片手間で愛して



これは絶対に秘密なのだが、ボルサリーノには恋人がいる。それも歳が一回りほども離れ、しかも元海軍大将で、おまけに自身が所属する海軍学校の担当教官でもある男だ。
彼と恋人になるまでに様々な回り道と修羅場を潜ったのだが、話すと長くなるので割愛する。
先述の通り、ボルサリーノとゼファーの間には同年代のカップルにはない様々な壁があるわけだが、教官と生徒という関係上、デートはおろか恋人らしく手を繋いで歩いたりなんかもできない。
逢瀬はいつもゼファーの私室なため、同期の中では最年長とはいえまだまだ年若い乙女であるボルサリーノは不満がないと言えば嘘になるが、外では厳しい教官の態度を崩さないゼファーがこの部屋の中でだけは自分を一人の女として扱い、優しい顔を見せてくれることを思うとそれはそれで悪くないと思ってしまうのだ。
だが、海軍学校の教官であるゼファーは常に忙しく、更に元海軍大将としての経験を頼りに軍法会議やら作戦補佐やらも舞い込んできて、最近は特に多忙を極め、ボルサリーノが部屋にいても仕事に追われてあまり構って貰えない日々が続いていた。
今日だって、せっかくの休日を同期と遊びにも行かずに来てやったというのに、ゼファーは机に向かったままこちらを見向きもしない。
苛立ちと寂しさを感じながら逞しく広い背中をただ眺めているだけの時間に限界がきて、ボルサリーノはとうとう我慢できずにゼファーの背中に飛びついてこう言っていた。

「片手間でいいから、わっしにも構ってくださいよォ〜……」

ボルサリーノとしては恋人を放置していることに対しての遠回しなこうぎかと、少し休憩でもしてお喋りができたらと期待した言葉だったのだが、その言葉を耳にしたゼファーがとった行動はボルサリーノの予想を超える結果となった。

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粘着質な水音と嬌声が部屋に響く。それは他ならぬ自分の口と身体から発せられていた。

「あっ…!♡んぅ……♡♡あぁッ♡♡♡せんせ、まってェ♡♡♡ふ、ぁぁ♡♡♡一回止まってェ……!♡♡♡」

ゼファーはボルサリーノを自分の膝に乗せると、先週の小テストの採点をしながらもう片方の手をボルサリーノのスカートの内側に潜り込ませた。
膝の上に乗せられた時点でボルサリーノは恥ずかしさから抵抗したのだが、下着越しに割れ目をなぞられた途端に身体から力が抜け、為す術もなく快楽を受け入れる羽目になってしまったのだ。
ゼファーは布越しに指の腹で優しく、もどかしい程にゆっくりと敏感な部分を撫で続ける。久しぶりにゼファーに触れられたボルサリーノの身体は簡単な愛撫に悦び、ダラダラとはしたなく迸る愛液で下着のクロッチはビショ濡れになっていた。ちゃんと触ってほしい、快感に茹だるボルサリーノの思考を読み取ったのか、ただの偶然か。ゼファーはショーツを横にずらすと、今度は直接クリトリスに触れた。

「ひゃああァ!?♡♡♡」

待ち望んでいた直接的な刺激にボルサリーノは大きく仰け反り絶頂を迎えるが、それでもなおゼファーの手の動きは止まらない。絶頂を迎えたばかりでヒクつく膣内に指を突き入れ、キュンキュンとうねっている肉壁を掻き回しながらGスポットを刺激し、ボルサリーノを更なる高みへと追い詰めていく。

「まっへぇ♡♡いまイッてるからァ♡♡♡イキまんこグチュグチュするのだめえぇぇっ♡♡♡またイクうゥッ♡♡♡」

ガクガクと勝手に四肢が震え、後頭部をゼファーの胸板に打ちつけて叫ぶように懇願しているのに、ゼファーは余程集中しているのか全く聞こえていないように採点の片手間にボルサリーノを責め立てた。

