これは、きっとお酒のせい







それは、ある稽古の後の夜



双葉「あれ〜?めずらしく、潰れちゃった?」


みんなの目線の先には、お酒を飲みすぎて潰れる朝喜の姿


早乙女「生徒に肩入れしすぎて、世話を焼いて、嫌われてるようじゃしょうがない」


「朝喜、嫌われちゃったの?」


あたしは台所で片付けていた手を止めて、朝喜に近寄る



双葉「なんていうか、嫌われちゃったというか。まあ、悠太くんはまだしも、海斗くんはちょっと怒ってたよね」


「朝喜、こんなところでうたた寝すると、風邪引いちゃうよ?」


あたしは朝喜の肩をそっと揺する



すると、朝喜はゆっくりと寝返りを打つ


魚住「…ん、…名前…」