6


「え…?…んっ!!!」


俺は耐え切れなくなって、その唇を奪う。
涙が伝った後をそっと舐めてやった。

…甘い。
今度は心地良い香りがする。


『何で、だろうな…アンタなんか嫌いなのに』

「うん…」

『必要ないって、思いたかったのに…』


自分の中で何かが弾けた様に口付けた。
何度も…何度も…

俺が求めていたモノを全て埋めてしまえるような
そんな気がして…

少し苦しそうに応える***の顔さえ
愛おしかった。


『好き…だ…俺のモノになってよ…』

そう、俺のモノになればいい。
俺だけ独り占めしたいんだ。

「う、ん…私も好きだから…」









女神の口付けは酷く甘い…
俺の心を溶かしてしまう。

嗚呼、神よ。
俺はアンタに助けられたのか…?

だったら俺もアンタに誓おう。

貴女を此れ以上無いくらい…
愛しています。

- 94 -


[*前] | [次#]
ページ:



生意気な餓鬼。 index