ふたきぐさ

42

デュースの視界いっぱいに赤い髪が揺れたのは一瞬だけ。遡行軍を仕留めた彼は堀川の無事を確認する間もなく自身の主の元へと駆けて寄った。

「主さん無事だな!?」

立葵が傷一つない事をザっと確認し終えたその人物はすぐさま堀川に手を差し伸べる。──彼の名を愛染国俊という。
二振りは暫く周囲に意識を向けていたが、気配が感じられないことを確認しそれぞれが納刀した。

「あ、愛染、お前今までどこに居たんだよぉぉお! さっき呼んだときここに居るって言われたけど半信半疑だったんだからなぁああ!?」
「ごめん主さん! オレずっとあいつ等の相手してたんだ」
「えっ、そうだったのか!? じゃあ無理だな悪かった……」

堀川の手入れに入りながら聞く報告に、立葵は眉を下げて謝罪を口にした。先ほどまでの威勢はどこへやら、しゅん、と萎んでいる。元々立葵は素直な性格なのだ。良くも悪くも。
資材も無く専門の式神からの補助を得られない本丸外での手入れ。立葵にとってはこれが初めてだった。涙を目に浮かべつつ四苦八苦と手入れをしていく。道具を持っていたのは偶然などではなく、彼の初期刀の働きによるものだ。準備を怠らない几帳面な性格が幸いした。──もし、携帯用の手入れ道具を本丸に忘れてきていたら、そんなこと考えたくも無い。ぶるりと体を震わせ、立葵はこぶしを握り締め手元に意識を集中させた。

そんな一人と二振りの傍を横切りデュースはクルーウェルの元に駆け寄る。クルーウェルもまた同様に駆けてきていたためその距離はすぐに縮まった。

「仔犬、無事だったか」
「ええ、先生も怪我は無いですね?」
「……ああ。どうやらお前のお陰のようだな。俺の姿など見えていないかのように素通りされたぞ」
「まあ、そういう術をかけましたから」

互いに眼前に立つ相手の頭のてっぺんからつま先まで、視線を巡らせる。どこにも異常がない事を確認してどちらともなく安堵の息を吐いた。

「……肝が冷えたぞ」
「それは俺もですよ」

短いやり取りだ。しかしその中に気遣う感情を読み取れて、互いに労わるよう目線を交わした。
その流れでクルーウェルはチラリと視線を立葵達に向ける。再開、合流を喜ぶその様子。仔犬がじゃれているようで微笑ましさを感じる。
しかし対照的にデュースの表情は硬さを取り戻してしまった。さほど離れていない場所から聞こえるやり取りに、ひくりと引き攣れる喉。真一文字に引き結ばれた唇は痛々しいほど強く噛み締められた。そんな様子に気づいたクルーウェルが声を掛ける。純粋に心配しているのだ。

「顔色が悪いが、どうした」
「……いえ、何でもありません」

深く息を吸い吐き出したデュースは手汗の滲んだ両手を握り締めた。緩慢に力なく首を横に振る。
デュースにとって、荒れ果てた本丸と愛染国俊という組み合わせは最悪だった。鬼門とも言える。
立葵と刀剣との縁を辿る補助をしたときに分かっていたことだった。しかし心構えが出来ていても、どうにも心乱されて仕方がない。グッと何かを堪えるように眉間に力を入れて一つ息を吐いた。

立葵たちが落ち着いたところを見計らってデュースとクルーウェルは距離を詰めることにした。
クルーウェルが踵を返した拍子に白衣が翻る。中々見ない格好だよな、とデュースは改めて考えながらチラリと視線を向ける。このように白衣を着用して行動をしている場面を滅多に見ない。入学してから見かけた回数はおそらく片手で収まる。
デュースがそんなことを頭の隅で考えている間にも、立葵と二振りはこの空間に関する重要なことを話題に上らせていた。それを聞き留め、デュースの表情が瞬時に引き締まる。

