4
本当は抱いて欲しかったのかもしれない。
こんな酷い事されても、躰は感じてしまっていたのだ。
抵抗しても最後までしてくれる、と。
心の中では少し期待していたから…。
私は教師失格だと思う。
『興醒めした…』
あの言葉が痛々しくて、私は声を殺して鳴いた。
服なんか直せなくて、前が肌蹴たまま横になった。
どうしてこんなに苦しいのか分からない…。
何処にこの苦しみを表せば良いのか分からなくて、ただただ啜り泣いた。
次の日から。
翼君は食事や身の回りの事は全てしてくれたけど。
私は食べる気力も動く気力も無かった。
夜にはまた甘い行為が待っていて…頭が変になりそうだった。
誰か気付いてくれないのだろうか。
家族、学校、それから他のB6のメンバーの事…。
色々な事が頭の中で交差しては消えていく。
最後に残るのは翼君の事。
何時になったら放してくれるの…?
なんで、そんなに怒っているの…?
一週間もしない内に、私達は交わってしまった。
本当に愛の無い行為だったと思う。
『く…イク、ぞ…***…!』
「ぅ…うぁっ…あ、ん…!」
体の中に残る温もりが憎かった。
私は初めての行為だったのだ。
せめて、愛があれば…。
そう思えば思うほど涙が流れた…。
毎晩毎晩犯されて。
私はもう人形になってしまった。
口もきけなくて…。
夜、翼君が訪れればベットに横になるしかなかったのだった。
そんな獣のような日々。
でもある日、扉を開けたのは…。
ガチャ
翼君じゃなかった…。
[*前] | [次#]
生意気な餓鬼。 index