03.




お風呂から上がったらすぐに夕食だった。



2人で美味しいご飯とお酒をたらふく飲み食いし、敷かれた布団でゴロゴロしてたら2人していつの間にか寝ていたようで目が覚めたら0時を少し回ったところだった。



お風呂入ってお酒でも抜こうと隣に寝ている研二を起こさないように動こうとした時だった。


「ん……タケ…どこいくんだよ…」


強く腕を引かれ、また布団に戻された。



「タケ、誕生日おめでとう。愛してる」



「愛してる」
「あいしてる」
耳元で彼の口から囁かれたワードにびっくりして体中の血液が顔に集まってるんじゃないかってくらい顔が赤くなってるのがわかる。


「あ、ありがとう…私も研二のこと…あ…あいしてる…」
「うん、知ってる」

フッと薄暗い中笑う研二の顔が妖艶に見える。


「似合ってるよ、それ」
「ん?なにが?」


それそれ、と指さされた先を見てみると首元に何か引っ掛かってるのに気づいた。

起き上がり、洗面所の鏡を見る。


「なに、これ…いつのまに…」
「なにって、誕生日プレゼント。タケが寝てるときにこっそりとね」


鏡に映る自分の首元を見てみると、一粒のダイヤが光る華奢なネックレスがかかっていた。


「どう?気に入ってくれた?」
「何でこれ気になってるって知ってたの…?」
「そりゃ彼氏ですから?雑誌を読んでるタケの姿を後ろから観察してたら少し先進んだらまたそのページに戻っての繰り返してたからさ」
「とても嬉しい…2人で旅行に行けるだけでも嬉しいのにプレゼントまで…幸せすぎてどうにかなりそう…」



涙で前がかすんでくる。



「ほら、泣くなよ。布団に戻ろうぜ」と言いながら手をひいてくれる研二が大好きで、本当に嬉しくて、この日の夜はいつもと違う特別な夜になった。






03. sparkle




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