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ピロン、とスマホがメッセージの着信を伝えた
ひまわりに落ちた後のおはなし
「お腹すいたー!マツちゃんは今日お弁当もってきた?」
「今日はお弁当ちゃんと持ってきました!」
「そっか。お弁当なければ一緒ランチ行かない?って思ったけど…また誘うね」
「えー。ご一緒したかったです…また次の機会にお願いします」
「おっけー!また行こうね!」
午後12時半。
午前中の業務が終わり、昼休みの時間。
先輩からの誘いを泣く泣く断り、お弁当を持ってスマホをいじりながら休憩室へ向かう。
届いていた数件のメッセージを順番に開いて既読にしていく。大体がお店のDMだ。
「ん?宇髄くんから?」
こんな明るい時間帯に珍しい人からのメッセージ。
「いつもメッセージ来るのが飲みのお誘いで夕方や夜が多いのに…珍しいな…」
タップして開いてみた瞬間、廊下で発狂しそうになった。
【旦那、色々とやばくね?】の一言と共に送られてきたのは2枚の画像。
パッとみた感じでわかった。
これは見たらやばいやつだ。
休憩室に急いで向かい、壁側の席に座る。
後ろは壁だ。誰も通れない。両隣に誰もいない。誰にもみられない。
もう一度宇髄くんのメッセージを見返す。画像をタップして画面いっぱいに表示させる。
1枚目はバスケのシュートを打とうとしている杏寿郎の写真。
暑いのか、いつもハーフアップの髪の毛をまとめて結んでいる。いつもはなかなか見えない首元から滴る汗。私がこの前気にしていたワイシャツを腕まくりして見える逞しい腕。
2枚目は教師用の更衣室にいるであろう杏寿郎の写真。
サッカーの後かな?汗かいたから替えのワイシャツに着替えるところかな?それとも脱ぐところ?てか、髪の毛濡れてるからシャワー浴びたんだよね。上半身裸だし…ああ、胸板が厚い。
【宇髄くん、最高。神様なの?セクシー杏寿郎をありがとう。保存いたしました】
とりあえずお礼のメッセージを送り、「ふぅ」と一呼吸おいてお弁当を食べ、残りの時間その写真をずっとずっと眺めていた。
すると、またメッセージが届いたのでアプリを開いてみてみると、杏寿郎と宇髄くん、両方からメッセージが届いた。
【すまねぇ、派手に煉獄に隠し撮りとタケに送ったことがバレちまった】
【宇髄と2人で楽しんでたようで何よりだ。今夜は覚悟しておくんだな!楽しみだ!!】
2人から届いたメッセージを見て、今日残業にならないかな…と願った。
次に続く!(かもしれない)
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