「だってこの場所、何か変なんだぜ主さん。妙に力が入らないっていうか……」
「……言われてみれば、僕もそうです」

何とも愛染らしくない歯切れの悪い説明だ。堀川も思い当たる節があるようで愛染に続き口を開く。

「もしかしたら……遡行軍の動きが通常よりも鈍いように感じたのは、この空間のせいかもしれません」
「確かに奴らの動きは遅かったと思う。人間の俺でもほとんど刀だけで対応できたくらいだったから、その線は否めないですね」

さり気なく会話に加わりデュースは自身の体感を告げた。ハッと振り向く二振りの視線を受け、小さく肩をすくめる。次いで若干気まずげに後ろ首に手を当てた。──どうにも口調が定まらない。自覚できるくらいなのだ。

目を伏せ、顎に手を当て、何かを感じ取っている様子の堀川が静かに顔を上げる。

「意識してみて分かりました。ここは、居るだけで何かを吸い取られているような感じがするんです。力が抜けるというか……」
「え、オレ何も感じないけど」
「……人間である主さんと、僕たち、受ける影響が違うのかな? とにかく原因かもしれない「藤」を探してみるのが確実かもしれません」

堀川と立葵の会話を聞きながらデュースは思案する。堀川の仮説は間違っていないような気がした。
目的と探しているモノを聞いた途端、チラチラと周囲に意識を向けて警戒を怠らずにいた愛染がきょとりと目を瞬かせる。次いであっけらかんとこう述べた。

「藤ならさっき見たぜ?」
「えっ」
「そこに案内すればいいのか?」
「愛染やるぅ! 頼んだ!」

瞬時に目を輝かせた立葵は愛染に腕を伸ばし肩を組む。
この本丸に息づく元凶と予想している存在の元へ行くというのに、何故かテンションが振りきれている。言うなればラスボスとの対峙ともなろうことは想像に容易だというのに、おそらく立葵はそこまで思考が及んでいないのだろう。傍らで困ったように笑む堀川の表情からもそれが窺えた。
もういっそ、愛染に案内してもらい様子を見に行くのは自分だけで良いのではないだろうか。そんな考えがデュースの頭をよぎる。しかしおそらく全員が全員、理由は違えど首を横に振るだろう。単独行動はなるべくしない方が良い。
……何はともあれ、愛染国俊の案内を頼りに藤が群生しているという場所まで向かうこととなったのだ。

(ううん、藤の怪奇ねえ。確か審神者時代の若い頃に藤がどうのっていう黒本丸案件に関わったことがあったような無かったような……)

──情報のすり合わせの際にデュースは「藤の怪」と聞いて何かを思い出しかけたのだが、結局は記憶を掘り起こすことが叶わなかった。どう手繰れど思い当たるものに辿り着かない。近しい事象を思い出しかけては思考があちこちへと飛んでしまう。何とも言えない違和を感じてどうにも落ち着かなかった。
細い月の光が地面を照らす。ふと見上げた先に弧を描く三日月が悠然と浮かんでいた。デュースは自身の左腰に手を伸ばし、そして訝し気に視線を落とした。ピクリとも動かない。いつの間にかあれだけ主張していた三日月は鳴りを潜めていた。今度こそ霊力切れなのだろうか。
疑問に首を傾げたデュースを余所に、前を行く立葵が素っ頓狂な声を上げた。

「待って待って何で地面に穴空いてんの!?」
「塹壕かな?」
「あ、そっか主さんは飛び越えられないか。迂回できるぜ、こっちだ」

道中ちょっぴり色々あったものの、襲撃や大きなハプニングも無く愛染の案内は続く。そして程なくして、ようやく目的地である藤の群生地まで辿り着いた。







起こる全ての事象には必ず原因がある。加えて明らかに原因であろう藤花が確認されている。
先程の意見交換の末、原因に関しての意見は一致した。考えるまでもない。しかし原因は分かっても何故藤が人を攫うのか、攫われた人や刀剣はどこへ消えたのか、それが分からない。

