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「(すごい雷)」



空が光って雷鳴が響いた。これ傘あっても帰れないな。下駄箱でいざ帰ろうと靴を履いた途端これだよ。どうしようかな、と思って外を見ているともう一度光ってドンと音が響いた。



「爆豪くんの怒鳴り声みたい」
「あ゛ぁ゛ん!?」
「うわっ!!」



いきなりの声にビクッと体が反応した。後ろを振り向けば爆豪くんが仁王立ちでそこにいた。もしかして今の聞かれてた?いや、まさか、割と距離あるし、爆豪くんとは違う方向向いて言ったし、まさか。爆豪くんは遠慮なく私に近づいて頭をガシリと掴んだ。



「誰の怒鳴り声だァ?あ?」
「いだだだだだだごめんなさいっ!」



私の言葉にぱっと手を離した。相変わらずのゴリラっぷり。地獄耳め。爆豪くんが掴んだせいで乱れた髪を手ぐしでなおしていると、またピカッと光った。今までで一番早くドガァンと響いた。



「わっ!今近かったし大きかったね」
「なんで嬉しそうなんだよ」
「わりと雷好き。綺麗だよね」
「ふーん」
「あ、上鳴くんのことじゃないよ。普通に雷ね」
「分かっとるわ」



ツンと外を見たまま爆豪くんは答えた。なんだかつれない反応だな。外を見るとまだ一向に天気がよくなる気配がない。いつになったら帰れるかな、と考えているとまた空が光った。



「あ、今の雷鳴爆豪くんに激似」
「てめぇ懲りてねぇな」