6


『なぁ清春、お前最近昼休みにバカサイユに居ないよな』

ナギに言われた時、オレはハッとした。
***と居る時間が明らかに減っている、と。

『きゃはっ★キヨ彼女でも出来たんじゃなーいのっ?』

『仙道に限ってそんな事は無いだろ』



『…そーでもないかもなァ』

『えっ…?』

オレは上の空だった。
何かアイツが居ると調子が狂うんだよ。
でも何故かオレは何時もの場所に居る。


可笑しい…


またある日の昼休み。
***は悲しそうな顔をしていた。

何でもないよ、と何時も通り笑った。


何でもない訳ねェだろーが。
それはその数日後、分かった事だった。


***は親の仕事関係で引っ越す事を。
国内から海外までを点々としている、出会った時もそうだったらしい。
***がオレ様の名前を知らない事も今更になって納得した。


だから別にどうだとかは無い。
オレは何時もの昼休みの時間に戻るだけだ。
別れの挨拶なんか、必要ない。
…ダロ?



[*前] | [次#]

生意気な餓鬼。 index