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▼2022/09/07:カフェインでドーピング、即ち名作の予感

九月になって少し時間が過ぎた。今日もせっせと小説を書き上げる休日だ。好きなキャラクターの誕生日が近いのでそれを寿ぐお話を綴り、投稿済みである。現在私は月に二本小説を書き上げる事を自分に課している。二度目の就職をしてからずっとこのペースだ。一作当たりの文字数には開きがあるが、平均すると一話辺り一万文字強。それを二週間ほどで書き上げる生活を送っている。元々文章を書く事が好きだしお話を考える事も好きだし、読む事も好きなので、常に頭の中で妄想やら空想が広がっている。暇な時には好きな曲を聴きつつ好きなキャラに歌わせたいとかあのキャラはドラムでこのキャラはベース、とか割り振りをして妄想MVを脳内で作成する。非常に楽しい。
一個前の記事で仕事がとても楽しいと書いたが、ここ最近は仕事が最高に楽しい。接客が上手くなってきた自信がある。
私は現在働く店では一番下っ端の位置にいる。入社して来月で一年になるが、まだまだ出来ない事も多い。また、うちの店ではある程度働いている人には『担当カテゴリ』と言うものが出来るのだが(要は専門分野)、私にはまだそれが無い。なのでどの商品がいくら値上がるとか廃番になったとかは知らされない為、都度都度担当者に質問しないとお客様からの問い合わせに応えられない事がある。陳列のこだわりとかも分からない(良し悪しがあるようだ)。レジにも入れない為基本フロアに居る事が多く、その分フットワークは良くなったように感じる。それに、お客様からすればわざわざレジに行くよりフロアを回遊している私に質問する事が多いのだろう。毎日いろいろな質問をされる。しかし、それで鍛えられた結果お客様に声を掛けられてもビビらなくなったし、大体の商品の場所は把握している為直ぐにご案内できるようになった。継続は力なりだなと本当に思う。
以前は金額の大きな商品をご案内するのにはかなり心の労力を要していたが、最近だとスムーズにご案内できるようになったし、配送料金や商品の仕様などの知識もついてきた。この前も幾つか高額商品をご希望のお客様にきちんと対応できて、上長には『完璧な接客です』と褒めていただけた。それも勿論嬉しいが、お客様の「丁寧にありがとう」との言葉が本当に嬉しい。自分の仕事を褒めていただけることはこんなにも嬉しくて飛び跳ねそうになるんだ、と少し驚いた。
それが少し前の話で、昨日も嬉しい出来事があったので自慢させてほしい。昨日の出勤後二時間ほどしてからの事、
或る商品をじーっと見ているお客様がいらしたので声を掛けると『プレゼントに好きなものを選んでいいよって言われたんです』と仰って、自分へのプレゼントを選びに来たとの事だった。初めはその商品群でも比較的安価な商品にしようかと思っているとの事だったのだが、いろいろお話ししたら一番高額なのにするとの話になった。「そう言えばあれも欲しくて…」と仰るのでその商品もご案内し、配送専用の商品な旨も伝え配送料や組み立てが必要な事もお伝えすると「なるほど。組み立ては多分できます」との事で、それも検討範囲に入ったようだった。
その商品の売り場から奥に進むと、うちの店で最も高額な商品が陳列されている。その商品を見たお客様が目を輝かせていたので「試しに使用されますか?」と言えば「良いんですか!?」と言われたので「勿論です」と答える。結果、お客様はその商品を気に入り、幾つかの部品に分かれる商品で組み合わせが幾通りかあるのをお伝えして組み合わせを二人で考え、その場合の価格と配送料を私が確認している間にお客様は別の高額商品を購入しようか検討し始め……と総額二十万円ほどになりそうだが、お客様は「全部素敵。欲しい」と仰って「今は手持ちがないから」と仰り私の名前とシフト(いつ居るか)を訊いてきた。非常に驚く私に「お姉さんが居る時に買いに来たいの」と笑顔で仰り、本当に嬉しくてメモに名前を書く指が震えそうだった。
一個前の記事で書いた、『貴女が居るから、またこの店で買い物したい』と思って貰える店員になる。と言う目標がまた達成されたからだ。
正直、お客様の対応を本当に一人でこなしたわけじゃない。色々先輩方にも助けて貰った。でも、必要な所は全部一人でこなせた。それが誇らしくてうれしい一時間強だった。素直に「お客様とお話しできて楽しかったです」と言えた。それでお客様が照れたように笑うのも、上長に「すごかったね!」と言われたのも、先輩に「なかなかある事じゃないよ」と言われたのも努力が実った結果と思っておこう。あと、暫く色々頑張ったからご褒美が貰えたことにしておく。その後も何人かのお客様とお話ししたが、皆にありがとうと言って貰えた。やっぱり接客って楽しい。
前の仕事を辞めた時はかなり見切り発車だったが、如何にかなったしむしろ今の方が幸せだし遣り甲斐も感じる。
えいやっと辞めて良かったなぁ本当に思う。
今度、お世話になった就労移行支援事業所で利用者さんのインタビューに答える事になった。どうやら雑貨の販売職に就きたい人が居るらしく、私の話を聞きたいんだそうだ。何を訊かれるかは知らされていないが、『いつも通りの矢野さんで来てほしい』と言われているので完全なる仕事モードで行こうと思う。洋服もメイクも仕事仕様で挑むのが、就職のため努力するその人への礼儀だと思うんだ。

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