四次試験が終わった。
最終試験まで残った受験生は10名。
今は最終試験会場へと向かう船の中である。
試験内容はまだ知らされず、四次試験からの開放感に浸る間もなく、次の試験への緊張が館内を走っている。


「アッシュ!!」

「久しぶりキルア。
試験どうだった?」

「簡単すぎたね。
アッシュもいねーし7日間つまんなかった!
アッシュは…って聞くまでもないか。
ターゲット誰だったの?」

「自分。」

「は!?
会長に賄賂でも送ったの?」

「お前たちは何でそういう考えになるのかな。

俺のことなんだと思ってるわけ?」


兄のイルミと全く同じ反応をされて少しショックである。
そんな中、会長が受験番号を呼ばれた人から面談をするという放送が入った。

しばらくしてキルアが呼ばれ、俺の番号が呼ばれる。
小太郎と入室する。
中にネテロ1人が座っている。
そこに向かって小太郎は走り出しはしなかった。


「何するの?」

「最終試験の参考程度に幾つか質問してるんじゃ。
まあ座りなさい。」


そう言われて目の前の座布団に座る。
小太郎はここぞとばかりに組んだ足の上で丸くなって座る。


「なぜハンターを目指そうと思ったんじゃ?」

「弟の家出を見守るため。」

「弟思いじゃの〜。
お主自体はどうなのじゃ?」

「うーん、親父の役に立つだろうし、少しは喜んでくれそうだからライセンス欲しいなー、位かな。」


「相変わらずファザコンだの…。

では次の質問じゃ。
お主意外の9人で今注目している選手は?」

「うーん、…いないかな。」

「そして相変わらず周りに関心ないのぉ。

最後の質問じゃ。
9人の中で今1番闘いたくないのは?」

「44番。」

「ほう!理由は!」

「見た目、雰囲気、言葉遣い、というか存在自体気持ち悪い。」


これが生理的に受け付けないってやつかな。
そう答えれば、向こうはお主に嫌われるとなると余程の気持ち悪さなんだなと、とても驚いていた。
俺だって多少の好き嫌いはあるというのに失礼なじじいだ。


「そういえばお主、サトツにプライベート用の連絡先教えたらしいじゃないか!
ワシにもくれ!」

「やだよ。
大体サトツさんにあげたのは、話面白かったのと何となくゴトーに雰囲気似てて好きだったからだし。
あんたプライベートの方で仕事依頼しそうだし。」

「なら仕事用の方の電話にでとくれ!」









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