四次試験
三次試験も終わり、タワーから外に出たら俺たち受験生。
ようやく姿を現した三次試験試験管は労いの言葉もそこそこに、次の第四次試験の説明を始める。
「諸君らにはこれからくじを引いてもらう。
この中にには25枚のナンバーカード、すなわち今残ってる諸君らの受験番号が入っている。
それではタワーを脱出した順に一枚づつ引いてもらう。」
まずはじめに一番通過のヒソカがくじを引く。
「次。
…おい二番目、お前だぞ98番。」
「そういえばそうだった。」
「なっ、アッシュが二番目ぇ!?」
レオリオが驚愕する。
俺はそんなに弱そうに見えるのだろうか。
「その番号がそれぞれのターゲットだ。奪うのはターゲットのナンバープレートだ。
プレートを選ぶ手段は何でもいい。
自分のターゲットのナンバープレートは三点。
自分のナンバープレートも三点。
それ以外のナンバープレートは一点。
最終試験に進むために必要な点数は六点。
それが第四次試験のクリア条件だ。」
第四次試験会場の無人島に着くと、先の試験の通過順に島へ上陸していくことになった。
ちなみに俺はターゲットが自分のナンバープレートなのですでに持ち点6点らしい。
この無人島には一週間滞在するわけだが、俺はすでにやることがない。
ヒソカが下船し俺が呼ばれる。
下船はするが島の中に進まず止まる。
「なんだあいつ、開始早々あそこでプレート奪うってのか!?」
そして時間が経ち次の通過社であるギタラクルが下船する。
みな俺がこのままイルミのプレートを盗るつもりだと思ってるがそれはちがう。
弟と手を組むためにここにいる。
「カタカタカタカタ…。
俺あんまり目立ちたくないんだけど。」
「その見た目でそれいう?
もう十分目立ってるよ?」
「え?」
「…そういう天然なところも好きだよ。」
お互い仕事が重なったりしてイルミとも中々会えていなかったので、この機会を利用してイルミとも一緒にいたかった。
そもそも俺はキルアのお守りで来たはずだが、残った受験者を見る限りキルア1人で十分なんとかできる。
それなら自分のしたいことを優先させてしまおう。
イルミと島を進む。
もちろん先頭は小太郎である。
小太郎には好きなところに行くように指示してある。
きっとそうすれば最善な場所に出るだろう。
「兄さんのターゲットって何番?」
「自分。」
「それずるくない?
あのハンター協会の会長と親しそうだったし…。
賄賂でも送った?」
とりとめのない話をイルミと行いながら森を散策する。
恐らくそろそろ受験者全員が島へ上陸したころだろうか。
一度円を展開して受験者それぞれの位置を確認する。
近くにいるのは三人。
「なんでそうなるのかなぁ。
ただの運だよ。
…この先に1人。
8時の方角に1人、あとは3時の方角に1人かな。」
「どうする?」
「俺が8時の方行くからイルミは3時の方お願い。
正面はあのクソピエロだから放置で。」
「了解。」
それぞれがお互いのターゲットを狩りに行く。
素早く木の上にいたスナイパーの女を狩る。
プレート番号は80番、イルミのターゲットではなかったか。
小太郎のところまで戻って、一緒にイルミの方へ向かう。
「(わざわざヒソカのところ行かなくても良くない?
しかも何故かゴンくんまでいるし…。)
ギタラクル、これプレート。」
ゴンがいる手前本名で呼べないため、偽名の方を使う。
「アッシュじゃないか。
ギタラクルと行動してるのかい?妬けるなぁ。」
ねっとりした声に、語尾にハートがつきそうな口調。
「お前本当に気持ち悪いな。」
「ありがとうアッシュ。
でも俺がやったほうがターゲットだったんだよね。
ヒソカにやるよ、一つ貸しで。」
「…ヒソカに渡るくらいなら取らなきゃよかった。」
「さて」
そう言ってギタラクルは、頭に刺さっている鋲を一本一本抜いていく。
髪の色が変わり、骨や肉が皮膚を波打たせてボコボコと変化していく。
変化が終わるころには、ギタラクルの顔は艶やかな黒髪を靡かせた黒い猫目の青年に変わっていた。
「スッキリした。
よし、この顔なら大丈夫だよね。
おいで小太郎。」
「ワンッワンッ!」
今まで小太郎はイルミの顔と匂いが一致しなかったが、ようやくここで確証が持てたらしく、イルミに飛びついていく。
「驚いた、君動物好きだっけ?」
「小太郎だから好きかな。
こいつ賢いしアッシュの犬だし。」
存外に役に立つから、と言われてる気がするが気にしないでおこう。
「じゃあ俺試験終わるまで寝るから。」
「えぇ…。」
「だってこの姿じゃふらふらできないし。」
「はぁ…わかったよ。
じゃまた後でね。」
「うん。」
そういってイルミは素手で地面を掘り潜って行った。
原始的…というかそれ呼吸できるの?
