性処理係の一日
海軍学校を卒業してから早いものでもう半年が過ぎようとしていた。海兵を目指したのは正義のため……などではなく、自分の能力を活かしつつ安定した給料が貰えそうだという打算からだった。しかし、そんな下心や生活態度はともかくとして座学も実技も成績優秀で、おまけに希少な自然系の悪魔の実の能力者である自分なら海兵として申し分ない働きができると信じていた。権力欲や野心は持っていないが、自分の実力から考えればまぁまぁいいところまで出世できるのではないか、なんて柄にもなくこれから先の未来に希望を抱いていた。それなのに――――……
「……ボルサリーノ、手が止まっちょるぞ。考え事なんぞして、随分と余裕そうじゃな」
「んぐ、ぅ゛♡ッ、うぅ……♡サカ、ズキたいしょ……ご、ごぇんなさァ……っ♡♡♡」
午前中の訓練が終わり、シャワーでも浴びようかと思っていたところをサカズキに呼び出された。どうせ用事など一つしかない、午後の巡回任務にまた参加できないと内心げんなりとしながら執務室に入ると、開口一番に「脱げ」と身ぐるみを全て剥がされ、立派な執務机の下に押し込められ犬のように床に跪かされる。カチッとしたから赤いスーツを着込んだサカズキに比べ、を分だけ全裸というのは酷く心許なく羞恥を煽られた。悠然と椅子に座るサカズキを見上げると、「舐めろ」と短く命令され、まだ勃ちあがっていないペニスを口に捩じ込まれた。
勃起していなくとも平均サイズをはるかに上回るそれはとてもじゃないがボルサリーノの小さな口には入りきらない。しかし、大将の性欲処理係であるボルサリーノは自分のすべてを持ってしてサカズキを満足させなければならないから泣き言など言っていられない。同じ大将でもクザンやイッショウはボルサリーノに対して甘く、多少の粗相や生意気は許してくれるが、サカズキはそうはいかない。ここで下手を打てばもっとひどい目に遭うのことは目に見えている。
まだ柔らかい亀頭に舌を巻き付け、顔全体を動かすようにして揺らす。溢れてくる唾液を潤滑剤代わりにすると、ジュポジュポと下品な水音が静かな部屋に響き渡る。咥内に入りきらない竿の部分を両手でそっと握り根元から丁寧に擦っていくと、徐々に硬くなり鎌首を擡げていく。先端から滲み出る先走りの雄臭さに眉を顰めたくなるが、どうにか表情に出ないように無心で奉仕に集中する。
夢中になるあまり、頭や腕を机に打ちつけてしまい鈍い痛みがボルサリーノの心を乱す。正義の心など持ち合わせていないが、少なくともこんなことをするために海軍に入ったわけではないのに、娼婦の真似事したくないと考えてしまう。
「おどれはまだ自分の役目がわかっちょらんようじゃな……」
「ふぐ、ゥ♡ン゛ぉッ!?〜〜ッ、ォ ごッ♡♡♡ぉ゛、え゛ぇっ♡♡♡」
心を見透かしたかのように、サカズキは鋭い双眸を更に剣呑に細め、地響きのような低い声でボルサリーノを詰る。ぞくりと背筋に冷たいものか走り、どうにか取り繕うとペニスから口を離したのが決定打となった。突然後頭部を強く掴まれ喉奥まで一気に突き入れられる。あまりの質量に嘔吐感を覚えたものの、吐き出すなんてことは許されるはずもなく、そのまま乱暴に揺さぶられる。息ができない苦しさと吐き気、それに涙腺が壊れてしまったかのようにボロボロと零れる涙のせいで視界が滲む。酸欠になりかけているせいなのか、思考回路も鈍くなり何も考えられなくなる。ただひたすら早く終わってくれと願うことしかできなかった。
