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「爆豪くんこっちこっち!」
長い行列の一番最後に急いで並ぶと、後ろからダルそうに爆豪くんが歩いてくる。せっかくアイス食べるのに、テンション上がらないとか本当に男子高校生か。今日は暑いからアイスクリーム店が大人気で、その行列の長さに爆豪くんは顔をしかめる。暑いのもあって眉間のしわが1.5倍、不機嫌だ。
「めんどくせぇ!!」
「今日暑いからしょうがないよ」
「他の店でもいいだろが」
「ここの二段アイスが食べたいの!」
長い列の先にあるアイスクリーム店まではまだかかりそうで、爆豪くんがイライラし過ぎて爆発しないか心配していると、店員さんがメニュー表を持ってやってきてくれた。メニュー表を開くと爆豪くんも覗き込むように見る。やっぱり爆豪くんも食べたいんじゃん、素直じゃないなぁ。
「うーん。期間限定も気になるし、定番も捨てがたい」
「さっさと決めろや」
「食べたいの多くて悩んじゃう」
「また来りゃいいだろ」
「ははっ、気軽に来れないんだよ」
「諦めんなや」
「私にとっては全てのことが一期一会なんだよ」
「クソが、達観する前にすることあんだろ」
「…そうか!次のために手を打てということだね!爆豪くん期間限定が終わる前に次も連れて来てくださいよろしくお願いします」
「違ぇわクソ迷子が」
ハッピーアイスクリーム