「うわ、何か気持ち悪……」
「……ここまでくるといっそ圧巻だな」

愛染曰く藤の群生地。
彼の言う通り確かに藤の木がそこに在った。しかし、その様が異様だった。

「こんな地面を這うように伸びる植物だったか……?」

地面すれすれに藤の蔦が伸び、庭だったであろう場所を覆いつくしていた。所々が盛り上がり垂れている花房がカーテンのようになっている。中は空洞なのかは分からないが、遠目で見るとちょっとした浮き島のようだ。
無風のせいだろうか。奇妙なことに垂れ下がる花房も葉の一枚さえ動きを見せない。剥製のようにピクリとも動かない。そして何より、暗闇の中でほの白い紫が浮かび上がっているように見えたのだ。月の光を反射しているだけだとは分かっているのだが、どうにも薄気味の悪さを覚えて仕方がなかった。
難しい顔で花が密集している部分を見つめるデュースの横で、クルーウェルもまた同様にそれを見下ろした。先ほど思わずといったように呟かれた疑問に答えるかのように彼は口を開く。

「ウィステリアはマメ科だ。マメ科の植物に共通して言えるのは、みな蔓を伸ばすことだが……ウィステリアが地面を這うのはあまり見たことが無いな」

流石は魔法薬学の教鞭をとる人物だ。一目で植物の特徴を捉えて分類を言い当てた。ウィステリア──藤という植物は生命力が凄まじい。蔦を伸ばし他の植物を締め上げ、そうして日の当たる方へと葉を伸ばし成長していく。巻きつかれた樹木は最悪の場合、枯れる。儚く優美に見えて、その実かなりしたたかな植物なのだ。尚その性質により林業においては有害植物という認識である。

「そうなんですか?」
「ああ。蔦を伸ばして他の木々に絡んで成長する。……仔犬、植物が欲するものは何だと思う」
「水、日光、養分ですかね」

その返答に口端をニヤリとあげたクルーウェルは満足気に頷いた。野外授業のようになりつつあるな、などと頭の隅で呟く。
解説を聞きながら、デュースが視るのは花房が集中している箇所。その奥の幹と思われる周辺にどこか引っ掛かりを覚えたのだ。

「そうだ。まあ、水と養分はこの際特段重要視しなくとも良いだろう。野生のウィステリアを見たことがあるか? 花は高所に咲く。日の光を求めて上へ上へと蔦が伸びるからだ。育てば育つほどその傾向は強い。他の木々を上から覆う状態になることもある。……だからこうも低い場所に留まることはあまりないはずなんだ。興味深いな」

クルーウェルの解説は止まらない。研究者としての探求心がくすぐられたのだろう。興味に煽られるまま視線があちこちに移動し藤を観察している。

「……ん?」

そしてふと、クルーウェルは何かに目線を絡めとられて外せなくなった。
枝が五本同じ方向へと伸びている。その先はどれも断ち切られでもしたのか一センチほどの幅があった。先端はつるりと丸い。何故だかクルーウェルにはそれが見覚えのある形状に見えて仕方がない。
──人の手か? と。
自然と肩に力が入る。少し視線を下げればぽっかりと二つ、穿たれた洞。その真下に小さく一つ穴が開き、さらに下には裂け目が横に真一文字。ぞわりと全身が総毛立った。黒々とした洞。その位置がどうにも人間の顔に酷似しているように思──

「──駄目ですよ先生。障りがありますので、駄目です」

するりとクルーウェルの耳に滑り込んでくる抑揚のない声。目を見開き切る前に視界が遮られる。光沢のある黒が見えたと思ったら目元をすっぽりと覆われていた。まつ毛が触れる程に近い位置にあるのはデュースの手だろう。冷えた手袋越しの体温。じわりと滲む温かさに、ささくれ立ったクルーウェルの警戒心が緩やかに落ち着いていく。
肩の強張りが溶けていくのを感じたのだろう、デュースはそのままグッと自身に引き寄せた。

