ごろんとベッドに横になる。今日は何かと疲れた。
誰かとどこかへでかけるなんて、滅多にしないからな。
ちょっと悪くないと思ってしまった自分に少し驚いた。
仕事ですから、お隣さん 09⁺
それにしてもビビった。胡蝶姉妹。
あいつらとは腐れ縁で、昔から知っている。特に姉、カナエの方とはな。
「不死川くん、聞いてくださいよ〜」
「なんだァ、また相談か」
家が近いこともあって、ガキの頃から二人とはよく遊んでいた。
カナエは色々と断れない性格だからか、面倒なことに巻き込まれることが多かった。
そのたびに話を聞いていた。要は幼馴染みたいなやつだ。
「また喧嘩したんですか〜?」
「うるせェ…」
怪我の手当をしてくれるのはいつもあいつだった。
別にしなくたっていいのに決まって絆創膏を持ってくる。
「自分をもっと労わらなくちゃだめですよ」
困ったような笑顔に俺は渋々言う通りにするしかなかった。
社会人になってもつかず離れずの関係は続いた。たまに会えばお互いの近状を話したり飯に行っていた。決まって妹つきで、伊黒の定食屋に行ったり。
甘露寺とは仲がいいからなァ。
伊黒たちが結婚したと聞いた時は喜んでた。
「女ってなんであんなに化けんだァ?」
久しぶりに会った胡蝶姉妹は少し大人びた雰囲気になっていた。
顔は元気そうだったな…
まぁまた会えば話をするだろう。
でも何故かわからないが、胡蝶と話すところをタケに見られたくなかった。
胡蝶姉妹にも面白がられるのが目に見えている。
ただの仕事だっつーのに。
明日から長期捜査に駆り出される。くそだりィ…。
いつ終わって帰ってこれるかわからねェしな。
最近また物騒な事件も増えてるしな。もしかしたらこの辺も。
念のため、あいつに電話しとくか。
スマホを手に取り、ある人へ連絡する。
プルルルル
遅いから出ないか…?
【はい】
「もしもし、、元気にしてるかァ…」
あいつに頼めば安心だからな。
ざっくりとタケの内容を話すと、わかったよ、と言った。
さてさて、準備するか。
そうこうしているうちに夜は更けていった
End
前◯次◯小説トップ
top