凸凹渓谷の決闘 その4
(碧)「その玉ってさ、あたしが変身してない時の超能力も吸いとることができるのかな?」
(夏美)「うーん、多分ね。生身の人間の能力だったらなんでもだと思うよ」
(碧)「そっか。それじゃやっぱり近づくとやられるね」
碧は何か考えている。
(碧)「ある程度距離をとっていればどうかな?」
(夏美)「多分大丈夫だと思うけど、その距離がどれくらいかはわからないわ」
(碧)「あんたの感でいいよ。10メートルくらいだったらどう?」
(夏美)「あの玉の大きさなら、それぐらい離れていれば多分大丈夫でしょ。でも絶対とは言えないな」
(碧)「10メートルか。それからさ、その玉って、落とせば割れるような脆(もろ)いものかな」
(夏美)「あれはガラス質だったから割れると思うよ」
(碧)「玉が割れれば、あんたたちの能力も戻るのね」
(夏美)「たぶんね」
(碧)「そうか」
碧はまた考える。
(美穂)「ねえ、さっきから何を考えてるのよ」
(碧)「まあまあ、ちょっと作戦をね」
(美穂)「教えてよ」
(碧)「もう少し待ってよ」
碧はまた考え始めた。
(夏美)「あいつら、絶対あんたも狙ってくるよ」
(碧)「そうかも、いやその方がいいかも」
そして妙案が浮かんだ!
(美穂)「ねえ、どうするの。教えてったら」
(碧)「ごめん内緒よ。
策を悟られないようにするために、
あんたたちも何も知らずに自然にふるまってほしいんだ。
お願い、ね!」
同じ頃、ピーイーのビルにて。
彼はすこぶる上機嫌だ。相好(そうごう)を崩しては悦に入っている。
今日は楽勝であった。そして宿敵の物(ブツ)を手に入れることができた。
目の前には二組の●●コと●首が置いてある。
チョコンと尖がったような物と、ふくれてフネッと垂れたようなものと。
●首の方も●輪付きで、二組、4個並んでいる。
「なかなか生意気な奴らだったが、大事なものがなくなれば少しはおとなしくなるだろう」
ウヒヒと笑いが止まらない。
「こっちのふっくらしているのがあの大きい方の女のナニか。んで、皮が剥けているのがグリーンのだな」
手に取って眺めて・・・臭いを嗅いでみる!
変態の真骨頂ともいうべき行動をとっている。
きれいなピンク色の●首もなかなか上物だ。
「大きくて長めなのがイエローので、真ん丸なのがグリーンか。
イエローのは引っ張って伸ばされたんだな。きっと」
なおもしばらくの間、手に取ってうれしそうに眺めていた。
何というか、ほとんど病気だ!
すっかり妄想の世界に入り浸ってしまっている。
「これらは特別のコレクション箱に入れておくとしよう」
きれいな模様の特別な木箱を用意してきた。
彼女たちの大事な部分をピンで留めると満足そうにうなずいた。
「これでよし」
彼女たちの超能力は虹の玉に封じられているので、
そのままピンで留められてしまうと、他のコレクションと同じように陳列品になってしまった。
やがてピーイーは決心するように叫んだ。
「よ―し、あとブルーのをそろえれば、スーパーガールシリーズの完成だ」
拳を振り上げて、
「早く明日にならないかな」
さて翌日。
碧は『変態通り魔』がよく出没するところを1人で歩いている。
美穂と夏美が止めるのも聞かずに「少し考えがあるから」と言って。
案の定、男たちはフラリと現われた。
シルクハットが「これはこれは。スーパーガールこと湯村 碧さんですね」
(碧)「あたしをご存じのようで」
(Pe)「あなたのナニを・・・」
2人が近づこうとするのを、「おっと待った」と、手で制し、
(碧)「あんたたちに挑戦するわ」
(Pe)「は、挑戦ですか?」
明日凸凹渓谷で決着をつけてやる。そこまで出て来いと。
(Pe)「凸凹渓谷ですか?なんでまたそんなところに」
(碧)「そうよ。そこなら絶対負けないわ」
(Pe)「なるほどねえ。たいした自信ですね」
(碧)「もしあんたたちが勝てば、あたしの能力と・・・」
碧は一瞬、うつむいて口ごもる。
(Pe)「能力と?」
(碧)「あ、あたしのおマ〇コと乳〇がほしいんでしょ。あげるよ。とればいいでしょぅ」
ピーイーとツバーンは少し驚いた。
(Pe)「フ―ン、いい度胸ですね」
(碧)「2対1なんだから、あたしの条件を飲んでよ」
碧はニヤリとして、さらに、
(碧)「それともあたしの挑戦がこわいかな。どうするの?」
2人はヒソヒソと話をしていたが、
(Pe)「いいでしょう。では明日の午後に」
そう言うと2人は去っていった。
あとで、その話を聞いた美穂たちは、
(美穂)「挑戦状を突きつけてきたってぇ?」
(夏美)「なんて無茶するのよ」
(碧)「まあまあ、そこは押さえてよ」
(美穂)「大丈夫なの?あんたがやられたらあたしたちは・・・」
(碧)「心配するなって。勝算はあるからさ」
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