「ッ……出すぞ」
「んぶぅ ッ!♡♡♡うぅ、ぶっ、んッ♡♡♡んんぅーッ♡♡♡う゛ぇっ……♡♡♡」
ずっぽりと喉奥にハメられたペニスからビュクビュクと大量の熱い飛沫が噴き出す。ただでさえ吐気を我慢していたのに、とうとう耐えきれずに嘔吐くと、飲み込みきれなかった精液が逆流し、鼻の奥にツンとした痛みを感じたと同時に、どろりと青臭い白濁が鼻と口の両方から垂れ落ちた。敏感な粘膜にに直接欲望を叩きつけられる感覚に全身が粟立つ。長い射精が終わり、咥内を蹂躙していたペニスがゆっくりと引き抜かれる。
「か、はっ……!♡ひゅ……♡♡はぁーっ♡♡はぁー……っ♡♡♡」
気道を塞いでいた異物がなくなり、身体が酸素を求めて喘ぐ。ボタボタと口の中に溜まった精液が零れ落ち、ボルサリーノの胸や太ももを汚していく。目元は涙で濡れ、鼻水と精液と唾液でぐちゃぐちゃになった顔はさぞかし間抜けで酷い有様だろう。サカズキは無言のままボルサリーノの顎を掴み、まじまじとその様子を見つめてきた。
「奉仕もまともにできんくせに、魔羅咥えただけで漏らしよって……とんだ駄犬じゃ」
「ひっ……!♡ぃ、ぎ、ぁぁっ♡♡♡や、らめっ♡お、おちんちん♡♡踏まないでェ…ッ♡♡♡あ、へっ♡♡♡イッ…♡いたいからァ……!♡♡♡」
サカズキは仕置だと言わんばかりに容赦なく革靴でボルサリーノのペニスを踏みつける。フェラチオをしている間に吐精していたのか、カーペットに濃い染みが広がっており、グチャ、と粘ついた音がやけに大きく聞こえた。固い靴底にグリグリと先端を押し潰され、痛みを感じているはずなのにボルサリーノのペニスはピュッ、ピュッ、と断続的に潮を吹いてはしたなく被虐の悦を貪る。
そんなボルサリーノの姿に躾のなっていない犬に向けるような冷たい視線を注ぐサカズキに耐えきれず目を逸らすと、ボルサリーノは小さく震えながら許しを乞うように媚びた笑みを浮かべてみせた。
ボルサリーノはプライドが高いくせに快楽に弱い男だった。普段の飄々とした笑顔の下に隠している淫蕩さを剥き出しにし、発情しきった身体を目の前の強大な雄に存分に犯されたくてアピールする。
「ごめんなしゃい……♡わっしがわるかったです……♡これからはァ、ちゃんとサカズキ大将のおちんぽのことだけ考えて生きますゥ…♡♡だから…わっしのザーメンコキ捨てオナホまんこ使ってくださいィ……♡♡♡」
「……フン、まぁええ。今日はこれくらいで勘弁してやるわい」
「あっ♡ありがとうございましゅう♡♡♡」
ぐりっと一際強く踏みつけられた瞬間、腰がビクンと跳ね上がり、下着の中が生温かく湿った。その拍子にまた少量の尿が漏れてしまい、股座を濡らしていく。
「この淫乱が……」
「あうぅ……♡♡♡」
侮蔑の言葉すら快感に変わる。羞恥に頬を染めながらもサカズキの命令に従い机の下から這い出でようとしたが、腰が抜けてしまいもぞもぞと芋虫のようにもがくのがやっとだった。サカズキはわざとらしく大きな溜息をつくと、ボルサリーノの腕を掴んで一気に引き上げ、背丈はそう変わらないはずの長駆を軽々と持ち上げて部屋の奥……ベッドの置かれた仮眠室へと歩みを進めた。
(あ……♡やばい、今日はもう離してもらえないかもォ……♡♡♡)
