05.
「それじゃあ、詳しく聞かせてもらおうか」
「まずは彼氏さんの名前はなんでいうのかしら〜」
夜、居酒屋にて。
「マツ先生、今日の夜暇よね?私、マツ先生と飲みたい気分なの〜」とかなんとか言われて連れてこられた居酒屋。
「とりあえずビールを5つ、枝豆とポテサラと唐揚げをよろしく」
私の左には胡蝶先生、前には注文をした宇髄先生。右に煉獄先生、宇髄先生の隣に不死川先生がいる。
え、何このメンバー??
「胡蝶先生?2人で飲むんじゃなかったんですか?」
「なんかみんなで飲みたくなって他の先生方も誘っちゃった」
テヘッと首をかしげる胡蝶先生に同性ながら可愛いなぁ、美人だなぁと心の中で思う。
「マツ先生とこういうプライベートで飲みに行くのは初めてだな!」
「一緒に飲むとか学校の忘年会とかくらいだからなァ。」
「言われてみればそうですね。先生方はよく行かれるんですか?」
「ほとんど宇髄の仕切りで1ヶ月に2、3回くらいは飲んでるかもしんねェな」
「結構な頻度ですね。それだけ仲がいいってことですね」
胡蝶先生に誘われたから彼氏のことを根掘り葉掘り聞かれるのかと思ったけど、煉獄先生や不死川先生がいるからそういうわけでもなさそうだ…と少し安心してビールを一口飲む。
そんな時に宇髄先生と胡蝶先生が発したのが冒頭のセリフだった。
「え、いきなりぶっ込んできます?」
「当たり前じゃない〜。みんなマツ先生の話を聞きたいのよ〜ねぇ。宇髄くん」
「おーよ。んで、そのネックレスをくれた彼はどんな奴なんだよ。派手に教えやがれ」
もうこれなんの尋問?というレベルのたくさんの質問をされる。
「れ、煉獄先生…ご飯ばかり食べてないで助けてください…」
「すまん!無理だ!!」
「不死川せんせ…「悪ィ。無理だわ。俺もマツ先生の彼氏どんなやつか知りてェし」
ここには私の味方はいない。
ジョッキに残ったビールを一気に飲み干し、かわりに日本酒の冷を注文してそれを飲みながら次から次に飛び出てくる質問にできる限り答えていった。
というより、答えざるを得なかった。
05. alcohol
前◯次◯小説トップ
top