05

奴とはよくわからない縁があるらしい。今日も迷子になっていたらまたもや爆豪くんに会った。これはもう腐れ縁と呼んでも良いかもしれないレベルになってきた気がする。


「なんでいんだよ」
「アイドンノー」
「死ねやカス」
「爆豪くんこそいつもここでトレーニングしながら私来るの待ってるんじゃ」
「いつも場所変えてんだよ」
「え、変えてるのに会うの?きも」
「こっちの台詞だボケ」


年上だと分かっても爆豪くんは私を年上扱いしない。上鳴くんや切島くんは先輩って呼んでくれて可愛いのに、爆豪くんは全く可愛くない。

会ってしまったからには仕方がない。私も背に腹は変えれない、爆豪くんにまた校門まで連れて行ってもらわなければ。いつも逃げようとするから、いつでも動けるように構える。そんな私を爆豪くんはチラリと見てはぁとため息をついた。どうやら今日は逃げないらしい。


「珍しい」
「しつけぇんだよてめぇは」


諦めたように言う爆豪くんは、こっちを見ずにトレーニングに励み始めた。え、なんか今日素直なんだけど、どうしたの爆豪くん。と声に出さずに思っていたら燃やすぞなんて言われて顔を背けた。とりあえず逃げなさそうだけどトレーニングやめる気配もない。トレーニングが終わるまで待てってことかな。これ以上何か言うと爆破されそうなので黙って近くの寄りかかれそうな所に座り、明日の予習でもすることにした。