きみはぼく、ぼくはきみ。(ルック?)

鏡の向こうはいつだってクリア。
望むものは全て見えるし、望まないものだって 全て見えてしまう。

鏡のなかの僕はいつだって笑ってる。

何がそんなに可笑しいの?
何がそんなに楽しいの?


そんな顔を僕はしない。

だから、鏡の中の僕は僕じゃない。

僕によく似た別の存在。

僕は僕、君は君。

よく似ているけれどやっぱり違う。

だって僕は笑わない。
だって君は笑うんでしょ?


鏡の中には別の世界があって僕達はそれぞれに 暮らしてる。

君は向こうに、僕はこっちに。
あるいは、僕が向こうで君がこっち。


知ってるようで知らない。
近いようで近くない。
触れられそうで触れられない。


鏡の中の、 きみとぼく。

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