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「瞬なんか…瞬なんか…」

一人で蹲って泣いていた。
首元が妙に寒い…

冷たいコンクリートの階段。
赤い夕日が慰めてくれたけど、もう沈んでしまった…
薄暗い辺りに、外灯が虚しく私を照らす。
孤独なライトスポット…


泣き疲れて、もう家に帰ろうと思った時。
ふと、背中に暖かい重みを感じた。


『見つけた…』


長くて真っ赤な髪…まるで夕日みたい。
私は振り向きもせず、また顔を埋めた。
振り向かなくても分かるもの…
ねぇ?私の愛しい人。

「瞬なんか…嫌い。」

そう、私は微かに呟いた。


『さっきはごめんな、芙巳が無理やり…』

「もう…嫌なのッ!」

私は大声で叫んだ。
瞬は少し驚いて私の背中から頬を離す。

『***…?』

聞きたくない…
聞きたくない…っ!

瞬の口から私以外の女性の名前。

こんなに私は独占欲が強かったっけ…?
芙巳さん…も私と同じ気持ちだったの…?
私も同じく瞬に魅せられたのよ。
瞬に狂わされたの。

私は自分自身が嫌で嫌で仕方ない…
自分の勝手って分かってる、でも…!

「瞬なんて…っんん!」

私が喋り終わる前に首元に瞬は深く口付けた。



『聞きたくない、俺だって…』



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生意気な餓鬼。 index