ばにぃの日
ボルサリーノには勝手に家の外に出ない、自分以外の人間と会わないこと以外には自由にさせている。女給や召使いの類も雇っていないため、基本的にボルサリーノの欲しいものはサカズキ自身が調達して与えているのだが、最近は元帥の仕事の忙しさに拍車がかかっており、家に帰ってもボルサリーノの最低限の世話だけして眠るだけの日々。
そんな申し訳なさから、ボルサリーノに通販を使う許可を出したのはつい一か月前のこと。カタログを購入すると通販会社からカモメが定期的に巡回するようになり、注文書渡せば商品が届く仕組みならしい。ボルサリーノは欲しいものが好きに買えることにも喜んでいたが、このカモメを撫でるのがいたく気に入ったらしく、月末の請求書がまぁまぁえげつない額を叩き出していたが、あの可愛らしい笑顔の前では些末なのとだろう。
とはいえ、まだ小さな子供なのだ。物だけ与えていればいいわけではない。仕事の忙しさは相変わらずだったが、何とか一日だけ休暇をもぎ取ってきた。
明日はボルサリーノとゆっくり過ごそう、そう思いながらサカズキは足早に家路につく。
「ボルサリーノ、帰ったぞ」
玄関を開けるなり声をかけるが、いつもなら可愛らしく這いつくばりながら出迎えに来るというのに、今日に限ってその気配がない。
「ボルサリーノ?おるんじゃろう?」
「あっ、サカズキィ〜!おかえりなさァい」
もう一度声を掛けると、居間の方から返事が返ってくる。
「サカズキ〜、こっち来てみてェ〜」
妙に上機嫌そうなボルサリーノの声音に首を傾げつつ、居間へと向かう。引き戸を開けると、お気に入りの大きなクッションの上にボルサリーノが座っているのだが、その姿を見た途端思わず息を飲む。
「えへへ、どぉ?」
そこには大きなうさぎの耳がついたモコモコとしたパーカーを着たボルサリーノの姿があった。それだけなら可愛らしいの一言で済むのだが、問題は下半身の方だ。ボルサリーノはパーカーは着ているものの下には何もつけておらず、それに加えて大きく開かれた脚の間……後孔にうさぎの尾を模したバイブが挿入されていたのだ。しかも、それを自らの手で出し入れしていた。
「っ……お前さん、何しちょるんじゃ……!」
あまりの出来事に一瞬言葉を失うものの、気を取り直して問い質すと、ボルサリーノは無邪気に笑いかけてくる。
「んぅっ…♡今日はねェ、うさぎさんの日?なんだってェ。だからお買い物してェ、わっしもうさぎさんになってみたんだァ……あうっ♡可愛いでしょォ〜?」
そう言いながら、玩具を抜き差しする手の動きを止めようとしないボルサリーノを見て、サカズキの中で何かがプツンと切れる音がした。
「あぁ、確かによう似合っとるのう……じゃが、わしが留守にしちょった間に一人でこがぁなモン買って遊んどったとは……仕置きが必要みたいじゃな」
「オォ〜……怖いねェ〜♡」
口ではそう言いながらも、ボルサリーノの細い瞳にはあからさまな期待の色が浮かんでいた。幼子には似つかわしくない色気のある笑みを浮かべて、垂れた大きな耳を両手でギュッと握りしめながら上目遣いでサカズキを見上げる。
「知ってるゥ?うさぎさんはいつでもはつじょうきなんだよォ〜……♡」
サカズキはその挑発的な態度に応えるように、丸いうさぎの尻尾を摘み乱暴に引き抜いてやる。
「ひゃあんっ!?♡♡♡」
突然の強い刺激に、ボルサリーノはビクンと身体をしならせる。バイブをその辺に投げ捨て、ボルサリーノを床に横たえると、両膝を抱え上げ、既にヒクついている後孔に自身の肉棒を押し当てる。
