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其処はゴルフ場以上に広くて
暫く歩いていると紅い林檎の実が生っていた。


『時期外れなんだけどね、はい、どうぞ。』


そう言って一つ*いで私にくれた。
その実を一つ食べるとほのかな甘味が口の中に広がる


「ん、美味しぃ……///」


私は自然に出てくる柔らかな笑みを出して
あっという間に食べ尽くしてしまった。


「先輩は食べないんですか…?」


横の真っ白なベンチで、私の様子を見ている先輩に向かって喋る。


『うん?じゃあ僕は***ちゃんを頂こうかな?』


スッと立ち上がり私の側まで先輩はやって来た。


「ぇ、え!?冗談ですよね…??」


私は必死にハタめいた。


『本気だけど…?駄目かな…』


甘い言葉と共に首に伝わる唇の感触。


「ぁ///先輩……だ、め……!」


その瞬間先輩の行動が止まった。
何が起こったのかも真っ白な私に、笑顔で先輩は言った。


『ぁはは、嘘。冗談だよ、驚かせちゃってごめんね?』


「も、もうっ///騙したんですね!!意地悪〜///」


私は騙された恥ずかしさで顔が真っ赤になる。
その様子を楽しそうに見ていた神城先輩…でも次の瞬間表情が歪んだ。


『……ッ!!』


先輩は行き成り草原にうずくまり苦しそうに胸を押さえる。
唖然とした私は、先輩に寄り添って心配そうに顔を覗く


「せ、先輩ッ;;大丈夫ですか!?!?早く病院にっ;;て、ぁっ!!」


助けを求めに先輩の家の方へ向かおうとした。
が、その手を先輩に掴まれて…


『だい、じょうぶだよ…ほら、また何時ものだから…』


「で、でもッ!!先輩苦しそう…」


『ん、***ちゃん…また膝枕してくれるかな…?』


先輩は私の返事を聞く前に膝に倒れ込む。


「先輩…本当に大丈夫なんですか…?」


心配そうに見つめる私に先輩は微笑んで“君がいるから大丈夫だよ”と言う。
その言葉に少し私は目を反らして、先輩の髪の毛に触る。


『***、少し眠っても良いかな…?』


「いいですよ…」


それから暫くして神城先輩の規則正しい寝息が聞こえてきた。

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生意気な餓鬼。 index