2008年9月4日
「なんか初めての国立で楽しみたいのに緊張する」
都姫『あはは!らしくないね」
初めての国立コンサート前。
緊張しすぎて都姫ちゃんに電話を掛けた。
今日のコンサートで付き合ってることを発表すると決めた私たち。
言ってしまえば楽なんだろうけど、やっぱり緊張する。
「だってね、翔ちゃんのファンもいる中で付き合ってること言うんだよ?反対されたらどうしようとか考えちゃう」
都姫『大丈夫よ。少なくとも家族と嵐さんは味方なんだから』
「そっかぁ…。うん、頑張るよ!」
都姫『頑張れ!コンサート終わったら遊びに行こうね』
「うん!行く行く!」
『じゃあとりあえず今日頑張ってきなさい!』
「はぁい。じゃあそろそろリハあるから。いい報告できるように頑張ってくるよ」
よし、都姫ちゃんからもパワーもらったし、頑張ろう。
「芽依ー、誰と話してたの?」
通話が終わったと同時に翔ちゃんが聞いてくる。
「都姫ちゃんだよー」
「ああ、お姉さんか」
「翔ちゃん心配しすぎだよー」
「芽依浮気しないのにねー」
「重いよ」
「芽依嫌になったら俺のとこおいでね」
「…言いたい放題だな。お前ら」
なんて翔ちゃんはぶつぶつ言っている。
確かに私も初めはびっくりしたけど、今はそれが翔ちゃんなりの愛情表現だと思ってるから平気。
むしろ聞かれなかったときはさみしいくらい(笑)。
「緊張する…」
「俺もいるから大丈夫だよ」
「うん…。翔ちゃん、リハ始まるまでぎゅってしてて?」
「どしたの。今日甘えただね」
「緊張するのー」
「(ひそひそ)なんか今日いつも以上に甘くない?」
「(ひそひそ)暑苦しい」
「(ひそひそ)潤くんも素直じゃないね(笑)」
「(ひそひそ)完璧2人の世界だね」
「嵐さん、リハお願いします!」
「「「はーい」」」
「芽依」
「なぁに?……んっ」
翔ちゃんに呼ばれ振り向くとキスされた。
「充電完了(笑)」
「んもう、みんないるのに」
「やじゃないでしょ?…はい、手」
「ん」
そう言って差し出された手を掴むと、ぎゅっと握り返してくれた。
「今日頑張ろうね」
「俺らなら大丈夫」
「はー、甘い」
「これ明日のDVD撮りのときにやればよかったのに」