「あっ♡サカズキのおっきいのきたァ……♡」
「ふん、吸い付いてきよるな……そんなにこれが欲しいのか?」
「うんっ、だって最近サカズキ全然えっちしてくれないから寂しかったんだもん……早くほしいよォ……♡」
サカズキは、甘えた声で強請ってくるボルサリーノの小さな唇に噛みつくように塞ぐと、そのまま一気に奥まで貫いた。
「んふぅぅぅぅ♡♡♡」
待ち望んだ質量に、ボルサリーノの内壁がきゅううっと収縮する。サカズキの形を覚え込もうとするように、中が小刻みに痙攣している。
じゅうじゅうと小さな舌を食らうように絡めながら亀頭を結腸口に押しつけると、ボルサリーノの口からくぐもった喘ぎ声が漏れる。
「はぁ……すごい締め付けじゃな……」
「ぷはぁっ……!サカズキィ、もっとちょうだい♡いっぱい突いてェ♡♡♡」
漸く解放されたボルサリーノが蕩けた表情で懇願すると、それに呼応するようにサカズキが激しく腰を打ち付ける。
「あうっ♡♡♡すごォ、激しぃっ……♡♡♡ああぁっ♡♡♡」
腰を揺さぶると連動するようにボルサリーノのパーカーのうさぎ耳がゆらゆらと揺れる。その様子が可愛らしく思えて、サカズキはガツガツと容赦なくボルサリーノのナカを突き上げる。
「ひっ、あぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜♡♡♡♡♡」
久しぶりのセックスにボルサリーノは呆気なく絶頂を迎え、潮を撒き散らしながら大きく仰け反る。しかし、それでもサカズキの責めは止まらない。
「あっ♡♡まだイッてるのにィ……!だめェ♡♡♡またイクッ♡♡♡」
爪先をピンと伸ばしたままボルサリーノは立て続けに何度も達するが、サカズキの勢いは衰えず、むしろ激しくなっていく。久しぶりに身体を重ねて興奮しているのはサカズキも同じだった。
「やらぁっ♡もぉむりだよォ……♡わっし、うさぎさんだからにんしんしちゃうよォ……♡サカズキ、ゆるひてェ……♡♡♡」
「はっ、そいつはええな……孕んでみせい……!」
サカズキはそう言うなりボルサリーノの両足を大きく開かせ、上から押し潰すように体重をかける。
「お"っ……?!♡♡♡おほおおおっ♡♡ふかいっ♡♡♡おくきてりゅうぅぅぅぅぅっ♡♡♡」
最奥をこじ開けるように突き上げられ、ボルサリーノは獣のような声を上げて悶絶する。それはまさに発情した雌の獣のようだった。
「おほっ♡♡♡しゅごっ♡♡♡おくまできてるっ♡♡♡おまんこ壊れひゃぅぅぅぅ〜〜〜〜♡♡♡」
「はっ……出すぞボルサリーノ……っ!」
「きてェ♡♡♡わっしのなかいっぱいにしてェ……♡♡♡」
びゅるるっ♡♡♡どぴゅーーーっ♡♡♡ 熱い飛沫が叩きつけられる感覚に、ボルサリーノは舌を突き出して深い絶頂を迎える。
「あへェ……♡♡♡おなかあついィ……♡♡♡」
「っ……はぁ、これで少しは懲りたじゃろう」
サカズキは大きく息をつくと、ボルサリーノの中から肉棒を引き抜く。栓を失ったそこからどろりと白濁が溢れ出し、床に大きな染みを作る。
ボルサリーノはというと、快楽の余韻に浸っているのか、時折小さく身体を震わせているだけで反応がない。
挑発に乗って無理をさせてしまったこと、最近構ってやれなかったことを反省しつつ、サカズキはボルサリーノを抱き上げると身を清めるために浴室へと向かった。
後日、味をしめたボルサリーノがお仕置き目当てで通販で大人の玩具を買い漁るようになり、サカズキの苦悩の日々が続くことになるのだが、この時のサカズキはまだ知る由もなかった。