月下氷人 その4
頃合いをみて女は翔太に向かって、
「理沙さんは、翔太さんのおチ〇チンを手に取ってもっとよく見たいと思っているようですよ。さあ、さわらせてあげてくださいな」
「えーっ、あ、あたしはそんな、はずかいしことは思ってないよ」
「正直に思ってることを言っていいんですよ」女が諭すように言う。
「お前そんなこと思ってんのかよ」
「あの、翔太、何を言ってんですか。私はそんなこと思っていません。思ってないよぅ」
悲鳴のような声があがる。
(理沙:あ、あ、あ。翔太に嫌われる)
高熱でもあるんじゃないかと思うくらい赤くなって、目を見開いて叫んでいる。
「おい、大丈夫かよ」
「あらあら、それじゃ」と、女がブツブツと何か唱えると、
理沙はススと翔太に近寄り、
「そうよ、あたしは翔太のおチ〇チンをもっと近くでよく見てみたかったの。あ!」
翔太が驚きつつ「お前、やっぱりスケモノか。相当いやらしいな」
「何を言う。違う違うよ。口が勝手に言ったのよぉ」
必死で否定するが、両手でしごきだした。
「あ、ウソ、おいやめろぉ、何やってんだ。おい理沙やめろ、やめてぇ」
理沙の目は虚ろになって、ハアハアと喘いでいる。
最後に翔太が「痛い」と言ったところで、手を離した。
思い切りつねられたようだ。
「ごめんなさい、実はあんたがちょっと憎らしいから、前からつねってみたかったの。本当なのよ。はい」
本当だったらしい。
理沙はゼイゼイと肩で息をしている。
はずかしいのと、興奮しているのと、何が何だかわからないのと。
感情が高ぶって、顔はあいかわらず真っ赤っかだ。
(翔太:どうやら本当らしい。この女の人は心の中を読めるのかな。それなら、俺は理沙の割れ目を見たくて見たくて・・・)
そう思ったとたん、女がしゃべりだした。
「わかりました。それじゃ今度は翔太さんの番ね。
理沙さん、翔太さんは理沙さんに大きく足を開いてもらって、ええとそれから、両手で割れ目を開いてもらって、それから・・・」
「ちょっと待ってよ。何それ。あたしはそんなこといやですよ。翔太、あんた・・・」
女は無視してしゃべり続ける。
『理沙のおマ〇コを翔太様に差し上げます』と、言ってほしいんだそうです。さ、さ、どうぞ」
「翔太、あんたそんなこと考えてんの」
「いや、その、うん、本当」
彼は非常に素直だった。
「あ、あんたね、いやらしすぎない。いやっ、やめてよ。だけど・・・」
理沙はぎこちない格好で両足を大きく開いていく。
「これ以上開かないよ」
小柄な体、その足が限界まで開いて、膝(ひざ)も少しガクガクしている。
「それでいいですね。続けて」
理沙は自分がやっていることに驚き戸惑いながらも、さらに両手で割れ目をパカッと開いた。
「これでいいの。よく見えるかな」
ちょこんとついているおマ〇コが見えた。
「あたしこんな格好でこんな事したの、生まれて初めてだよ。おまけに人に見せるなんて」
この一言を聞いて翔太のそれはビ―ンと立つ。
理沙はそれを見てアハハと笑った。
「翔太のおチ〇チン、ちょっと気持ち悪いな。でも面白いな。ユラユラ動くんだね」
と一言。
「う、うるさいな。しょうがないだろ」
翔太もかなり赤くなったが、すぐに興味深そうにのぞき込んで、
「そのちびっさいのがお前のおマ〇コなの。かわいいね。でもちょっと小さくね」
かわいいはいいけれど、小さいとは!
理沙は少し自棄(やけ)になりながら言い返す。
「そうだよ。小さくて悪かったな」
「理沙さんそんなに怒らないで。さあ、お顔をあげて」
理沙は翔太に顔を向けると(あれ?)怒りたいのに笑っている。
「あれ?どうしたんだろ」
ニコリとしながら
「よく見ればいいでしょ。あたしの貧弱なマ〇コを」
理沙は荒っぽいしゃべり方はするが、下品なセリフはあまりしゃべらない。
ところが今、普段の理沙にはあるまじきすさまじいでセリフを、しかも朗らか顔でしゃべっているではないか。
(翔太:これは本物の理沙か)
翔太は呆然と聞いている。言葉が出ない。
「・・・・・」
「さぁ翔太」
「え、あ、なに」
「あたし・・・じゃなかった。名前で言うのね」
「できれば」
「理沙のマ〇コを翔太、じゃなくて、翔太様に差し上げます」
翔太がここでまた余計なことを言ってしまった。
「『小さい』を付け加えた方が正確だろうな」
「しつこいんだよ」
翔太はしまったと思い、
「ごめんごめん。小さいなんて余計なこと言って。本当に悪かった。取り消すごめんね。大きくて立派、本当に立派って付け加えてよ、な」
理沙は(うゎ、それもはずかしいって。何を言わせるんだよ)
「遠慮しないでいいのよ、自信もって。さあ、名前もちゃんとね」
「え、え、うわぁ、それはちょっと、あっと、ダメだよぉ。翔太ちょっと」
でも口が勝手に動いて言ってしまった。
「青柳理沙の大きくて立派なマ〇コを赤川翔太様に差し上げます。どうぞ」
理沙は口をパクパクさせて目を泳がせて、気を失いそうになっている。
翔太の方も、どう答えていいかわからないが、しかし、
「ありがたくもらっておくよ」
「翔太さん、理沙さんのお〇ぱいも触ってみたいようだけど、欲張らないでね」
「え、は、はい。胸も胸も、それだけあればもう充分です」
「またまた!貧弱って思ってるんだろ。何だよ。悪かったね」
今度は泣きそうになる。
「いや、そんなこと思ってないって。機嫌を直せって。一緒になったらずっとお前を大事にするから」
理沙はパッと笑顔に戻り「本当に。絶対にだよ」
「わかった約束するから」
「でも、一緒って、何?」
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