彼女の嫉妬 その3
周りはサンゴだけかと思っていたが、沈没船の残骸のようなものもあった。
彼女はというと・・・いたいた。
あたりをキョロキョロ見回して、何か探しているようだが。
何をやってるんだろ?
俺は気になり、そっとサンゴの陰にまわりこみ、隠れて見ていた。
砂底から太い杭(くい)のようなものが数本出ている。
軍医殿は一番長い杭の上をフワフワと漂っていたが、足を開きゆっくりと沈んでいく。
そして大事なところを・・・あ、わかった。
土手の出っ張りが、うまく杭の上部に引っかかって止まった。
大事なところを支点に止まると、ピーンと手足を開いてさらにバランスをとっている。
やじろべえのようになってフラフラと揺れているのだ。
大事なところはグリグリするたびにへこんでいるのがわかる。
上品そうな見かけとは違って、実は結構好き者なんだな。
ズリ落ちると少し浮き上がる。
そしてまたズンと落ちて、大事なところを杭にぶつけて押し付けて、また少し浮き上って、の動作を繰り返している。
やがて飽きたのだろう。
今度は海底に降り立ち、杭の前で足を大きく開いて、リンボーダンスを始めた。
いや、リンボーダンスのような格好になって、杭をモッテリ膨らんだ土手でグイグイ押しつけている。
大きく開いた足の膝を曲げ、腰に両手を当てて、首はもたげて。
ズリズリと足だけで前に進んで行く恰好は・・・これがあの冷静そうな軍医殿なのか?
一体何という痴態をやっているのでありますか?
杭はガッシリ埋まっているためほとンど動かない。
彼女がおマ〇コで杭を押しているのを見ていたが、俺はとうとうがまんができなくなった。
後ろから近づき彼女の肩と背中を『グイ』とばかりに押した。
丸く膨らんでいる土手が押し付けられて大きく杭にめり込んだ。
彼女はギョッとした様子で、手をバタバタ振りながら首を思い切りこちらに向けた。
ガボッという音とともに、水中であるにもかかわらず「あっ!」と声が聞こえた。
水中メガネの中の目も、いっぱいに見開かれている。
よっぽど驚いたようだが、しかしそれよりも股間に刺激の方が強かったみたいだ。
「ああーん」と変なうめき声がした。
フネフネと股間を両手で押さえながら、足をとじるように仰向けに転がってしまった。
「あ!」
しかしすぐに起き上がり、ユラユラと海面に向かって上がっていった。
いやすごい勢いで逃げて行った。
俺が海面に顔を出すと、麻美が近寄ってきて、
(麻美)「ちょっとぉ、見てたのね」
(啓一)「はい、一部始終、すべて」
彼女は泣きそうな顔になって、
(麻美)「あなたねぇ、あたしはあたしは・・・」
きれいな海とサンゴを見ていたら、開放的な気分になり、あんなことがやってみたくなったんだとか。
(麻美)「窮屈な軍隊生活だもの、あたしだってたまには・・・」
(啓一)「わかっております。先ほどのことはすべて忘れました」
誰にも言うつもりはない。
(麻美)「本当に?誰にも言わない?」
本当の本心である。
俺としてはそれよりも、これを機会にもう少し仲良くなれればなどと思っている。
まあ、彼女の身分と軍律を考えれば難しいかもしれないが。
麻美はだんだん表情が明るくなってきた。
(麻美)「ウソついちゃいやよ。はずかしいし、みっともないし」
肩をすくめてペロッと舌を出している。
かわいいと思った。
(啓一)「わかりました。男として必ず約束は守ります」
彼女は本当に、ホッとしたうれしそうな顔をしていた。
この間数分の出来事だったが、隊から離れたことは班長殿には気づかれなかった。
甲板に整列すると、すぐに班長殿の挨拶が始まった。
(班長)「本日の訓練は無事に終了して・・・」
俺は上の空だった。
いやしかし・・・軍医殿があんなことをするとは想像もしなかったな。
今日は彼女の新たな一面を見ることができた。
至極満足だ。
班長殿の横に立っている麻美も吹っ切れたようにニコニコしている。
(班長)「以上。軍医殿からも何か一言お願いいたします」
麻美は何か考えていたようで「えっ」と言う顔をしたが、
(麻美)「本日は、非常に参考になりました。艦船の推進装置の実物を見たのは初めてでありまして・・・」
みんな話そっちのけだなぁ。
彼女の水着姿、訓練前はよく見れなかったが、今度はバッチリ見える。
休めの姿勢は、まるで『見てくれ』、とでも言っているようだ。
大きな胸、縊れた腰のライン、縦長のへそ、ピチピチの土手、そして開いている長い脚。
とてもいやらしい、もとい、セクシーなボディだ。
そしてとうとうみんなピークに達したらしい。
(班長)「以上、解散」
敬礼を終えたが、誰も動こうとしない。
(班長)「どうした」
班長殿が怪訝そうに声をかけると、ついに1人が
(隊員A)「軍医殿、お願いであります。もう少し近くで見たいであります」
麻美は唖然として、困ったように俺を見ている。
(班長)「ナニを言っている。上官に向かった、失礼な何たることことを・・・」
班長もあせっているのか、おかしなしゃべり方になっている。
聞いていた軍医殿は、渋い顔をしていたが、やがて笑い出し、
(麻美)「班長いいです。わかりました。これぐらいなら風紀違反にはならないでしょうから」
近くの台に上がって手足を目いっぱいに大きく広げた。
(麻美)「自分をよく見たものから解散するように」
胸を思い切り反らすと、オ〇パイと土手がはちきれるように飛び出している。
うおおおー、と声が上がり、隊員たちが麻美の前に群がった。
解散後なので勤務時間外となるな。これは自由時間だ。
誰かが「さわっても、いいでありますか」と聞いているが、
「ダメ!」と、あっさり言われた。
(麻美)「見るだけよ。見るだけ」
それはそうだろう。しかし水着の上からでもこれは見ごたえがある。
超間近から、へそ、土手、オ〇パイ、お尻を見ることができた。
じろじろと穴のあくほど堪能した後、一人ずつ敬礼し、名残惜しくも、やがて艦内に消えて行った。
これでまた彼女の新たなうわさ話が増えるだろう。
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