月下氷人 その3
声に振りむくと、
体にバスタオルを巻いた美しい人がしずしずと湯船に入ってくる。
翔太と理沙は一瞬呆然とした。
(うそみたいにきれいな人だな)
(女)「お邪魔してもよろしいですか」
理沙があわてて「ええ、どうぞご遠慮なく」と言った。
女は「お二人はご夫婦ですか?」と聞いてきた。
「い、いえ、ち、違いますよ」
「こんなのが妻だなんて、そんな」
「こんなのとは何よ」
再び口喧嘩を始めた。
女は笑いながら、
「あのですね、こっちの、この川沿いの露天風呂はね、仲のいい人どうし、何かご縁のある男女にしか見えない、入ることができない湯舟なんです」
「え、どういうこと」
「あなたたちは本当は仲がいいということです」
翔太と理沙は顔を赤らめて(うれしいことを言う人だな)と思った。
「あなたたちは、良いご縁があるんでしょうね。私はそのお手伝いをするためにいるんです」
翔太と理沙は(はぁ?)と、思うしかない。
女の言っている意味がよくわからない。
「あのぉ、あなたはいったい」
女は答えずに続ける。
「翔太さんと理沙さん、でしたね」
「はい」とは答えたものの、
翔太も理沙も(なんで名前を知ってんだろう)
「失礼ながら、無礼講ということでお話しさせていただきますからね」
「ぶ、無礼講って」
「あなたたちのご縁が、さらにうまく行きますように、ってこと」
「あの、ご縁、ご縁って、いったい」
(さっきから何を言ってんだろ、この人)
翔太と理沙、あっけにとられて顔を見合わせる。
女は「コホン」と咳払いをして、
「では儀式を始めますから。お二人とも湯船から出て、そこの石の上にお立ち下さい。すべらないようにね」
「儀式?何のことですか」
きょとんとしていた2人だが、しかし突然ザブンと湯船から飛び出した。
「あれ、あらら、なんか体が・・・」
意思に反して勝手に動いていく。
「どうなってんだ」
いつの間にか湯船の外の敷石のところに立っている。
「さあさあ、身に着けている物なんか、とっちゃいましょうよ」
「えーーーっ!」
「うそだろ。ちょっと待って」
2人はタオルとバスタオルを放ってしまった。
「いや、翔太見ないでぇ」
翔太と理沙は素っ裸になってしまった。
理沙は両手で大事な所を隠そうと思ったが、
「あれ?」なぜか隠したのは顔だった。
両手で顔を覆って「はずかしい」と言っている。
翔太も体をよじってチン〇ンを隠そうとしたが、体は言うことを聞かない。
彼は仁王立ちで腰に手を当てている。
ブラブラと徐々に・・・そそり立っていく様子がわかる。
「フフ、理沙さん翔太さんの一物立派でしょ。さあさあ」
「なんなんですか。これは!」
理沙は真っ赤になっている。
彼女は目を伏せようと、目を逸らせようと、いや、目をつぶろうと、とにかく見ないようにしたいのだが、体が意思とは無関係な動きをする。
結局、翔太のナニをジーッと見つめている。
「ほら見たかったんだろ。よく見ろよ」
朗らかそうに翔太は言っているが、顔はあきらかに引きつっている。
彼も思っていることとは違うことを言わされているのかも。
「一体どうなってるんですか」
「ホホホ、まあまあ、いいじゃないですか」
(翔太:うそぉ。理沙の、おっ〇いと割れ目が直に見れるなんて)
(理沙:翔太のおチン〇ンだ。本物のおチン〇ンだ。気持ち悪いけど立派だぁ。イヤダあたし、何を考えている)
目がくらんで、ドキンドキンは最高潮に。
翔太のナニはずっと大きくなったままだ。
「あんたのおチ〇チンって、ずっと立ったまんまなの」
「お前の裸を見てるからだよ」
「えっ」
(理沙:そっか、あたしの裸見て翔太のオチ〇チンが・・・)
そう思ったとたん、割れ目が開き気味になり、乳首がうずいて立っていくのを感じる。
(う、だけど・・・)
もう翔太にじっくり全部見せてやる。このままでいいやと思った。
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