「視ないでください」

その声にクルーウェルはハッと息を呑む。いや、今この瞬間、呼吸を忘れていたのだ。ドッドッと自身の心臓が脈打つ音が耳の奥に聞こえる。
険しさを隠そうともせずデュースは両眼を細めて枝を伸ばす藤の木を見据えた。正確にはその根元に視線を向けたのだ。クルーウェルが吸い寄せられるかのように目を向けた、ソレに。

(──、吸われた・・・・のか)

正真正銘、それは人間だったものだ。喉の奥にせりあがってくる不快感を無理やり押し込めてデュースは視線を逸らす。
生気、魂すら根こそぎ奪われたかのような有り様。表面はカラカラに乾いている。──まさしくそれは、木乃伊ミイラだった。クルーウェルが木の洞に見間違えたそのくぼみは、二つの眼窩だったのだ。
ある意味で文化の違いがクルーウェルに衝撃をもたらさずにすんでいた。むき身のままの木乃伊はアチラ(ツイステッドワンダーランド)にはほとんど存在しない。基本はmummy、包帯が巻かれた状態が基本である。

「……先生?」
「……これは根ではないな。伸びた蔦がそう見えていただけだ」

腕を軽く擦りながらクルーウェルがデュースにそう告げる。至って平静が保たれた声だった。視界を遮られた後、先ほどの場所からは視線をずらし観察していたらしい。疑問を晴らすための探求心と執心には恐れ入る。

ふとデュースの脳裏に先ほど解説された藤の性質がよぎった。何ともゾッとしない話だ。
推測でしかないが、この木乃伊はおそらくは行方不明になっている者の一人ではないのだろうか。それか、デュース達と同じように迷い込んだ結果取り込まれたか。そのどちらかだろう。
だが困ったことに木乃伊となった状態では身体的特徴も何も分からない。おおよその年齢、性別、それすら判断が出来ないでいる。

根元だと思っていたものが蔦の集まりだと判明したことは大きな収穫ではある。だが結局解決には至らない。うねりながら根を伸ばしている藤の木。その大元となる太い幹がどこにあるのか。
少し離れた箇所を観察しようと視線を向けた途端、デュースの背筋にぞわりと悪寒が走った。

「仔犬!」

クルーウェルの鋭い声がデュースの耳を打つ。顔を上げる間もなく、ぬらり、と眼前に現れた一本の蔦。音も無く蠢くソレは瑞々しく生気に満ち溢れている。この朽ちた本丸において異常さが浮き彫りになるくらい生に満ちていた。
ゾッと凄まじいほどの悪寒を感じてデュースは飛び退いた。ドッドッと心臓が早鐘を打つ。
──何だこれは。何が起きている。
葉の一枚すらピクリとも動かなかったはずの藤が、突如として蠢きだしていた。
立葵が悲鳴を上げる声、堀川がそれに駆け寄る音、クルーウェルの焦る声。そう遠くない場所に居るはずだというのにデュースの耳はどこか遠くに音を捉えている。意識が自身の周囲に蠢く藤の蔦に向かっていたからだ。
弾き飛ばすような勢いでクルーウェルを藤から遠ざけ、デュースはベルトに刺したままの太刀に左手を伸ばす──がしかし。

「いっ!?」

かちゃり、反抗するように小さく鍔が鳴った。触れた左手にびりりと僅かな痺れすら感じて、弾かれたように手を遠ざける。動揺したのは一瞬。しかし、呼吸を一つする間もなくデュースの四肢に蔦が絡みつく。

(あの木乃伊はまさか、こうして──!)

