もう一回二次試験
「うわあ…なんか大変なことになってるね。」
メンチは二次試験合格者ゼロという報告をハンター協会に行なっている。
が、その声はひどく激怒しており試験に何があったか知らないヨルイにとっては不思議で仕方ない。
今も話についていけず、サトツとともに建物の窓からのぞいてその様子を伺っている。
「だから構わないって!そのまま委員会に報告すればいいじゃない!
〜っ!あーもーじゃあ合格者1名だしゃいいんでしょ!?100番!!彼は一番最初に課題の料理持ってきて結構美味しかったから合格!!はいこれで合格者ゼロじゃなくなった!これでいいでしょ!?」
突然出てきた100番、つまりヨルイの番号である。
「何やら貴方は合格のようですよ。」
「みたいですねー…。」
しかしこんな結果に誰一人納得してる様子はない。むしろ100番は誰だと今にも殴りかかりそうな雰囲気で皆が探している。
「それにしてもメンチくん、合格者0はちと厳しすぎやせんか?」
そう言い上空を飛んでいた気球船から一人の男が飛び降りてくる。
「相変わらず丈夫な足なぁ…。」
「異例ですね、会長自らおいでとは…。知り合いですか?」
「俺のじいちゃんの古い友人。」
「それは…またすごいおじいさまですね。詳しく聞いてみたいとも思いますが…よかったですね、再試験のようですよ。」
さっきまでの勢いはどこにいったのか随分としおらしくなったメンチは会長の提案通り二次試験のやり直しを認めた。
「ただ、電話でのやり取りの中でメンチが1人合格者を出したことも事実。
なのでこのやり直しに対して唯一の合格者である100番の意見を聞こうかの」
ネテロは覗いてた窓の方に顔を向けて尋ねてくる。
100番が再試験を認めなければ行わないと言っている。
「俺の合格が取り消されなければ構いませんよ。」
「うむ、では100番を除いた受験生の再試験を行うかの!」
再試験のため、ネテロが乗ってきた気球船で俺たち受験生はマフタツ山にやってきた。
そして再試験の課題であるゆで卵は、その山の谷に巣を作っているクモワシの卵から作るものだった。
「下の川は流れが少し早いから、落ちたら数十キロ先の海までノンストップよ。」
メンチのその言葉で何割かの受験生には戸惑いが生まれる。
しかしゴン達は迷わず飛び込んでいく。
「あー、えー、そこの暇してる100番!」
「…何ですかネテロ会長。」
「ワシもゆで卵食べたいから取ってきてくれんかのぉ。」
「自分で取りに行きなよ。そして俺の分もよろしく。」
「この年寄りに働いて来いと言うのか!優しさのない若者よのぉ…。」
「ワン!」
「卵は高カロリーだから小太郎は食べちゃダメ。」
このような不毛なやりとりをしばらく行ったが、最終的にはじゃんけんで負けた方が取りに行くことになった。
そして俺が負けた。
「くっそ…何で試験合格してる俺が取りに行かないといけないといけないんだよ…。」
飛び降りると、谷にはロープのような物がいくつもかかっており、そのロープに卵が吊るされていた。
クモワシに攻撃されるのも面倒だったため、少しずるいとは思いつつも絶を行った。
そしてクモワシの張った糸の張力を利用して飛び上がる。
「おお〜流石だの〜!早い早い。
ん?3つも取ってきたんか。」
「サトツさんの分。」
「おや、これはありがとうございます。」
「お前さんはあの一家とは思えんくらい変に優しいのぉ…。」
「そりゃどうも。取ってきたから茹でるのはよろしく。」
「うむ、任された。
おーいメンチくーん!」
「だろうと思った…。」
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戻るメンチは二次試験合格者ゼロという報告をハンター協会に行なっている。
が、その声はひどく激怒しており試験に何があったか知らないヨルイにとっては不思議で仕方ない。
今も話についていけず、サトツとともに建物の窓からのぞいてその様子を伺っている。
「だから構わないって!そのまま委員会に報告すればいいじゃない!
〜っ!あーもーじゃあ合格者1名だしゃいいんでしょ!?100番!!彼は一番最初に課題の料理持ってきて結構美味しかったから合格!!はいこれで合格者ゼロじゃなくなった!これでいいでしょ!?」
突然出てきた100番、つまりヨルイの番号である。
「何やら貴方は合格のようですよ。」
「みたいですねー…。」
しかしこんな結果に誰一人納得してる様子はない。むしろ100番は誰だと今にも殴りかかりそうな雰囲気で皆が探している。
「それにしてもメンチくん、合格者0はちと厳しすぎやせんか?」
そう言い上空を飛んでいた気球船から一人の男が飛び降りてくる。
「相変わらず丈夫な足なぁ…。」
「異例ですね、会長自らおいでとは…。知り合いですか?」
「俺のじいちゃんの古い友人。」
「それは…またすごいおじいさまですね。詳しく聞いてみたいとも思いますが…よかったですね、再試験のようですよ。」
さっきまでの勢いはどこにいったのか随分としおらしくなったメンチは会長の提案通り二次試験のやり直しを認めた。
「ただ、電話でのやり取りの中でメンチが1人合格者を出したことも事実。
なのでこのやり直しに対して唯一の合格者である100番の意見を聞こうかの」
ネテロは覗いてた窓の方に顔を向けて尋ねてくる。
100番が再試験を認めなければ行わないと言っている。
「俺の合格が取り消されなければ構いませんよ。」
「うむ、では100番を除いた受験生の再試験を行うかの!」
再試験のため、ネテロが乗ってきた気球船で俺たち受験生はマフタツ山にやってきた。
そして再試験の課題であるゆで卵は、その山の谷に巣を作っているクモワシの卵から作るものだった。
「下の川は流れが少し早いから、落ちたら数十キロ先の海までノンストップよ。」
メンチのその言葉で何割かの受験生には戸惑いが生まれる。
しかしゴン達は迷わず飛び込んでいく。
「あー、えー、そこの暇してる100番!」
「…何ですかネテロ会長。」
「ワシもゆで卵食べたいから取ってきてくれんかのぉ。」
「自分で取りに行きなよ。そして俺の分もよろしく。」
「この年寄りに働いて来いと言うのか!優しさのない若者よのぉ…。」
「ワン!」
「卵は高カロリーだから小太郎は食べちゃダメ。」
このような不毛なやりとりをしばらく行ったが、最終的にはじゃんけんで負けた方が取りに行くことになった。
そして俺が負けた。
「くっそ…何で試験合格してる俺が取りに行かないといけないといけないんだよ…。」
飛び降りると、谷にはロープのような物がいくつもかかっており、そのロープに卵が吊るされていた。
クモワシに攻撃されるのも面倒だったため、少しずるいとは思いつつも絶を行った。
そしてクモワシの張った糸の張力を利用して飛び上がる。
「おお〜流石だの〜!早い早い。
ん?3つも取ってきたんか。」
「サトツさんの分。」
「おや、これはありがとうございます。」
「お前さんはあの一家とは思えんくらい変に優しいのぉ…。」
「そりゃどうも。取ってきたから茹でるのはよろしく。」
「うむ、任された。
おーいメンチくーん!」
「だろうと思った…。」
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