もう誰にも触れさせないよ
「そこにいるのは誰!?…私!?」
「違うわ。私はリン」
「でも、あなたは塔に捕らえられて――――」
「あなたを助けに来たの」
「同じ捕まっている分際で何を言っているのよ!!!」
「私がいることを忘れたのか?瑠歌」
「セレナ!?」
「瑠璃は明日香にまかせてある。一緒に此処を脱出するのだ」
こうして、私はもうすぐでこの次元から逃れられそうになった。
「部屋にいないから心配したよ、瑠歌」
「ゆ、ユーリ…!!!」
「貴様、しょうこりもなくプロフェッサーの命令で!!!」
「セレナには関係ないだろう?君はバレットにまかせてあるんだから。もうすぐで到着するはずだよ」
「ッチ」
「…儀式次元最後の砦としてアナタにいどみます!!!」
カチャ
「瑠歌、私もやるわ」
「リン!」
「私達は同盟だ。この程度で怯むはずなかろう。私も加勢するぞ」
「頼もしいわね」
「本当にそっくりだねキミ達。でもやらない。勝手なことをしたらプロフェッサーに怒られちゃう」
「行きますよ、セレナ様」
「バレット!く…」
「セレナ!ごめんなさい…」
「明日香!?瑠璃は救出できなかったか…」
「引きましょうセレナ。チャンスはかならず来るわ」
「リンは引きのいい子だね。でも、瑠歌から目を話したボクも悪かったかな。もう、誰にも触れさせないよ」
ユーリは怒っているようだ。
それもそうか。ユーリは何故か私を心底愛している。
そんな私が急にいなくなっては、彼の心の拠り所がなくなるも同じ。
次からは、ソレも踏まえた上で脱出しようかしら。
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