「傑、いきなり髪下ろすな!」
「どうして?」
「分かってるくせに……!」
「分からないな。もっときちんと具体的に教えてくれ」

髪下ろした夏油に弱い夢主、それを知っていてわざと部屋で二人の時に髪下ろす夏油

「ちょ、そのままくっつくな、」
「注文が多いな」
「ばか、退けって!」
「もういいだろう、なまえ。私は恋人のかわいいお誘いを無下にするような薄情な男じゃないんだ」
「そもそも誘ってない……!」


事後
「なまえはかわいいね。髪を下ろした私を見ると、夜のことを思い出すんだろう?」
「……別に、そういうわけじゃないし。ただ、髪下ろした傑がエロいし格好いいから、ちょっとだけ抱かれたいとか思うだけだし」
「………」
「………」
「……ゴム、まだあったかな」
「これ以上したら死ぬっつーの……!」

夏油がしたい時には自分で髪下ろすし、夢主がしたいときには夏油の紙紐解くようになる