「せんせっ、ほんとにダメなんですってばぁ♡♡♡もぉ、これ以上されたらわっしおかしくなるゥ……!♡♡♡んお゛っ?!♡♡♡ほおぉぉぉ♡♡♡」

グチグチと太く硬い指を出し入れして腟内を刺激しながらクリトリスを強く押し潰され、ボルサリーノは舌を突き出して悶絶した。

「あ゛っ、ひぃぃぃ♡♡♡イグ、イグイグイグウゥゥ〜!!!♡♡♡」

腹の奥で熱が一気に膨張し、そして弾ける。二度目の絶頂を迎え、ボルサリーノの視界が真っ白に染まった。しかしらゼファーはボルサリーノが何度果てようとも手を止めることはなく、ボルサリーノは何度も何度も絶頂へと押し上げられる。

「あひっ♡♡こわれりゅ♡♡♡イキすぎておまんこ壊れちゃいますゥゥ♡♡♡もう許してください……!♡♡♡」

涙と鼻水を流し、髪を乱しながらボルサリーノは必死にゼファーに赦しを乞うた。だが、ゼファーは視線をテスト用紙から離さないまま機械的にボルサリーノの秘部を弄ぶ。
休む間もなくイカされ続け、身体は悲鳴をあげている。しかし、ボルサリーノはいつしか浅い快感よりもっと深い、身体の奥まで満たすような快楽を求めていた。

「は、はへっ♡♡♡ゼファーせんせェ♡♡♡挿れてっ♡♡♡おちんぽくださいィィ♡♡♡」

ボルサリーノは尻でゼファーの股間を刺激するように腰を揺らし、卑猥な言葉でゼファーを求めた。だが、ボルサリーノの言葉などどこ吹く風といった様子でゼファーは変わらずに指でボルサリーノのクリトリスや膣内の弱いところを執拗に責め立てるばかりで、彼のペニスは勃起すらしていない様子だった。

「なんれェ……?♡♡♡せんせのばかぁ……!♡♡♡おちんぽ欲しいのにィ♡♡♡せんせぇのおちんぽで子宮ぐりぐりしてほしいのおォォ……♡♡♡」

ボルサリーノはゼファーの首筋に噛みつき甘えた声で泣きじゃくると、静かにしろと言わんばかりに膣奥をグリっと強く押されて「お゛ッ♡♡♡」と濁点混じりの声をあげて軽く達した。そのまま腹の内側をトン、トンと一定のリズムで叩かれ、焦らされたボルサリーノはゼファーの腕の中でビクビクと痙攣して連続アクメを極める。

「んおお゛ッ♡♡♡やらっ、手マンアクメらめなのにぃ♡♡♡おっ♡♡♡お゛♡♡♡いぐっ♡♡♡イグッ♡♡♡イッグゥゥ〜……♡♡♡」

身体が不随意に跳ね、ゼファーの指をきつく食い締めながら大量の潮を吹き出し、自分とゼファーの身体を濡らす。

「はぁーっ♡♡はぁーっ♡♡♡」

意識を朦朧とさせ肩で息をしていると、ゼファーはようやくペンを止めてボルサリーノの秘部から指を引き抜いた。あれだけやめてほしいと懇願していたにも関わらず、執拗な愛撫で蕩けた膣肉は切なそうに収縮を繰り返している。

「ボルサリーノ」

ゼファーはぐったりと力の抜けたボルサリーノの身体をしっかりと抱え直すと、机に置かれていた答案用紙を眼前へと突きつける。

「見ろ。お前の答案用紙がこんなに濡れてしまったじゃないか……悪い子だな」

「あ……」

ゼファーが指先で摘んで見せたのは、先ほどボルサリーノが派手に吹き出した愛液で濡れそぼったテスト用紙だった。幸か不幸か、ボルサリーノ自身の答案用紙だったが、ボルサリーノは羞恥心から顔を真っ赤にして俯く。

「ゼファー先生、ごめんなさい……♡」

ボルサリーノにまともな思考能力が残っていればそもそもお前のせいだろうが、と跳ね除けられたが、今のボルサリーノにはただひたすら謝ることしかできなかった。
ゼファーは汗で張りついたボルサリーノの黒髪を丁寧にかきあげると、彼女の耳元に唇を寄せた。

「悪い子はどうされるんだ?ボルサリーノ?」

「うぅ……♡わっしは悪い子だから、お、お仕置きしてください……♡」

ボルサリーノはゼファーの膝の上で恥ずかしげに脚を開き、自らスカートを捲り上げてドロドロになった秘部を見せつける。
快楽ですっかりと蕩けて淫らに振る舞う姿にゼファーは満足そうに目を細めると、ボルサリーノを抱き上げて寝室へと消えていった。

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