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『…どこだ、どこだよ***…』


徐々に引き寄せられるビブルカード。きっと近くにいる筈だ。と、崖の上に1人の女を見つけた。





「はーぁ、船も降りちゃったし、これからどうしよー…、とりあえず転職考えなきゃね!あはは…」


良い人たちだったなー…***はぼそりとつぶやくとそのままうずくまってしまった。


「エース………」

『なんだよ』

「うわっ、」



***の顔をのぞき見ながらそう言うと、顔を上げた***は瞳孔を開ききって後ずさりした。




「エース、なんで…」

『なんでって、その…とにかく船に帰んぞ!』



「……やだよ、もう皆に挨拶してきたんだ…」

『オヤジも皆も、お前の心配しかしてねぇ』


「…皆優しいから…」

『おれだって…』

「 ? 」

『〜…っ、ああっ、もうじれってぇ!』



おれは***を押し倒してキスをした。***は慌てておれの胸を叩くが、深く舌を入れて口内を味わった。しばらくすると***の抵抗も少なくなる。




『ぷはっ、はぁ…わかったかよ』

「……全然」


『つまり、その…アレだ、』

「あれ、エースそばかす増えた?」

『あ、ああ…最近少しな…って、聞く気あんのか?!』

「ん?何を?」

『だから…す、すすすき』

「ススキ?」




『***が、好き…だ…』




「私もすきだよ?」

『そうじゃなくって、アレだ、幼なじみとしてとかそういうんじゃなくて…』

「だから、好きだよ?」






『………マジか』

「………マジだ」



ぷっ、


「『あっはははは…!』」





おれらは無性に面白くなって酷く笑った。ひとしきり笑った所で一息つくと、***は寝転がってもう日の沈んでしまった空を眺めた。





「???ちゃんは?わたしだけ幸せになんてなれないよ」


『別れた。嫌だと言っても、おれは連れて帰るかんな』


「あはは、最低!あ、私もか!ははっ、」


『***…』


「…ん」





また深いキスをして、おれらは抱きしめ合った。




もう逃がさねぇ…

おれは本当に欲しいもん手に入れた。








(2012.12/03)

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