※妄想ツイートをメモ用に貼り付けしただけ




冴とバチバチに仲悪い男主(Ω)とそんな男主を密かに好きな冴(α)の話



冴あんなだから自分より下手な奴にボロクソ言うし、でも他の奴は折れて諦めるのに男主は折れずにギラギラした目で向かってくるから冴は男主が気になるようになって、だけど嫌われてて関係は最悪なままスペイン行きが決まる。

スペイン行く前に今までのこと謝って許してもらおうとするけど男主は聞く耳持たなくて「会わなくなるの精々する」とまで言われて傷付く。けど気持ちだけ伝えたくて、立ち去ろうとする男主の腕を掴んで引き止めたら急に甘い匂いがして、Ωのフェロモンだと気付く。突然のヒートに戸惑う男主を前に落ち着こうと思うものの、ここで番になれば離れていても自分のものだと理性が飛んで、男主の静止も聞かずに頸を噛んでしまう。冴が噛んでしまったことで同意なく番になってしまって冴を恨む男主に口下手な冴は何も伝えられずにそのままスペインへ。

一方の男主はヒートが来ても番は居なくて、ただただ薬を飲んでヒートが終わるのを待つ。既に番がいるから意図せず他のαを誘惑してしまうことはないが寂しくて辛くて余計に冴への憎しみが募っていく。

数年後、冴が年俸数億円となった時に男主にマネージャーとしてスペインに来ないかと誘う。Ωじゃまともな仕事になんか就けないし何よりヒートの期間に一人でいるのは辛いし、もうなんでもいいかと諦めて冴について行く。

同じ家に住んで、だけどあまり言葉は交わさない。男主は冴を恨んで嫌っていて、冴はそれを知っているから距離を詰められない。

そんな中、一緒に暮らしてはじめてのヒートがきて、男主は前後不覚になりながら番である冴の服をかき集めて拙い巣作りをする。

練習から帰った冴がフェロモンに引き寄せられるように部屋に入ると自分のΩが自分の服を抱き締めて疼きに耐える姿を目にしてかわいくて仕方なくて、理性を総動員して巣を褒めて抱き締める。自分を嫌っている筈なのに疼きを鎮める快感を求めて「抱いてくれ」と懇願する男主に我慢できなくなって5日間のヒートの間ずっと男主を抱いて、普段言えない好きだとか愛してるを何回も伝える。

ヒートが終わってベッドから動けない男主を労って世話をしようとしたら拒絶されて「好きでもねえやつにふざけたことばっかり言いやがって。同情されんのが一番うぜえんだよ」って言われて呆然としていると「俺はお前が嫌いだ」って言って背を向けられるからいよいよ悲しくなって、ぽろって静かに涙を溢す。

冴が泣いていることに気付いた男主がベッドで布団にくるまったまま驚いていると「同情なんかしてねえ」と呟き、好きだから頸を噛んでしまったこと、好きだから一緒にいたくてスペインに呼んだこと、ヒートの間だけでも自分を求められて嬉しかったこと、好きも愛してるも本心であることをぽつりぽつりと話す。ぽかんとする男主を布団ごと抱きしめて「勝手に噛んで悪かった。お前が好きだから、これから好きになってもらえるように頑張るから、嫌わないでくれ」って言う冴。




こんなお話が書きたいです。
多分ハピエン。