原色ハレンチ大図鑑 その3
(図鑑)「ほら見せてやるよ。特別に」
最初の自己紹介のページには、
美穂がニッコリ笑いながら、ピシッと気をつけの姿勢で立っている、写真が載っていた。
正確に言えばこれは写真ではなくて、封じ込められた本人である。
超メリハリのある見事なボディ。大きなバストにくびれたウエスト。もっこり膨らんだ土手と一本のスジ線。
となりのページは後ろ姿だ。髪の毛がかかっているきれいな背中。丸くて大きなおしり。
彼女の全裸が丸出し丸写しとなっている。
そして次のページは!
(B)「うわあ、ちょっと美穂、なんてあられもない姿に」
思わず顔を背けてしまう。
その写真、上半身をくねらせて、大きな乳房をグニャリと握り潰している。
下半身はM字開脚で大きく股を開いた写真となっている。
足のつけ根の部分のビラビラや突起の具も、美しいピンク色にバッチリ写っている。
それどころか穴の奥まで見えていて・・・
ブルーはおもわず「うぇ!」となった。
顔も普段のさわやかで凛々しいものではない。
なまめかしい卑猥な女になってしまった。
目を細く閉じ、舌先を出して唇を舐めている。
まるで吐息を吐いてあえいでいるような・・・AVのグラビア?
こんなのは若い青少年には刺激が強すぎるだろう。でもブルーは・・・
(B:う、色っぽい!これが本当の美穂の姿なんだ!)
(図鑑)「ほらほら。立派なヌード写真、いや、ヌード写真そのものになっちゃたぁ」
(B)「彼女を元に戻しなさいよ。戻せったら!」
ここでブルーはやっと思い出した。
(B)「そうだった。忘れてた」
夏美から渡された魔よけの護符。それを両手で持って前に突き出した。
すかさず「〇▽〇✕◇□〜」教わった呪文を唱える
図鑑が「あっ」と叫び、用心して飛び下がる。
さらに呪文を唱えると、光が絡まるようになってエロ本に向かって行った。
(図鑑)「お、お、お!なかなか強力だな」
ブルーの光の渦をたくみによけながら、エロ本も光線の束のような気を放出して対抗する。
でもやっぱりエロ本図鑑の方が余裕だ。
(図鑑)「たいしたものだなぁ」
ブルーは少し当てが外れたようだ。
(B)「うそでしょ。強力な呪符のはずなのに。ど、どうしてよ。どうしてきかないのよ?」
(図鑑)「教えてやるよ。ほんのさっきまでの俺だったら、たぶん負けていただろうな。
だけど今は・・・ゲフゥ」
一息入れて、
(図鑑)「その魔よけの札も強力なんだけどさ、ちーっとばかり順番間違えてんだよな」
つまりイエローが取り込まれる前に、呪符を使えばよかったという事。
(図鑑)「ここにいる子どもたちが、お前さんたちの体を見て興奮、発情してただろ」
(B)「「えっ?」
(図鑑)「大量のモンモン・ムラムラを腹いっぱい食ったのさ。おまけに今食ったこの女・・・」
すごいパワーの持ち主だった、と言っている。
つまり子どもたちの気とイエローのパワーを吸収して全力で防いでいるらしい。
「あ、そっか。そうだよね」と、ブルーは気がついたがもう遅い。
ブルーは全力で護符の能力をあげようとするが、
(図鑑)「お前大したことないな」
ケラケラ笑っている。
ブルーはムッとして「あんたなんかに言われたくないんだけど!」
しかし碧は焦りだした。エロ本の言うとおりである。
今更ながら「しまったなあ」と、思ったが、やはり後の祭り。
(図鑑)「何とでも言え。そろそろ反撃するぜぇ」
『ブオー』と、エロ本の妖力が爆発した。
妖力については素人のブルー、碧でもわかった。
「キャーア!」
ブルーは吹き飛ばされてしりもちをついた。
すぐに起き上って、全力でパワーをぶつけ返すが、
(図鑑)「パワー自体はその護符よりもこの女の方が断然強いようだぜ」
そのとおりで、卑猥な写真になったお姉さんの体からどんどんエネルギーを吸い取ってぶつけてくる。
ブルーは両腕を胸の前に突きだし、ありったけの力で懸命に気を放出するが完全に押され気味だ。
(B)「なんて、なんて強力なパワーなの」
少し見くびっていたようだ。
いや見くびるというより、予想外だったという方が合っている。
イエローのパワーが敵側にいってしまうなんて。
こんな正面から一騎打ちのような状態になってしまっては動くこともできない。
光の束から避けようとしたり、逃げようとしたりすれば、簡単に光に取り込まれるし、
このままの状態を続けていても、やがてじり貧にやられてしまうだろう。
水の超能力も、こんな状態じゃ使えない。
一瞬でも隙をつくったら、その瞬間に食べられてしまうだろう、たぶん。
(B)「あ、あ、マズイヨ。このままじゃ」
弱気になった途端、一気に光が押してきた。
(B)「あ、ああダメぇ」
ブルーは青ざめて悲鳴を上げた。
ヌードをさらすなんてもってのほか。思っただけでも身の毛がよだつ。
彼女にとっては背筋が凍りつくような感じだ。
(B)「いやだ。いやだよいやだよ、絶対いやだぁ。
あ、あたしの裸なんて見れるシロモノじゃないんだってば!」
彼女のボディは美穂や夏美と違って・・・贔屓目に見ても貧弱さは否(いな)めない。
どうもコンプレックスを持っているらしい。
(B)「そ、それにさ・・・」
美穂の豊満な肉体美と比べられてしまう、とボソリ。
仲間をとやかく言うわけではないが、
(B:あたしが美穂みたいな写真になってしまったら・・・)
具や穴の奥まで見られるなんて冗談ではない。
いやだいやだ、とにかく絶対いやだと必死に喚く。
(図鑑)「そうかそうか。それならなおのこと、はやく見てみたいな」
ブルーの全身はエロ本の光に包み込まれてしまった。
(B)「あ、あ、いやぁぁぁ!いやだよー!ダメぇ。いやだ、お願い、やめてぇぇぇー、あーん、お願いよぉ」
よっぽど嫌だったのであろう。
しかし、悲鳴もむなしく、ブルーは図鑑に掲載されてしまった。
エロ本はニンマリと、
(図鑑)「へへへ、今日は大漁だぜ。ガキどもの気をたらふく食って、
さらに生きのいいスーパーガールを2匹もペロッといただいちゃったぁ」
2人とも強力なエネルギー持っていたが、それを残らず吸収して、図鑑はさらにパワーアップしたのだ。
(図鑑)「どれどれ・・・と」
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