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遁術


※敵から逃げたり隠れたりするための術。
【道具】
煙玉(けむりだま)
 鳥の子紙を糊貼りし、中に煙硝と発煙材を詰めたもの。口火に点火すると発煙し、投げて煙幕をはることができる。
同:鳥の子
天狗櫟の法(てんぐうちーほう)
 卵の殻の中に山椒、烏梅、煙硝、生姜、塩、酢などを込め吉野紙を貼った目潰しの道具。
百雷銃(ひゃくらいづつ)
 火をつけると連続で発砲したような音がしする。敵の注意をそらすために使う。
マキビシ
 トゲトゲした小さい忍具。逃げる際にばら撒いて相手の足を止めたり、投げつけて相手を怯ませることができる。金属製のものもあるが、もとはヒシの実を乾かしたものを使用していた。
関連:ヒシ

【忍術】
うずらかくれの術(ーじゅつ)
 顔を隠してうずくまり石になりきる術。例え槍で突かれても声を上げてはならず、抜かれた槍についた血はさり気なく拭わねばならない。
桶がわぬきの術
 垣根をくぐる際、垣根に底を抜いた桶を差し込み、その中をくぐり抜ける術。くぐりやすくなるだけでなく、桶を抜けば追手の足止めにもなる。
追手に変じて大音声をあげる術(おってーへんーだいおんじょうーじゅつ)
 敵陣から脱出する時「曲者だ!」と叫びながら駆ける術。まさか曲者自身が叫ぶとは思わないため、時間を稼ぐことができる。
かたたがえ退き(ーのー)
 敵に追われた際、角で曲がると見せかけて曲がるとすぐ壁に張り付き、追っ手が慌てて曲がった所を逆方向に逃げること。
観音隠れの術(かんのんがくーじゅつ)
 壁にへばりついて気配を消す術。
狐隠れの術(きつねがくーじゅつ)
 水に潜り気配を消す術。
木の葉隠れの術(こーはがくーじゅつ)
 葉の間や木の間に隠れる術。
除影術(じょえいじゅつ)
 姿を隠すだけでなく、他の要素から見つかることを避ける術。影を映さない、水を波立たせないなど。
狸隠れの術(たぬきがくーじゅつ)
 木に登り枝などに張り付いて隠れる術。
狸退き(たぬきのー)
 追っ手の目前で急に伏せ、それに引っかかった追っ手が転がっている間に逆方向に逃げること。
虫獣遁(ちゅうじゅうとん)
 敵が驚くような虫や爬虫類を投げて、怯んだ隙に逃げる術。
珍事出来開閉門の術(ちんじしゅったいかいへいもんーじゅつ
 敵陣から脱出する際、嘘をついて門を開け/閉めさせる術。自分が追われている時など、敵陣内で騒ぎが起こっている時に使う。
関連:珍事出来閉門とよぶ方便
ひしまき退き(ーのー)
 マキビシを撒いて敵に踏ませ、その隙に逃げること。
関連:マキビシ
用心縄退き(ようじんなわのー)
 あらかじめ逃げる道筋に縄を張っておき、自分は飛び越えて相手を転ばせる逃げ方。
夜半の嵐の術(よわーあらしーじゅつ)
 池や井戸に石を投げ込み飛び込んだと思わせ、その隙に侵入、逃亡する術。
  

登器


打ち鉤(うーかぎ)
 鉤に持ち手が付いたもの。壁や長押に打ちこんで、身体を持ち上げたり高い所に登ったりできる。
関連:長押(なげし)
鉤梯子(かぎばしご)
 縄でできた梯子に鉤がついた道具。崖を登るために使う。
かすがい
 金属製でコの字型をした釘。本来は材木を留めるために使うが、石垣を登ったり身体を支えたり、時には戦闘時にも使える。また、戸を留めることで追手の足を遅らせることもできる。
手違いかすがい(てちがー)
 両端が互いに直角方向に向いたかすがい。マキビシの代わりにもなる。
関連:マキビシ
手甲鉤(てっこうかぎ)
 熊手のような形をしており、手の甲につけるものと掌に隠してつけるものの2種類ある。主に暗殺に使い、崖を登ったり穴を掘ったりするのにも使える。
登はん綱(とうーつな)
 ロープの先端に熊手のようなものがついた、崖を登るための道具。
飛び苦無(とーくない)
 縄の先端に苦無をつけた武器。高い所に打ち込んで、崖登りの足掛かりにすることもできる。
  

