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「はぁ、ああ、エースっ...エー、ス...もうだめ!」
『やべぇ...もう少し、だから、はぁ...一緒に...ッ』


なんでこうなったの?


ねぇ。


目の前の愛しの人は、こんなにも私の身体で感じてくれているのに....


『ぅあ、っく、出るっ、出すぞ...!』
「んっ、エースッああ、出してっ、エースの、ちょうだい...!」
『出る.............!あっ、???...!』


...なんで

その甘い声で私の名前を呼んでくれないの?



私が想うあなた、





『***ー、聞いてくれ!』
「なに。」
『おれ、彼女出来た』



事の始まりはエースのこの一言から。

エースが誰かと付き合うなんて、今に始まった事じゃない。昔っからの腐れ縁でエースとは何かと行動を共にする、言わば幼なじみの私。腕は立つけど下半身に関してはゆるゆるなヤツは、この船のお姉さん方達はコンプリートしてるんじゃないかな。その中で唯一手を出されてない私。そりゃーこの船のナースさんみたいにボンッキュッボンッなナイスバディを持ち合わせてはいないけど、胸だって人並みにある。逆にここまで手を出さないなんて失礼じゃない?ってほど。まぁ、分かるよ、だって幼なじみだもん。



「ふーん、どんな子?」
『いやーそれが色白でスゲェ可愛いんだよ、告ったら顔真っ赤にして頷いてよー』
「エースから告ったんだ?」
『おう、この船来たときから狙ってたんだ。一目惚れってヤツか?』
「はいはい、また味見で女の子泣かせるなよー」
『ばっか、んなことあの子にはしねーよ。てか出来ねーし、』
「...珍しくベタ惚れなんだ?」
『まーな。』




ソバカスほっぺがほんのり赤くなってんぞ、何だこのリア充。なんかむかつく。私はそこら辺にあったぬいぐるみやらティッシュの箱やら目覚まし時計やらをヤツ目がけて投げつけてやった。




『いって!いって!ァにすんだよ***っ!』
「うっさい!この部屋はたった今からリア充立ち入り禁止になりましたぁ〜、出てけバカエース!」
『あ、オイ!』


バタン!ガチャッ!



ふー。
まだエースはドンドンと扉を叩いてるけど、なんかもう面倒だからほうっておこう。やけに疲れたなとベッドにダイブすると、


ちくん。


...あれ、なんだこれ。


少しだけ心臓が痛かった。




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