期待に下腹部がきゅんと疼き、口角が自然と吊り上がる。散々甚振られたというのに、まだ足りない。もっとめちゃくちゃにされたい。ボルサリーノの頭の中にはもはやそれだけしかなかった。
「ふぅっ♡んっ……んぅ……ッ♡♡ちゅ、んむぅ……♡♡♡」
仮眠室の扉を閉めるなり、サカズキはボルサリーノの唇にむしゃぶりついてきた。お互いの唾液を混ぜ合わせ、舌を絡め合う濃厚なキスに脳髄が甘く痺れる。ボルサリーノはうっとりと目を細め、口の周りをべとべとにしながらサカズキの首筋に腕を回す。
ベッドに横たえられ、サカズキの唇が離れていく。二人を繋ぐ銀色の糸がプツリと切れてしまったのが切なくて、ボルサリーノは恥ずかしげもなく両脚を大きく開き、毎日のように行われるセックスですっかりと縦に割れてしまった柔らかい後孔を指でくぱ、と割開く。男の味を知った内壁はヒクヒクと期待に疼き、早く犯されたくてヘコヘコと情けなく腰が動く。
「さ、サカズキたいしょう♡お願いしますゥ……♡わっしの雑魚雌ケツマンコにおちんぽハメてくださいィ……♡♡♡」
「おどれはほんにどうしようもない変態じゃのう……!」
サカズキは苛立たしげに呟くと、ボルサリーノの脚を持ち上げてめいっぱ折りたたみ、上から押し潰すかのようにいきり立った剛直で一気に最奥まで貫いた。
「〜〜ッ!?ひ、ぎぃいっ!あ、アァ っ♡イイッ!すご、ォ♡おっきぃ♡♡♡あへぇっ♡♡♡」
待ち望んでいた質量と熱さにボルサリーノは目を見開いてガクンガクンと激しく痙攣し、呆気なく絶頂を迎える。身体を折り畳まれているせいで、噴き出した己の精液が顔を濡らす。その無様さすら、今のボルサリーノにとっては興奮材料のひとつでしかなかった。
ごつん、ごつんと結腸を集中的に突き上げられ、ボルサリーノは白目を剥きながら何度も白濁を吐き出す。射精したばかりの敏感な粘膜を容赦なく擦られる感覚は気持ち良すぎて辛いはずなのに、ボルサリーノのペニスは萎えることなく、むしろ悦びに打ち震えていた。
「んぉ おおおっ♡しゅご……♡♡♡おく、ごちゅごちゅされてェ……ッ♡イクの止まらないよォ……♡♡♡あひっ♡あー……ッ♡♡♡」
「ちいと突かれただけでこのザマか……おどれは本当に堪え性がないのう。こんな体たらくじゃあ前線に出たところで海賊どもに犯されるのが関の山じゃけぇ、大人しくわしらに尻尾振っとったらええんじゃ。わかったか?」
「はいぃ……♡わっしは、サカズキ大将専用のメス犬ですゥ♡♡♡」
サカズキの言う通り、ボルサリーノはあまり我慢強いほうではない。大将専用の性欲処理係になるための訓練としてあらゆる性技を教え込まれてから快楽には滅法弱く、一度快楽に溺れればすぐに理性を失ってしまうまでに堕ちてしまったのだ。
そして、快楽を得る為の「努力」を惜しまなくなっていた。
「ふぁぁっ♡♡♡ん、んぅうううっ♡♡♡」
サカズキの腰の動きに合わせて必死で尻を振る。サカズキが動きやすいように、自分のいいところに当たるよう角度を調整して腰を揺らすと、サカズキもそれに応えるようピストンの動きを早める。ばちゅん、どちゅんっと激しい抽挿に肉同士のぶつかり合う音が部屋に響く。
「あっ♡あぁ〜っ♡…ひ、ぃ…!!だめ、らめらめらめらめ……ィ、ぐ、イグ♡♡イッグ、ィグ……〜ッ!!!!♡♡♡」