そしてヒソカと2人きりという最悪な状態にされた。
何をいうわけでもなく、小太郎を抱えてまた森の中へ行く。
受験生の監視役のような人間が背後に追従していて気持ち悪かったので、それらを撒いて適当な木の上に陣取った。
特に誰かと合流したいとも思わなかったため、そのまま食料を取ったり、受験生から距離を取ったりして7日が過ぎていった。
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戻るようやく姿を現した三次試験試験管は労いの言葉もそこそこに、次の第四次試験の説明を始める。
「諸君らにはこれからくじを引いてもらう。
この中にには25枚のナンバーカード、すなわち今残ってる諸君らの受験番号が入っている。
それではタワーを脱出した順に一枚づつ引いてもらう。」
まずはじめに一番通過のヒソカがくじを引く。
「次。
…おい二番目、お前だぞ98番。」
「そういえばそうだった。」
「なっ、アッシュが二番目ぇ!?」
レオリオが驚愕する。
俺はそんなに弱そうに見えるのだろうか。
「その番号がそれぞれのターゲットだ。奪うのはターゲットのナンバープレートだ。
プレートを選ぶ手段は何でもいい。
自分のターゲットのナンバープレートは三点。
自分のナンバープレートも三点。
それ以外のナンバープレートは一点。
最終試験に進むために必要な点数は六点。
それが第四次試験のクリア条件だ。」
第四次試験会場の無人島に着くと、先の試験の通過順に島へ上陸していくことになった。
ちなみに俺はターゲットが自分のナンバープレートなのですでに持ち点6点らしい。
この無人島には一週間滞在するわけだが、俺はすでにやることがない。
ヒソカが下船し俺が呼ばれる。
下船はするが島の中に進まず止まる。
「なんだあいつ、開始早々あそこでプレート奪うってのか!?」
そして時間が経ち次の通過社であるギタラクルが下船する。
みな俺がこのままイルミのプレートを盗るつもりだと思ってるがそれはちがう。
弟と手を組むためにここにいる。
「カタカタカタカタ…。
俺あんまり目立ちたくないんだけど。」
「その見た目でそれいう?
もう十分目立ってるよ?」
「え?」
「…そういう天然なところも好きだよ。」
お互い仕事が重なったりしてイルミとも中々会えていなかったので、この機会を利用してイルミとも一緒にいたかった。
そもそも俺はキルアのお守りで来たはずだが、残った受験者を見る限りキルア1人で十分なんとかできる。
それなら自分のしたいことを優先させてしまおう。
イルミと島を進む。
もちろん先頭は小太郎である。
小太郎には好きなところに行くように指示してある。
きっとそうすれば最善な場所に出るだろう。
「兄さんのターゲットって何番?」
「自分。」
「それずるくない?
あのハンター協会の会長と親しそうだったし…。
賄賂でも送った?」
とりとめのない話をイルミと行いながら森を散策する。
恐らくそろそろ受験者全員が島へ上陸したころだろうか。
一度円を展開して受験者それぞれの位置を確認する。
近くにいるのは三人。
「なんでそうなるのかなぁ。
ただの運だよ。
…この先に1人。
8時の方角に1人、あとは3時の方角に1人かな。」
「どうする?」
「俺が8時の方行くからイルミは3時の方お願い。
正面はあのクソピエロだから放置で。」
「了解。」
それぞれがお互いのターゲットを狩りに行く。
素早く木の上にいたスナイパーの女を狩る。
プレート番号は80番、イルミのターゲットではなかったか。
小太郎のところまで戻って、一緒にイルミの方へ向かう。
「(わざわざヒソカのところ行かなくても良くない?
しかも何故かゴンくんまでいるし…。)
ギタラクル、これプレート。」
ゴンがいる手前本名で呼べないため、偽名の方を使う。
「アッシュじゃないか。
ギタラクルと行動してるのかい?妬けるなぁ。」
ねっとりした声に、語尾にハートがつきそうな口調。
「お前本当に気持ち悪いな。」
「ありがとうアッシュ。
でも俺がやったほうがターゲットだったんだよね。
ヒソカにやるよ、一つ貸しで。」
「…ヒソカに渡るくらいなら取らなきゃよかった。」
「さて」
そう言ってギタラクルは、頭に刺さっている鋲を一本一本抜いていく。
髪の色が変わり、骨や肉が皮膚を波打たせてボコボコと変化していく。
変化が終わるころには、ギタラクルの顔は艶やかな黒髪を靡かせた黒い猫目の青年に変わっていた。
「スッキリした。
よし、この顔なら大丈夫だよね。
おいで小太郎。」
「ワンッワンッ!」
今まで小太郎はイルミの顔と匂いが一致しなかったが、ようやくここで確証が持てたらしく、イルミに飛びついていく。
「驚いた、君動物好きだっけ?」
「小太郎だから好きかな。
こいつ賢いしアッシュの犬だし。」
存外に役に立つから、と言われてる気がするが気にしないでおこう。
「じゃあ俺試験終わるまで寝るから。」
「えぇ…。」
「だってこの姿じゃふらふらできないし。」
「はぁ…わかったよ。
じゃまた後でね。」
「うん。」
そういってイルミは素手で地面を掘り潜って行った。
原始的…というかそれ呼吸できるの?
そしてヒソカと2人きりという最悪な状態にされた。
何をいうわけでもなく、小太郎を抱えてまた森の中へ行く。
受験生の監視役のような人間が背後に追従していて気持ち悪かったので、それらを撒いて適当な木の上に陣取った。
特に誰かと合流したいとも思わなかったため、そのまま食料を取ったり、受験生から距離を取ったりして7日が過ぎていった。
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