※『世界終末の夜をなぞらえて』の夢主
※付き合って2ヶ月くらいのイメージ
※ぬるい夜表現あり
「……あ、ごめん。今日、朝ご飯あんまりいらないかも」
「え? 体調でも悪いの」
「いや、そうじゃなくて」
久しぶりに二人ともオフだからと、昨日は少し激しくしてしまったから、元々朝があまり強くないなまえのためにと、リビングを部屋を温め、朝食を用意した僕に、ゆっくりと洗面所から歩いてきたなまえは言う。
おとなしいが割とはっきりと言葉を発するなまえには珍しく、少し言葉を濁すような感じだったので、純粋に気になった。
「そうじゃないなら、どうしたの?」
「えっと、した次の日は割とそう、っていうか」
「……え?」
「あー、悟のがここに入ってたからか、なんとなくお腹いっぱいで、食欲ないんだよね」
ここ、という言葉とともになまえが右手でさすったのは、下腹部。昨日僕のモノを受け入れていた場所。
いや、分かってる。なまえは何も考えてないんだろう。でもさすがにエッチすぎない? 僕をどうしたいの?
昨日の記憶がフラッシュバックする。僕の下で、その白い肌を熱くしながら、僕のモノで感じてくれているなまえ。挿れた具合もそうだけど、何より、なまえの表情や白濁で汚れた肌なんかの視覚的な興奮が、僕の歯止めをいつも鈍らせる。
「悟? 大丈夫?」
「……僕ほんとになまえが心配なんだけど」
「いや、なんとなく入ってたなって感覚残ってるの午前中だけだし。昼ごはんは食べるよ」
「………」
そうじゃない。そうじゃないし、更にムラムラすること言うの、本当に勘弁して。
休みとはいえ、昨日散々抱いたのに、日が高い内からまた盛りたくないんだよ。
僕の心の声に気付くはずもなく、なまえはリビングのソファに座ってテレビをつけた。爆弾投下の衝撃で気付かなかったが、なまえが着ているのが僕の部屋着であることがわかって、体格差で首元がゆるく、鎖骨ががばりと開いている。
もう考えることを放棄して、とりあえず僕は落ち着くために、首の詰まったフリースを上着として差し出した。
番外編に書こうと一瞬考えましたが供養