今日はどっと疲れた。
仕事が立て込んでいて、残業残業の毎日。
夕飯、作りたくないな。。。
何か買って帰ろう、とふらふら寄り道していた。
最近までずっと送迎してもらってたから、歩いて帰るのは疲れるけど、運動不足解消。
あ、とすぐ気づいた。
そしてすぐさま止まる足。そして何故か隠れたい衝動…
スラっとした後ろ姿に銀色の髪の毛。細そうなのに意外とがっちりしている、傷だらけのあの人。
久しぶりに見かけた不死川さん。と、お隣には女性。
あれはきっと胡蝶さんだ。
一回しか見かけたことはなかったけど、ふわふわっと可愛らしい女性だと思う。話し方もすごく優しかった。
付き合ってるのかな?
不死川さんに美人な胡蝶さん、とてもお似合いだ。
仲よさそうに並んで歩く二人を見かけたら耐えられなくなって胸がぎゅっとした。
ふと、目があったような気がした。
(お願い、こっち見ないで)
隣のお巡りさん 15
それからというもの、たびたび手紙が入っていることがあった。怖くてポストを開けないようにしていたけど、日に日にエスカレートしている。
手紙の内容も、少しずつ過激に。
“今日はスカートだったね”
“誰と電話していたのかな?”
“誰の車に乗っていたの”
“ちゃんと手紙見てね”
“読まないなんて許さない”
“いつもの公園で待ってるよ”
もう、限界。
ぐしゃ、と握りつぶした手紙を破り捨てた。いるんだ、公園に。
なら行ってやろうじゃないの。すぐに通報してやる。
怖さ通り越して怒りに変わってきていた。許さない。
カバンには不死川さんと買ったカラーボールを全部いれて、家を出た。
***
「なんだァ、、これ。」
足元に散らばってる紙の残骸。そして写真らしきものもある。
「この写真、タケじゃねぇかァ…」
そこにはしばらく見なかったタケの写真。
遠目のもあれば近くで撮られているのもある。
散らばった手紙を拾い上げ、読むと怒りが湧いてきた。
おいおい。あいつ、いつからこんなことになってたんだ?
玄弥は知ってんのかよ。
どうせ迷惑かけるからって相談してないだろう。
あいつの考えそうなことが手に取るようにわかる。
知ってたら俺に一言いうはずだ。
もしかして伊黒が言ってた話ってこのことか…?
なんで伊黒は重要なことを言わなかったんだクソがァ…
(俺は不死川に話そうとしたのにお前が勝手に胡蝶と出て行ったから話せなかったんだろうが。タケが困ってる話を胡蝶の前で話せるわけないしだいたいお前は人の話を…)
とネチネチ言ってそうな伊黒が容易に想像がつく。
「公園…まさかな。。」
嫌な予感がした。そう思ったら走り出していた。
「…クソッ…!」
走り出した先は最初にタケを見つけた公園。
もう少しで着く、というところで聞きなれたあの音。
防犯ブザーが鳴り響いている。
「チッ…!!」
頼む、無事でいてくれ。
ようやく見えた先にいたのはタケと…
End
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