目の前が真っ白になり、全身がぶわりと総毛立つ。頭の中がスパークして何も考えられなくなる。ボルサリーノはビクビクと陸に打ち上げられた魚のように身体を跳ねさせ、舌を突き出して絶頂した。
ペニスからは精液も出ず、メスイキの強すぎる刺激に意識を手離してしまいそうになる。
しかし、まだ達していないサカズキがそれを許すはずもない。
サカズキは絶頂の余韻に浸っているボルサリーノをうつ伏せに転がし、今度は背後から覆い被さるようにして挿入してきた。休む間もなく始まった二回戦目に、ボルサリーノは歓喜の声を上げる。
サカズキはボルサリーノの背中に胸板を押し付けるようにして密着すると、尻たぶを割り開いてペニスを根元まで一気に突き入れた。ドチュン、ガポッ!と空気の潰れる音と共に大きな亀頭が肉の弁を抜き、奥の奥まで蹂躙する。
「おほぉおおっ!?♡♡♡あ、が……ッ♡♡♡あへぇ……ッ♡♡♡ん゛ぉ゛ぉ゛♡お、お、おォッ♡♡♡」
ボルサリーノは逃げ場などないのに両脚をバタつかせ、獣のような声を上げて悶絶することしかできなかった。力強くペニスが出し入れされるのに合わせてプシプシと潮を吹き、股座の辺りのシーツがぐっしょりと濡れて肌に纏わりつく。後ろから押さえつけられ、身動きも取れないままサカズキ本位に揺さぶられ、ボルサリーノはダッチワイフのようにされるがままだった。
「ひぎィッ♡♡あへぇえっ♡♡あぅっ♡♡♡しゃか、しゃかじゅきたいしょォ♡♡お゛っ♡♡ほぉぉ〜ッ♡♡♡」
「なんぞ言いたいことがあるならはっきり言え!」
「んぎゅっ♡♡♡あへぇえっ♡♡♡んぉおおっ♡♡♡イグッ♡♡♡イってますゥ♡♡♡ずっとイってましゅううっ!♡♡♡」
「どこが気持ちいいんじゃ、言うてみぃ!!」
「お、おまんこ♡おまんこイイっ♡♡♡サカズキたいしょうのつよいおちんぽ♡♡♡気持ちいいれしゅぅぅっ!♡♡♡」
ボルサリーノは恥も外聞もなく、壊れた機械のように同じ言葉を繰り返す。もう自分が何を言っているのかすらわからない。気持ちいいこと以外考えられない。ただひたすらに気持ち良くて、幸せだった。
サカズキはボルサリーノの腰を掴むと、最奥目掛けて腰を打ちつける。
「んぉおおおおっ♡♡♡イグっ♡♡♡またイグゥウウッ!!♡♡♡」
「ぐ…………ッ」
グリグリと結腸口に先端がねじ込まれぴったりと鈴口が吸い付いた瞬間、どくどくと熱い飛沫が大量に注ぎ込まれ、中出しの衝撃でボルサリーノはピンと両脚の爪先を伸ばして再び絶頂を迎えた。
長い射精が終わると、サカズキはゆっくりとペニスを引き抜く。栓を失った後孔からはごぽごぽと大量の精液が流れ出る。
「あ……ぁ……♡」
息も絶え絶えの状態でシーツに沈み絶頂の余韻に酔いしれる。ペニスを抜かれても貪欲なボルサリーノの中はキュンキュンと蠢き、ヘコヘコと潮を垂れ流しているペニスをシーツに擦りつけて快楽を求めた。
「ボルサリーノ、こっち向かんかい」
「はい……」
気だるい身体に鞭を打って言われるがままに仰向けになると、そこには白濁とボルサリーノの腸液に塗れたサカズキのペニスが萎えることなく隆々と聳え立っていた。
「あ……♡♡♡」
その雄々しい姿を見ただけでボルサリーノの後孔が期待するようにヒクつき、中に入っている白濁が溢れ出す。
まだまだ終わりそうにない仕事《性処理》にボルサリーノは顔を蕩けさせ、伸ばされたサカズキの荒々しい腕に身を委ねた。