赤舌のオークション その5
ステージがゆっくりと揺れはじめた。
(今日子)「フェイントで来るかもしれないね」
皆はうなづく。
(今日子)「いずれにしろ顔はすぐに伏せられるようにして」
8人の中では今日子が一番年上であり、皆にいろいろなアドバイスを送っている。
それが気に食わないのか、観客席からは、
「おばさん、うるさいぞ」「黙ってろ」
しきりにヤジが飛んでくる。
今日子は「そっちこそ黙んなよ」と言い返す。
観客席からはさらにヤジが飛ぶが、今度は無視した。
(今日子:こっちは必死なんだぞ)
突然ステージが『ガクンガクン』と揺れ始めた。
(麻由子)「ほら来たよ」
うつ伏せになっていた彼女たちは顔も伏せる。
観客席から再びヤジが飛んでくる。
「同じことすんなよ」「もっと裸見せろ」
今日子はキッとなって、
(今日子)「うるさいんだよ!だまってろ!」
と言い返した。
(司会)「おやおや、エキサイトしてますねえ」
(今日子)「あんたもうるさいよ!」
(司会)「・・・」
ステージの動きはどんどん激しくなるが、5人は振り落とされまいと必死だ。
(香織)「怖いっ」
(麻由子)「いつまで頑張ればいいのよ」
(今日子)「とにかくあきらめないでがんばるの」
続いて『ドタンドタン』と、連続した揺れが起きだした。
(今日子)「どうせパターンは同じよ。ほらもっと中心に寄って」
彼女がいろいろとアドバイスをし、皆がそれに従う。
「今度は波が来るかもね。波が打ち寄せたら、タイミングをよく見て顔を伏せるの」
アドバイスは結構的確だ。そら波がきだした!
「とにかく体は低くして。それからステージの動きに合わせて動いて」
「波をよけられるようだったら、素早く動いてよけるの」
「でも絶対無理な動きはしちゃだめよ。バランスをくずすから」
「波をかぶったら、とにかく痛くてもがまんして」
時間は結構たったが、今回はまだ誰も落ちていない。
司会は少しイライラ気味に
「がんばりますねえ皆さん。ショーが盛り上がってますよ」などと皮肉めイたことを言い始めた。
皆が不安の中、あまり動じない彼女の存在は大きい。
ヤジがまたうるさくなった。
「今日子をなんとかしろ」「今日子から落とせ」
(今日子)「うるさい、だまってろー」
(司会)「今日子がいると雰囲気が悪くなりますね。時間もかかるし」
「イー、余計なお世話だよ。こっちは命がけなんだぞ」
(司会)「いい心がけです。でも時間もあんまりないから」
司会は舞台裏の方に目配せした。そして、
「ではこんなのはどうですか?」
手を振ると、消防車の放水のような水、いや液体が今日子めがけて噴きかけられた。
「あーっ!」
(司会)「波が来ると思いましたか?この放水、いえいえ液体の噴きつけ、特定の1人を狙うこともできるんですよ」
彼女めがけて飛んでくる水は強烈で、彼女に命中すると、これまた猛烈な水飛沫きを上げている。
「あー、何すんのよ!い、痛い!」
思わず立ち上がってしまった。
「それ、もうちょっとだ」「はやくマネキンになっちまえ」
客席からは、拍手も起きるし、容赦ないヤジも飛んでくる。
強烈な放水を浴び、どんどんステージの端に押しやられていく。
(ダメだ、背中を向いたら押し流されてプールに落ちちゃう)
両手で放水を受けているため、股の大事なところを隠すことができなくなった。
(うー、手もビリビリしだした)
水圧に向かって踏ん張るたび、足も開き気味になってくる。
(しまった。見えちゃうよ)
今までがっちり隠してきたのだが、もろ見えになっている。
結構ふっくらした割れ目が見える。
「もっと足開け」「じっくり見てやるぞ」
一歩、二歩、とうとうステージの縁まで追い詰められてしまった。
「いやだぁ」
彼女の顔に初めて恐怖の表情が浮かぶ。
「いあゃ。死にたくない。助けてぇ」
哀願の叫び声が出た。しかし観客席からは、拍手と笑い声とヤジが。
「あああ・・・」
そして、とどめのように『ガクン』とステージがプール側に傾き、
「キャーァ」という悲鳴を残し、横向きにのけ反った姿勢でプールに落っこちた。
(司会)「なかなか、いい悲鳴でしたね」
クレーンのアームが上がってくる。
先ほどまで強気だった彼女ではあるが、
『私の大事なところをじーっくり見てね』
とでもいいたいように、にこやかに微笑んでいる。
たった数分前までの険しい態度とは別人のようだ。
彼女もなかなか体が柔らかいようで、両手両足も『ビーン』と結構開いている。
(司会)「小沼今日子の開きができましたぁ」
拍手喝采、なかなか鳴りやまない。
(司会)「今回は、彼女のために少々手こずりました。そこで、サービスとして、今日子を宙づりにして、
クレーンで観客席を一周します。じっくりご鑑賞ください」
「ウオーッ」という大歓声と拍手が沸き起こった。
今日子は全裸大開脚のまま、クレーンで客席場を一周している。
観客席は興奮のるつぼと化している。
大きなお〇ぱい、土手のふくらみもまんざらではない。
華奢な体つきだが、メリハリのあるボディだ。
年はとっているとはいえなかなか手入れができている。
彼女の開きは観客のほんの目の前のところを一周して戻ってきた。
写真を撮る者。穴の開くように見つめているもの。
オッと!薬がついているので、触るのは厳禁だ。
(司会) 「ここで、理事会から指示がきましたね。なになに、これだけじゃ生ぬるい!おやおや、えーと・・・」
理事会の要求は断れない規則になっている。
多分にお偉方の個人的な要求や欲求が含まれているのだが、要するに、
『重りと浮きを強力にしろ』ということであった。
数分後。
彼女のおマ〇コと両乳首には、大きくなった重りと浮きが付いている。
今度は『ザッボーン!』という大きな音がした。
水槽の中へ入るといういうよりは、落っこちたような音が。
今日子の体と重りは水槽の床まで沈まなかった。
強力な浮きに引っ張られて最初から水中で浮いている。
重りも、これまた相当な重量があるが、それでも着底しない。
水槽の中を漂う風情はなく、海に浮かぶ『大の字のブイ』のようになっている。
隣の3つの水槽の中では、『浮きの浮力』と『重りの重力』はほぼ同じ力で、それほど強力でもない。
時々水流が起きると、軽ーい感じで『浮いては沈みぃ、沈んでは浮いてぇ』の、運動をしているが、彼女は浮きっぱなしだ。
ポイントは、これらの力が、すべて今日子の乳首とおマ〇コにかかかってくることである。
強烈な浮力と重力がかかり、隣の水槽の3人と比べてもかなり引っ張られているのがよくわかる。
倍くらいに伸びてしまっている。
(香織)「ああぁ」
(陽子)「これはひどいなぁ」
(京恵)「やっぱり切れちゃうかも」
(司会)「なかなかこれはいいな。次からはこの方式にしよ」
(香織) 「!」
(麻由子)「!」
(陽子) 「!」
(京恵) 「!」
残った4人は同時に「なんていやらしいやつ!」と思った。
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