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「はぁ…はぁ…」

『だ、大丈夫?翼君…』


大広間を後にした翼は階段を駆けてバカサイユ最上階まで来ていた。
此処はB6の中でも翼だけが独占している一室で***も入った事のない部屋だった。
此処まで***を持ち上げたまま全速力で走って来た為、翼は相当息を切らしている…


「チッ…あいつ等、***の事をォオ…!」

『あはは、あれは皆冗談でしょう?そんなに怒らなくても…』

「っ…ああ、それは、そうなんだが…その、***は…」

『ん…?』

「…いや、なんでもない///」


ぷいっと顔を反らす。
***はその仕草が可愛く思えて少し笑った。
するとまた翼は怪訝そうに顔をしかめる。
そんな顔も愛しくて、***はそのしかめた眉間に口付けた。


『怒ってくれてありがと、嬉しかったよ?』

「***…」


暫く見つめ合って、笑みをこぼした。
そっと互いに口付ける…
始めは軽く突付くようなキスも、徐々に深く濃厚になっていく…


『ふぅ…んっ、翼くぅっ…』

「…***、好きだ…愛してる…」


キスが上手い…***は此れだけで甘くとろけてしまいそうになったが、お腹の辺り感じる違和感に反応した。
翼の手が***の服のボタンをゆっくりと外している…


『…!?つ、翼君…!?!?』

「***、あいつ等に便乗してる訳じゃなくて…その、我慢出来ないんだ」


“***と、したい…”


甘い声で耳元に囁く…こんなの反則だ。
まるで答えはハイかYesで答えろと言っているようなものだ。
どっちみち選ばれる答えは決まっていて拒否権なんか***には与えられていないのだ。
惚れた弱みとでも言おうか、***は観念して翼の首に手を回した。



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生意気な餓鬼。 index