらしいから、おそらく私が抜いて振るおうとただの日本刀としてしか機能しない。それでも、竹刀しかろくに武器を持たない身では、万が一のためにもどうにかすがりたかった。合掌して名前も顔も知らない死神たちの冥福を祈ってから、一振りの斬魄刀を拝借した。

 すぐそばにあった大木の根元に腰を下ろし、斬魄刀を抱えて眠りについた夜。私は、不思議な夢を見た。無限のように思える闇の空間に突如、白い焔が燃え上がり、その中からハクが姿を現したのだ。


(ハク!もう会えないかと思っていたよ)

(――沙生。こうして再びまみえることができて嬉しい。しかし、我はずっとお前の中にいたのだ)

(どういうこと?)

(我とお前は死んですぐ、志波海燕たちを助けたい一心でひとつに融合した。お前は自身の秘めた力で我の神力を最大限に引き出し、戦うことができたのだ)

(神力……ハクは神様だったの?)

(不死を司り、不死の炎を操る伝説の鳥がいるだろう。我はその逆だ。死を司り、死をあたえる焔を荒ぶ。但し今は――我は沙生の一部。魂を写すという斬魄刀を介することで、こうしてお前と対話ができる)

(なるほど)

(お前、あまり分かっていないだろう)


 いやいや、そんなことはありませんよ。たぶん。しかしその話が確かならば、私は生前、死を司る神使の白鳶を相手に遊んでもらったり手紙を運ばせたりしたことになる。なんて命知らず。


(これからもハクを相棒だと思ってて……というか、ハクって呼んでいいのかな)

(なんだ、委縮しているのか?お前はそのままでいい。名は……こうして斬魄刀として写された我の名は、別にある。だが、それはきっとお前が長い時をかけて我から聞き出すものだ。それまではその名で良い)

(……うん、分かった。ありがとうハク)

(ああ。沙生、忘れるな。我はお前といつまでも、共に――)


 心地よい眠りから覚めると、抱えていた斬魄刀がほんのりと熱をもっていた。そして眠る前と比べると、柄も鍔も形状が若干変化している。普通なら、真央霊術院で死神を志す者に与えられるというすべての斬魄刀の最初の形――浅打あさうちから個人固有の斬魄刀になっていくまでには、大変な鍛錬を積まなければならないはずだ。……これは、誰かのものだった斬魄刀が私のものになったという認識でいいんだろうか。私の魂と同化しその一部となっていて、生前から縁も絆も深いうえに神力を持つハクが写されたから、こんなにも早く刀が変化したのかもしれない。だとしたら、随分と珍しい例なのではないだろうか。


「始解を習得するには、斬魄刀との対話と同調……だっけ。追々やっていかないと」


 爽やかな朝だ。しかし、嫌でも目に入る10着の死覇装が胸の中につうと冷水をそそぐように気味悪さをぶり返させる。立ち上がって腰に斬魄刀を差し、十分に周囲の様子に気を張りながらこの場を移動しようとしたところで、ズン。ズンと大地が低くとどろいた。思い違いでなければ、確実にそれはこちらに近付いてきている。この嫌な気配を感じるのは、これで二度目だ。今すぐにでも遠くに逃げ出したかったが、子どもの悲鳴が聞こえて私の足は止まった。――見捨てるのか?死神を志しておきながら!!


「うああああ!!たっ、助けて!!わああああ゛あ゛!!!」


 意を決して繁みから飛び出すと、見通しの良い平原で、三人の少年が一匹の巨大な虚に追いかけられていた。少年の一人からは、喜之助と同じような気配のようなものを感じ取れた。微弱ながら霊力を持っているのかもしれないし、だとしたら恰好の的となってしまう。もうすぐにでも追いつかれてしまいそうだ。一か八か、自分の霊力を垂れ流せば、虚はバッと私の方を向いた。


「落ち着け、落ち着け。志波は頭を狙えって言ってた……って、」


 頭、高い!!こちらに向かってくるその虚は巨体で、左右三本ずつの六本足で象みたいにドシドシ走り、象の鼻よりも首が長かった。周りに壁も木もないから、それらを足掛けにして高く飛び上がることもできない。奴が首を振り下ろしたとき頭を斬るか、もしくは脚を斬り落として地に伏せさせるか。今の自分にはそれしか方法がない。
 覚悟を決めて構える。虚は長い首で大気を裂くように振りかぶると、そのまま勢いよく横薙ぎに払ってきた。屈み込んで避けつつ首の真ん中あたりを斬りつけることができたが、浅い。この虚の形状から考えれば、後ろをとるか体の下に潜り込んでしまえば死角に入れるはずだ。首の猛攻を何とかしのいでやっと右後ろの脚を一本断ち周りを見てみると、なんと、白い外套を羽織った四人の死神がいつの間にか現れ、同じようにして他の四本の脚を断ったところだった。