火器類及び爆弾


石火矢(いしびや)
 大砲。元は弾丸に石を使っていたためそう呼ばれる。落乱の時代では鉛玉。
カノン砲
 長距離用の大砲。
曲佃珠(きょくでんしゅ)
 火薬を詰めた筒を針金で丸く留め、張り子の中に入れた火器。火をつけて高い所から転がし、敵を火攻めにする。海賊が得意とする。
関連:水軍
黒色火薬(こくしょくかやく)
 化学変化により、ガスと熱を発生させて激しく爆発させるもの。主原料は硝石と硫黄と木炭。日本では硝石が取れないため、忍術学園ではシャムや中国から輸入しているが、人工的に硝石を作ることもできる。
関連:硝石
歯輪術(しりんじゅう)
 回転する歯輪に黄鉄鉱が触れることによって出る火花で火皿に点火する銃。火縄がないため、火縄の匂いがしないという利点がある。
万人敵(ばんじんてき)
 よく乾かした土の塊の中に、火薬を詰めて導火線を仕掛けた武器。城を守る時、城壁の上から敵に投げる。砕けないよう、投げる前は木枠、または桶で囲っておく。
火縄銃(ひなわじゅう)
 火縄の火で火薬を爆発させそのガス圧で弾丸を飛ばす銃。使う手順は以下の通り。
火蓋を開けて銃口から息を吹き込み中が詰まっていないことを確認したら、銃口を上にして火薬を入れる。次に鉛玉を入れ、それを上から込め矢で突いて確認する。今度は銃を水平に持ち替え、火縄ばさみを引き上げて火蓋を開き、火皿に点火薬を入れる。最後に腕に下げた火縄を吹いて火を強め、火縄を火縄ばさみに挟み、狙いを定めて火蓋を切る。
関連:かるか/火蓋を切る
火矢(ひや)
 前に爆発用の炸薬、後ろに推進用の火薬をつめた飛び道具である。推進用の火薬に点火すると発射し、それがなくなると炸薬に引火して爆発する。
関連:火攻め
焙烙火矢(ほうろくひや)
 黒色火薬を内部に込めて作られた手榴弾。感度が低く爆発力も小さいため、導火線に火をつけないと爆発しない。
  

擬装にまつわる術/言葉


隠形の術(おんぎょうーじゅつ)
 壁や木や塀などに自身を擬装する術。
変わり衣の術(かーごろもーじゅつ)
 着物の表裏の柄を使い分ける術。
木陰の大事(こかげーだいじ)
 忍びが使命を受けて旅に出た際、下手に隠れるよりも賑やかな場所に堂々といる方が、却って疑われにくいという心得。
七方出(しちほうで)
 忍者の変装の基本形。虚無僧、出家(僧)、山伏、商人、猿楽、放下師、常の形の7つ。
賎卒に姿を変える之術(せんそつーすがたーかーのじゅつ)
 数が多くて皆同じ格好をしている足軽などに化ける術。正体を誤魔化しやすくなる。
妖者の術(ばけものーじゅつ)
 敵が油断するものに変装し、敵を混乱させて攻撃する術。城攻めの際よく使われる。
変身の術(へんしんーじゅつ)
 適当な人物に変装して忍び込む術。
  

水軍にまつわる言葉


曲佃珠(きょくでんしゅ)
 火薬を詰めた筒を針金で丸く留め、張り子の中に入れた火器。火をつけて高い所から転がし、敵を火攻めにする。海賊が得意とする。
関連:水軍
  

投擲武器


※火器類及び爆弾を除く
飛び苦無(とーくない)
 縄の先端に苦無をつけた武器。高い所に打ち込んで、崖登りの足掛かりにすることもできる。
八方手裏剣(はっぽうしゅりけん)
 主に暗殺に使われる。
  

侵入


【道具】
開器(かいき)
 隠し戸を開けるために使う道具。はさみ、しころ、忍び鎌、坪錐など。
同:壊器 関連:しころ/忍び鎌/坪錐

【術】
魘入の術(えんにゅうーじゅつ)
 侵入したい場所とは反対の側を攻撃することによって侵入したい場所の警備を手薄にさせ、易々と忍びこむ術。
かたたがいの術(ーじゅつ)
 敵が行動に出たら素早くその逆に入る術。狭い所で肩を違えてすれ違うさまに似ていることから。
驚忍の術(ぎょうにんーじゅつ)
 騒ぎを起こして敵を誘き出し、その隙に他の者が忍び込む術。
深草兎歩の術(しんそうとほーじゅつ)
 両手を内側に開き、その上に足を乗せて歩く術。鶯張りの廊下でも音がしないという。
逃止の術(とうしーじゅつ)
 逃げたと思わせて敵の守りを薄くさせ、その隙に侵入する術。
変身の術(へんしんーじゅつ)
 適当な人物に変装して忍び込む術。
夜半の嵐の術(よわーあらしーじゅつ)
 池や井戸に石を投げ込み飛び込んだと思わせ、その隙に侵入、逃亡する術。
紛れ忍(まぎーにん)
 敵に混じった忍び。
  

地形にまつわる言葉


隘(あい)
 狭い場所。敵を向かい打つのに有利。
絶澗(ぜっかん)
 前後が険しく真ん中が川になっている場所。大軍を迎え撃つのに都合が良い。
天隙(てんげき)
 凸凹で所々くぼみがある地面。潜みやすいため、敵の伏兵に注意する。
関連:草かまり
天羅(てんら)
 草が生い茂り見通しが効かないところ。潜みやすいため、敵の伏兵に注意する。
関連:草かまり
土饅頭(どまんじゅう)
 土を饅頭の形に盛り上げて作った墓。古くなると中の棺桶が腐って土の中へ落ち込む。

【兵法】
地形は兵の助けなり