チッと隠そうともせず舌打ちして再度柄に手を伸ばす。
懲りずに太刀での応戦を試みようとしたのは理由がある。残りの呪符のほとんどが爆破用のものしかなかったからである。蠢く藤だけならばともかく流石に木乃伊ごと爆破するのは気が引けた。
今度は先ほどのような抵抗は無い。
歯を食いしばりデュースは柄を握る右手と腕に力を込めた。そして刀を振るう。いや、振るったつもりだった。重圧を感じたと思ったら腕が動かない。

「なっ!?」

手の甲に冷えた感触。目を動かせば黒の手甲に金の房。記憶上のものとなって久しい見覚えのある手が、デュースの手を上から抑えていた。押さえつけられるような重圧はこのせいだったのだ。
動きが制限されデュースの動きが一瞬止められる。手足に蔦が絡みつく。獲物と捉えた対象の僅かな動揺ともたつきを、逃すわけがなかった。
急激に全身の力が抜け、ガクリと膝が折れる。霊力を使いすぎて枯渇した時にも等しい感覚だった。霊力と生気を吸われているのだと鈍る思考が答えを出した。
くらりと揺れる視界。

──……ね……を

完全に視界が蔦に覆われる直前、微かに聞こえた声。それが三日月宗近の声であると。デュースは漠然と感じた。







瞬く間にデュースの四肢は絡めとられ全身が覆われ、終には姿が見えなくなる。

「スペッ──仔犬ッ!!」

クルーウェルの悲痛な叫びが響く。反射的に構えた指揮棒は何の意味もなさず、魔法石も光らない。あまりの事態に平静を失いかけていた。それでも呼びかけた名を言いなおしたのは流石としか言いようがない。

数メートル離れた場所で立葵はデュースが呑み込まれていった場所を呆然と見た。身体が硬直するのを自覚する。指先が冷たい。血の気が下がっているのだ。思うように力が入らない。
自身の刀剣よりもその道に強そうだと思っていた相手が屠られたも同然の状況。動揺するな、という方が無理な話だった。

ギチギチ、と蔦が蠢く音が残った者たちの耳を刺激する。鼓膜を振るわせる。耳障りなソレに全身が総毛立った。
沈痛な面持ちで、しかし虚脱感に襲われる余裕など一秒たりとも無いのだとクルーウェルは口を開く。偏に経験がその行動を可能にさせていたのだ。

「Stand up!」
「で、もっ」
「Stand! Up! Quickly!」

単語や短文ならば通じる。短期間のやり取りの中でクルーウェルは察していた。だからこそ小さな子どもにも分かるくらい短い言葉で立葵を急き立てた。
教え子であるデュースは今、蠢く蔦に絡めとられた。その瞬間、咄嗟に魔法を使い庇おうとしたがこの場で魔法は使えない。指揮棒を構えたがそれ以上何もできなかったクルーウェルは、この場の誰よりも無力であり弱者だった。
しかし、だからと言って一方的に蹂躙されるつもりはない。教え子を失わせるつもりもない。ただ嘆き教え子の一人救えず、おめおめと自分だけが生き残るつもりなど毛頭なかった。

(奪われたのなら、奪い返すまで……!)

策も何もない。対抗できる力も持ち合わせていない。言語の壁に阻まれて状況も正確には把握できていない。
だが、クルーウェルの目からは光も力も失われていなかった。むしろ剣呑にぎらついているくらいだ。

──クルーウェルは教師である。そして、人間としてはこの場における最年長者である。その自負が彼を突き動かしていたのだ。
恐怖は消えない。それどころか今にも屈してしまいそうな空気が蠢いている。何しろ彼がこれまでの人生において経験したことのない物事ばかりが引き起こされ、襲い掛かってきているのだ。無理もない。
コミュニケーションもまともに取れない中、それでも持ち前のカリスマを発揮した彼は一人と二振りを連れ立ち蠢く藤の蔦から逃れる。
いったんこの場を離れ、状況判断と突破口を切り開くための策を練る決断をしたのだ。


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2020.12.23.支部にも投稿しました
2022.1.15.別館サイトに掲載

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