「吹っ飛ばせ」


 振り返ると、後方に袖のない死覇装を着た死神がひとり毅然と立っていた。その姿は瀞霊廷通信で見た覚えがある。彼の斬魄刀は、一瞬で短刀に形を変えた。


断地風たちかぜ


 次の瞬間、虚の首と頭が中から炸裂するように爆風を起こして吹っ飛んだ。
 突如現れた死神たちは仲間の無事を確認した後、少年たちを助け起こしている。


「ホラ立てぼうず!名前は何てんだ、あ?」

「う…、ひ…檜佐木…修兵…」

「修兵か、強そうな名前じゃねぇか!泣くな!」

「ひっく…う…うあ゛い…」

「んで、そこのお前」

「私?」


 呆然としていたところに声を掛けられ、はっとする。袖なしの死神――九番隊隊長六車拳西は、こちらをキッと睨みつけてきた。な、何だってんです。


「休暇中だとしても来るような場所じゃねぇだろ。どこのやつだ」

「どこの?えーと……鯉伏」

「てめえおちょくってんのか?あ?」

「けーーーんせ〜〜〜〜い!」


 割って入ってきたのは、鮮やかな明るい黄緑髪で、副隊長の証である副官章を左腕に巻いた女性の死神、久南白だ。襟巻布が目に痛い派手な色で、和服と合わせるには些か奇抜な恰好といえる。彼女の手には、あの帯を締めたままの死覇装が握られていた。


「白…てめえ戦闘中どこ行ってやがっ…」

「そこの繁みのなかにねぇ!こんなの落ちてたよ!ほい!死覇装!ここにねいっぱい脱いであんの!10着も!」


 それを見た六車隊長は少し黙りこくった後、部下なのであろう死神たちに次々と指示を出していく。最終的には、ここに残っている死神は隊長の六車、副隊長の久南、そして仮面をつけた部下の三人だけになった。流魂街の民の間でも噂になっていた消失事件を、護廷十三隊も既に調査し始めていたらしい。そしてあの10着は、調査の先遣隊として派遣された死神たちのもの。「魂魄消失で初の死神の犠牲者だ」と言っているのが聞こえた。


「で、結局てめえはどこのやつだ」

「さっきも言いましたけど鯉伏です」

「何番隊だっていてんだよいい加減にしろ」

「あ、あー……私、まだ死神やってません」

「は?」


 噛み合わないのでちゃんと話し合ってみたところ、どうやら向こうは私を休暇中か何かの死神だと思っていたらしい。死覇装を着ていないとはいえ斬魄刀で虚と戦っていたのだから、そう思うのも無理はないのかもしれない。「なら学生か」とも訊かれたので、これから学生になりに行くのだと答えるとまた驚かれた。


「それで、その先遣隊さんの斬魄刀を護身のためにと思ってお借りしました。あの、お返ししたほうが……?」

「いや、いい。死神になるんだろ?ならくれてやる。院に行ったら九番隊の六車から貰ったって言っとけ。ただし大事にしねぇと許さねぇぞ。部下の形見だからな」

「……はい」


 斬魄刀を固く握り直す。またほんのりと熱を発しているように感じた。なんとなく、ハクが「良かったな」と言っている気がする。六車隊長は私に向き合って、左肩にぽんと手を置いてきた。今度は睨みつけているというよりはしかと値踏みするような目だ。


「お前、名前は」

「楠山沙生です」

「沙生か。お前、霊術院卒業したら九番隊に来とけ」

「え〜〜なになにけんせースカウトしてんのーー!!ご指名〜〜!?」

「うるせえ!!!」


 六車隊長は振り向きざまに久南副隊長をぶん殴ろうとしていたが、何てことはなくひらりとかわされている。この二人はいつもこんな調子なのだろう。仮面の部下は特に止めに入ろうとする素振りもなく、ただ深い溜息をいていた。苦労がうかがい知れる。
 でも、彼に見込まれたことは素直に嬉しいと思った。さっきの戦闘で初めて隊長格の戦いを目の当たりにしたが、けたが違う。それまで体にまとわりついていた虚の霊圧が一瞬で掻き消えて、彼の霊圧がびりびりと痛いくらいに木霊したのだ。赤子の手を捻るより、とはよく言ったものだ。それほど力量差が歴然としていた。


「白、東仙、この辺を調べるぞ!ついて来い!ぼうず共!オマエらはさっさと家に帰れ!日のあるうちにだ!いいな!」


 助かったことにまだ実感が湧かないのか、三人の少年はさっきから脱力したまま一歩も動いていなかった。ただしその中で、檜佐木修兵少年だけは、六車隊長に向ける眼差しも外さないままでいた。


「沙生」

「はい」

「またな」

「……はい」


 三人の死神はこちらに背を向けて調査に向かった。しかし一方、三人の少年はまだ動かない。仕方ないなあ。


「君たち、家まで送っていくよ。ほら立って」


 もそもそと動き出した少年たちの後ろについて暫く歩いていく。ぼろ家が立ち並ぶ辺りに差し掛かると、小太りの少年とツンツン頭の少年は、ぼうっとした表情のままそれぞれ左右に分かれて行ってしまった。何だか心配なので修兵少年に確認してみる。


