最終試験
「ここは委員会が管理するホテルじゃ。
君らの全ての試験が終わるまで貸し切りとなってとる。
さて試験じゃが一対一のトーナメント形式で行う。」
そう言って運ばれてきたトーナメント表は、あまりに公平な試合数とは言えない作りとなっていた。
トーナメントで勝ち残った1人ではなく、トーナメントのなかで一勝さえすればハンターになれるという。
負けたものがトーナメント上を進んでいくため、よければ1人の不合格者だけで試験が終わる。
俺はクラピカとヒソカの戦いで負けた方とあたる。
トーナメント的には真ん中くらいの成績と評価されたところか。
「武器のOK、反則なし、相手に参ったと言わせれば良い。
ただし!相手を殺したものはその時点で失格、残りのものが合格、試験は終了じゃ。」
「第一試合、ハンゾーvsゴン。」
第一試合、つまりはこの2人は試験官からの評価が最も高く試験チャンスが多い2人である。
「キル、そんなにゴンくんより評価低いの気にしてんの?」
先ほどからキルアのゴンを見る目が少し鋭い。
身体能力は確かにキルアの方が上だ。
だがハンターの素質となると、殺しを生業としてる者と、ゴンのような善人とじゃ後者のが素質というか思考のようなものは向いているだろう。
「…別に。」
「ハンターという職業に憧れているわけじゃない俺たちに素質ありってなるわけないだろ。
そりゃあ身体能力の面では大いにあるだろうが、精神面ではほぼゼロだな。」
現にゴンはハンゾーの攻撃をくらい、既にまともな戦闘は不可能になっている。
俺もキルアもあの程度の攻撃軽く避けられる。
しかしゴンには出来なかった。
「…兄貴は悔しくないの?」
「何に対して?」
「ゴンやクラピカより自分の評価が低いこと。」
「評価基準にハンターの素質が含まれてる以上、仕方ないと思う。
というか、所詮試合回数が多いか少ないかだろ?
負けなければいい話だ。」
試合数がどうであれ、俺は負ける気はしない。
参ったと言わせるのは少々面倒だが、方法はある。
ハンゾーのように相手が参ったというまで痛めつけるのも手だ。
しかしゴンのように忍耐力がある頑固な者に対してはあまり効かないので面倒でもある。
そういう面ではクラピカもヒソカも痛みというアプローチはあまり効かないだろうな。
特にヒソカには興奮材料にしかならなそうだ。
「…面倒だなぁ。」
前 目次 次
戻る君らの全ての試験が終わるまで貸し切りとなってとる。
さて試験じゃが一対一のトーナメント形式で行う。」
そう言って運ばれてきたトーナメント表は、あまりに公平な試合数とは言えない作りとなっていた。
トーナメントで勝ち残った1人ではなく、トーナメントのなかで一勝さえすればハンターになれるという。
負けたものがトーナメント上を進んでいくため、よければ1人の不合格者だけで試験が終わる。
俺はクラピカとヒソカの戦いで負けた方とあたる。
トーナメント的には真ん中くらいの成績と評価されたところか。
「武器のOK、反則なし、相手に参ったと言わせれば良い。
ただし!相手を殺したものはその時点で失格、残りのものが合格、試験は終了じゃ。」
「第一試合、ハンゾーvsゴン。」
第一試合、つまりはこの2人は試験官からの評価が最も高く試験チャンスが多い2人である。
「キル、そんなにゴンくんより評価低いの気にしてんの?」
先ほどからキルアのゴンを見る目が少し鋭い。
身体能力は確かにキルアの方が上だ。
だがハンターの素質となると、殺しを生業としてる者と、ゴンのような善人とじゃ後者のが素質というか思考のようなものは向いているだろう。
「…別に。」
「ハンターという職業に憧れているわけじゃない俺たちに素質ありってなるわけないだろ。
そりゃあ身体能力の面では大いにあるだろうが、精神面ではほぼゼロだな。」
現にゴンはハンゾーの攻撃をくらい、既にまともな戦闘は不可能になっている。
俺もキルアもあの程度の攻撃軽く避けられる。
しかしゴンには出来なかった。
「…兄貴は悔しくないの?」
「何に対して?」
「ゴンやクラピカより自分の評価が低いこと。」
「評価基準にハンターの素質が含まれてる以上、仕方ないと思う。
というか、所詮試合回数が多いか少ないかだろ?
負けなければいい話だ。」
試合数がどうであれ、俺は負ける気はしない。
参ったと言わせるのは少々面倒だが、方法はある。
ハンゾーのように相手が参ったというまで痛めつけるのも手だ。
しかしゴンのように忍耐力がある頑固な者に対してはあまり効かないので面倒でもある。
そういう面ではクラピカもヒソカも痛みというアプローチはあまり効かないだろうな。
特にヒソカには興奮材料にしかならなそうだ。
「…面倒だなぁ。」
前 目次 次