ああ、今日も雨が降っている。(英)
それは何の前触れも無いことだった。
日本が俺との同盟を破棄した。
「もうあなたと一緒に戦うことは出来ません」
そう言ってあいつは俺に背を向けた。
今までに見たことの無いくらい冷たい目をして。
「何故だ?」という一言さえ俺は掛けられなかった。
手を伸ばしてあいつの腕に触れることさえも。
もしそれが出来ていたら何かが変わっていただろうか?
それとも何をしていてもこの現状は変わらなかったのだろうか?
別に寂しいわけじゃない。
独りでいることには慣れている。
幼いころからずっと、俺は兄貴たちに嫌われていた。
・・・今もそれは変わらんが。
捨てられることだって初めての経験ではない。
あんなに可愛がっていた弟は勝手に大きくなって、そして独立した。
紅茶捨てられたり、殴りあったりした挙句にな。
だから、こんなのなんてことない。
独りでいるのは寂しくない。
また、前と同じ状況に戻るだけだ。
ああ、今日も雨が降っている。