「えっと、あの子たちの家はそっちにちゃんとある?大丈夫?」

「そうだよ。あいつらの家族なら今も家にいるだろうし……まぁ、大丈夫だよ。あの、その……沙生、さん?」

「ん?なにかな修兵くん」

「うーんと……よかったら、うち上がっていきませんか」


 そう言った修兵少年は、不安そうに目線を下げながら手をもじもじさせている。何か話したいことでもあるのか、それとも今は家に誰もいなくて寂しいとか……そんな理由かもしれない。


「じゃ、お言葉に甘えようかな。お邪魔させてもらうよ」


 そういう訳で彼の家に招かれた。思った通り中には誰もいなくて、部屋も入ってすぐ目の前にあるこれしかなさそうだ。隅にある籠の中には、自分で採ってきたのか、食べられそうな野草や木の実が入っていた。かめには水。その隣には、手作り感あふれる小さなかまどがあった。やはり彼も腹は減るようだ。


「ちょっと待ってて。野草茶でも淹れるよ」


 戸窓からぬるい風が吹き抜けていき、湯を沸かす火の音がパチパチと鳴る。さっきまで絶体絶命だったとは思えない長閑のどかさだ。少し待つと、彼は律義に湯呑を丸盆にのせて持ってきてくれた。礼を言って一口飲んだら、これが意外とおいしいのだ。いったい何の草だろう。何種類か混ぜていそうだ。


「その、まだお礼言ってなかったから。助けてくれて……ありがと。沙生さんって、まだ霊術院に入ってないんでしょ?どうやって、そんなに強くなったの」

「修兵くんは強くなりたいの?」

「……うん」


 たった二文字の返事だが、強い意志が感じられた。六車隊長は、私よりも彼を勧誘すれば良かったんじゃなかろうか。生前、爺様の道場までやって来て「弟子にしてくれ」と言う者たちは大勢いたが、その中でも芽を出す者は限られていた。先天的な要素もあるだろうが、私が当時思ったのは、目だ。伸びる者は良い目をしている。ちょうど、今のこの少年のような。
 一から十まで語るとだいぶ長くなってしまうから、掻いつまんで話してみる。生前のことを少しと、弟の喜之助と切磋琢磨したこと。修兵少年は興味深そうにいろいろ質問してきたので、稽古のやり方や心構えについてできるだけ丁寧に答えていった。そうしてずいぶん話し込んでいたら、二人同時にぐうと腹の虫が鳴って会話が止まる。


「そういえば……」

「……今朝から何も食べてなかったんだっけ……」

「沙生さん、木の実食べる?」

「ありがとう。あ、あとこれも一緒に食べよう」


 風呂敷から、喜之助と一緒に作った干し芋や肉の塩漬けを取り出して広げてやると、修兵少年は頬を少し染めて目をきらきらさせた。川が近いし魚くらいは釣っているかもしれないが、あとは野草と木の実ばかりで、あまりこういったものは食べたことがなさそうだ。


「うまい!これ、なんか力がつきそう」

「それは良かった。遠慮しないでどんどん食べてよ」

「誰かと一緒に食べるなんて、いつ以来だろう……あのね。俺の家族、ずっと帰ってこないんだ」

「……そうか」

「物を食わなきゃいけないのは俺だけだった。でも、一人で食べるのは寂しいだろって言って、一緒に食べてくれてたんだ。それで……食べ物を探してきてくれるって言って家を出たっきり、もう一年になる」


 そう話す彼の表情は、もう家族が帰ってくることはないと分かっているみたいだった。


「さっき一緒にいたあいつら、虎彦と牛次っていうんだ。うちに来てもいいぞって言ってくれてるんだけど、あいつらの家族は俺のこと良く思ってなくて……今日のことで、よけい悪くなったと…思う」


 霊力を持つ者は、それだけ虚に狙われやすい。彼の友達の家族は巻き添えをくうかもしれないと危惧しているんだろう。酷いようだが、彼らを悪く言うこともできない。誰しも虚に襲われたくなどないのだから。


「……修兵くんさ、引っ越す気はあるかい」

「へっ?」

「私が住んでた鯉伏の家に。弟の畑を手伝えば食べ物には困らないし、強くなりたいならうってつけの本だってたくさんある。ここより治安も良いしさ」

「ほ、ほんと……本当に?それなら俺、そこに行きたい!」

「その気があるなら連れて行ってあげよう」

「行く!あいつらにお別れ言えたら、すぐ行く!」


 鯉伏を出てからここまでは一月くらいかかったが、それはぐねぐね寄り道しながらのんびり来たからだ。真っ直ぐ行けばおそらく一週間ほどで辿り着ける。源信長老も喜之助もきっと彼を快く受け入れてくれるはずだ。とんぼ返りする破目にはなるが、時間はたっぷりあるから特に問題ない。
 修兵少年はすぐと言ったが、今から発っても、泊めてもらえそうな家か宿がある地区に着くより先に日が暮れてしまいそうだ。友達には明日の午前中に挨拶してこようとさとして、今日は私もこの家で一晩を過ごすことにしたのだった。


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