会話してるだけ

高専時代
「なまえってさ、俺のどこがスキなわけ?」
「顔」
「………」

「なに? 褒め言葉だろ」
「いや、そうだけど、そうじゃねーだろ!」
「悟うるさい」
「オマエの所為だよ!」


教師になってから
「ねえ先生、ちょっと聞きたいんだけど」
「んー? どした、虎杖」
「先生って、五条先生のどういうとこが好きなの?」
「顔」
「……あー、顔かあ」
「それ以外何かいいとこあるか?」
「えっ、うーん、強いとこ?」
「じゃあお前は俺が弱かったら俺のこと嫌いになんの?」
「! ならない!」
「可愛いなお前」


「ねえなまえ」
「んー?」
「今日、悠仁に僕の顔が好きって言ったんだって?」
「どういうとこが好きか聞かれたからな」
「……ほんと僕の顔好きだよね」
「お前その発言はヤバいな」
「なまえが言ってんだからね??」


「ちなみに俺はなまえの好きなところいっぱいあるよ」
「あーはいはい」

「誕生日プレゼントに、顔以外で僕の好きなとこ教えてよ」
「……仕方ねえな」

「俺が寝てる間に帰ってきた日、何するよりまず寝室に来て、寝てる俺に『ただいま』って言って、そのくせ寝込み襲う勇気は無いとこ」
「……は?」
「それと、長期の出張任務のとき、俺がどんな様子かを硝子に逐一聞いて、硝子にはそれを口止めしてるとこ」
「ちょ、」
「あとは、俺が生徒の頭撫でたりしたら、そいつに俺がしたのと同じように頭撫でて、記憶を上書きしてやろうっていうガキなとこ」
「………」
「いつもそのアイマスクの下で、好きで好きで堪らないって眼で、俺を見てること」
アイマスク下ろして瞼にキスする夢主(※受け)、死ぬほど顔真っ赤になる五条悟(※攻め)

色々筒抜けだったことに照れるごじょせんが書きたかっただけ